さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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シルバフォーチュン産駒のデジたん息子の話。



友だちいるのかな…?

トロイバックドアは無口なウマである。

キツイ顔立ちだが母親が母親なので鋭利な美人という感じだ。

栗毛の髪を短髪にし、キッチリと着た服。

真面目に過ごしてはいるが、友人は特に…という感じで。

 

「兄ちゃん」

「ロイ」

 

なので。

彼は暇さえあれば実家に帰り、きょうだいに会いに行く。

 

「今週はどうだった?」

「別に。いつもと変わんない」

 

いつも会うのは長兄であるシルバーチャンプ。

穏やかな兄はいつだってトロイバックドアをやさしく出迎えてくれる。

 

「そっか、なら良かったな」

「……うん」

 

トロイバックドアは昔から口数が少なくて内向的な子だ。

そんな弟が心配な兄は、何やかんや話すのだ。

 

「あ!お兄ちゃん!」

 

そんな兄弟が仲良くしているところに割り込む声があった。

 

「ウヅキ」

 

そこにはウヅキこと、シルバラストメモリがそこにいた。

彼女はトロイバックドアの一才下の妹で、きょうだいの中では末っ子の可愛い子である。

男兄弟の中唯一の、また待ちに待ち望んだ待望の女の子であるため、長兄に負けず劣らず過保護な兄なのだが。

 

「おかえり」

「おかえりお兄ちゃん!お帰りなさい!いつもお疲れ様!」

 

ウヅキはトロイバックドアの首に抱き着いた。

それを受け入れながら頭を撫でてやる。

 

「ただいまウヅキ」

 

*

 

「大丈夫かな…ロイは…」

 

他のきょうだいたちはそれなりに社交性があって友人だとかがいるのだが。

ロイこと、トロイバックドアだけは友人らしい友人が居ない。

基本話に出てくるのはトレーナーだけでそれ以外は…。

いちおうはシルバーチャンプの息子であるシルバープレアーとは仲良くやっているらしいが親類であるからして。

 

「心配だな」

 

シルバーチャンプは、弟を心配していた。

 

「大丈夫だろ」

「先輩」

「お前の弟なんだから気づいた時には勝手に気にかけられて取り合いでもされてるさ」

「俺の弟だからって何ですか」

「…自覚がないのも悪いもんだな」

 

心配の声をあげていると先輩-ステイゴールドに諌められる。

俺の弟だからってなんなんだと。

 

「まあ、なんだ。お前はお前で弟を心配してやればいい」

 

なでなでされるのに「そんなのに負けるわけが…ぐぬぬ」としているところで「お兄ちゃん」とかけられる声にハッとして。

 

「あーっ!ずるいずるいずるい!!」

「ずるいって…うおっ!?」

 

シルバーチャンプに抱き着いた幼女がステイゴールドを睨みつける。

それにステイゴールドはヒラヒラと手を振って。

 

「じゃあな」

「はい、先輩」

 

シルバーチャンプは、幼女を抱き上げながら手を振った。

 





見た目は目付きがキツくて寡黙なアグネスデジタル。
ちゃんと髪はあの色です。
真面目で成績も優秀だけど本人から行動起こさないので友達は少ない(なお)。
また父親と同じく二刀流。そして自在脚質。
趣味は…結構無趣味寄りそう。
競走バなのもあってレースの映像を見ること…ぐらいがギリギリかな?
……話の広がりないんだろうな。
ちな約束されたシスコン兼ブラコン兼マザコンらしい。

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