さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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生存√ウマ娘で僕の実装がいちばん遅かった世界線(僕産駒は子.孫.曾孫等が実装済)。



一番遅くて一番速いやつ〜!!

こんにちは。

トレセン学園に通うどこにでもいるウマ娘です。

というワケで新バ戦なのですが、

 

『えっ、なんでこんなところにルドルフ会長が!?』

『あっ、シロガネの先輩方もいる…!』

 

なんか有名な方々が見に来ているらしい。

青田刈りだろうか?

それとも引き抜きとかそういうアレかな?

いや、普通に新バ戦を観に来ただけかもしれないけどさ。

しかし、僕としてはあまり気にしないことにした。

だってもうレース始まっちゃうし。

…僕が注目されるワケ、ないし。

 

 

記憶の中に"在る"存在がいる。

だから、その存在のためにチーム:アルデバランを作った。

いつかきっと出会えるその日を待ちながら、僕らはずっと待っていた。

そして、見つけた。

 

「あの、キミ!」

「えっ、あ…」

 

いつもの演技を取り払ってまで距離を詰める。

逃がすものか、やっと見つけたというのに。

そう思って、手を掴むと彼女は驚いたように目を丸くした。

でも、僕は止まらない。

絶対に、離さないから。

この手を放したら二度と会えないような気がして、強く握りしめたまま僕は告げた。

 

「どうか、チーム:アルデバランに!」

「ちょっと待った、──シロガネハイセイコ」

「……なんです、──シンボリルドルフ会長?」

 

内心、軽く舌打ちする。

目的は分かっている…というか同じだろう。

"彼女"を見て、手を伸ばさないバカはいない。

 

「彼女はチーム:リギルで預かろう」

「ほう?…会長特権で?」

「いや、単純に今期の加入メンバーにどうかと、な」

「ふぅん、そんなこと言っていいんですか? そもそもルドルフ先輩が勝手に連れて行こうとしているだけでは?」

「……それは、キミも同じだろう?」

 

睨み合うこと数秒。

僕としては早く"彼女"を勧誘したいんだが……。

……仕方ない。

このままではラチがあかないので妥協案を出すことにした。

"彼女"の意志を無視するつもりはない。

あくまでこちら側の希望であって強要するつもりなど毛頭なかった。

が、それでも譲れないものがある。

だから、提案をした。

 

「"彼女"にリギルとアルデバランを体験してもらいましょう」

「エッ」

 

 

なんで、こうなったんだろう…。

こんにちは。

いま僕はチーム:リギルとチーム:アルデバランに取り合われている状況です。

なおこの両チーム、今年は新バを取るつもりがなかったそうですが…。

 

「えっと、つまり……どうなるのでしょうか?」

「ふむ、まぁ体験入部みたいなものだな」

「まぁ、そんな感じですね」

「へぇ~……」

 

よく分からないけれど、とりあえずリギルもアルデバランも体験入部させてくれるらしい。

…マジで?

 

「チーム:リギルは」

「チーム:アルデバランは」

「「キミを歓迎するよ」」

 

───シルバーバレット。

 

「…はぁい」

 

さて。

これから、僕ってどうなるの…?





僕:
シルバーバレット。
どこにでもいるウマ娘です!()通してください!!
新バ戦に出たら有名チームのリギルとアルデバランに勧誘されてしまったすがた(遠い目)。
僕、これからどうなっちゃうの〜?!

リギル&アルデバラン:
(僕を)離さない、ゆずれない、渡さない。

周り:
何かリギルとアルデバランが新バのウマ娘を取り合ってる…!?
どんな娘なんだろ?…あっ、ウチも欲しい!(取り合いに加わる系列子孫たち)
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