さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

1391 / 1416

年中ラブラブです。



だいたいこんな感じ

我が旦那は私のことが大好きだ。

何故こんなにも好いてくるんだろうと思ったこともあるが、それは自分も似たようなものなので結局はいつものように愛し合うばかり。

…まぁ、仲睦まじく愛し合った結果、あんなに子どもができるとは思わなかったが。

 

「リリィ」

「おー」

 

ぎゅうと抱きついてくる夫にポンポンと頭を撫でてやる。

私よか少しばかり小柄な旦那だが、その差もたかだか…ぐらいのものなので、こうして抱きつこうがコロンと押し倒されようが、私は別に気にしない。

……まぁ、旦那の体重を私一人で支えられるかどうかと言われればそれはまた別の問題だが。

と、そんなことを考えていると旦那の体が離れた。

そしてそのまま私を抱き締める。

…いつものことだがよく飽きないものだ。

確かに私の体は誰もが振り返るくらいの抜群のプロポーションだが。

旦那は私より少し身長が低いので、私の胸のあたりに顔がある。

……その位置が落ち着くらしい。

私はそのまま旦那を抱き締めた。

 

「むぐ」

「…苦しくねぇか?」

「いや」

 

普通は苦しいだろ。

だいぶお前の顔、私の胸に埋まってるんだが。

だが旦那は満足そうだ。

……ならいいか。

そのまましばらく抱き締めていると、ふと旦那が口を開いた。

そして私の胸に顔を押し付けたまま、モゴモゴと喋る。

……くすぐったいんだが?

だがまぁ、別に嫌な気もしないのでそのまま好きにさせてやることにする。

すると、今度はもっとハッキリとした声で喋り出した。

それはまるで何かを確認するような口調で。

そして私はそれを聞き流すことにした。

だってこれはいつものことなのだから。

だから私はいつものようにこう返すのだ───。

 

「お前のせいだよ」

 

 

年々妻が育っていっている気がする。

元から抜群のプロポーションであったが、ここ最近では町に出るたびにナンパされているくらいで。

本人はその度に、旦那以外興味がないからと追い払っているが、それでも何人も寄ってきて正直腹立たしい。

俺よりいい男などいるはずがないだろうに。

そんな俺の妻は今日も可愛い。

……いや、本当に可愛いのだ。

元より美人で気立てがよくて料理上手な自慢の妻だが、最近はそれに拍車がかかってきているように思う。

 

「…また太ってら」

 

妻に恥ずかしくない旦那でありたいのにこの体たらく。

いくら妻の作るご飯が美味しいからといってこの太り方は…。

 

「お前、どれだけ痩せてると思ってんだ」

「リリィ!?」

「今でもまだ痩せてらぁ。太れ、ほらもっと太れ」

「キャーッ!?!?」





子どもたちはしょっぱい顔よくしてそう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。