さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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好きな顔の好みも据え置き。



面食いなのは据え置き

「どうしたの?ジャーニー」

 

自分よりもやや小柄な幼なじみ-ドリームジャーニーの行動にシルバープレアーは首を傾げる。

こういうスキンシップはよくするけれど、無言のまま抱きついてくるなんて珍しい。

 

「別に」

「ふぅん?」

 

いつもは嫌がる頬のもちもちも嫌がらないのでこれはもう本当に珍しい。

相も変わらず可愛らしい顔立ちをしている。

他の人にそう言えば「どこが?」と怪訝そうな顔をされるが、シルバープレアーにとってはドリームジャーニーの顔は好みドストライクなので。

 

「……好きだよ、ジャーニー」

「ああ……はいはい、わかってるよ」

 

何度好きだと言っても彼は決して動じない。

そんなところも可愛らしくて大好きであるのだが、やはりもう少しだけ動揺する様子を見てみたいという気持ちもあったりする。

 

 

最近、アイツ-シルバープレアーの人気度が目に見えて増えてきた。

俺だけのプレアーだったのにという気持ちが段々抑えられなくなってきて、アイツが何も知らず受け入れるのをいいことにバレたらパパラッチ間違い無しの行為に走る。

アイツは、俺がこんな気持ちになっているなんて知らないだろう。

知らなくていい。

これは俺だけの感情で、この気持ちは墓場まで持っていくつもりだから。

 

「可愛いね」

 

何も知らないがゆえに、俺の行動を何でも受け入れて。

無垢に、幼なじみとしての「好き」を向けてくる彼に歯が疼く。

俺がお前にどういったことをしてやりたいのか知らないくせに。

どれだけ、俺だけのお前にしたいのか知らないくせに!

…そうは思っても、やったが最後拒絶されたら生きていけないので。

俺の愛しいシルバープレアー、そのまま何も知らないでいてくれよ。

そうすれば、お前はずっと俺のものだ!

 

 

血筋からしてこういう顔が好みなのかなと思う。

俗にいう治安の悪い顔。

というかそもそもサンデーサイレンス系の顔が好きなのかな?

お父さんは【金色旅程】さんが好きだし、おばあちゃんもおじいちゃん一筋だったとはいえスーちゃんがいる事実を考えると。

 

「可愛いね」

 

かくいう僕もジャーニーの顔がめちゃくちゃ好みだ。

みんなはそばに寄っていかないから役得で、よく彼の頬をもちもちと触らせてもらう。

彼は嫌がるけれど、それでも物理的な拒否はしないからついつい触ってしまうのだ。

 

 

アイツが俺に懐くのは当たり前で、それは俺がそう仕向けているからなのだが……最近それが少し辛いなと思うようになってきた。

俺の気持ちに気づかないまま無邪気に笑う姿に胸が痛む。

いっそこのまま素直に言って玉砕してしまおうか?

いや、それだと今まで築いてきた関係が崩れてしまうし何よりアイツを困らせるだろう。

それだけは絶対に嫌だ。

そんな悶々とした俺とは裏腹に。

 

「ジャーニーはかっこいいね」





銀系列はSS系の顔がめっちゃ好みなのが多いです。
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