ま〜たイカリソウ軸だよ!
今回はSS√です!!
目が覚めると知らない場所にいた。
やっとドリームトロフィーリーグから勇退して、これからトレーナー業だ〜!と楽しみにしていたところだったのにと半ば現実逃避していると聞こえてくる足音。
「…サンデー?」
見上げるとそこにいたのは何だかいつもより身長が高いマブダチのサンデーサイレンスで…。
*
あれから、サンデーの家に連れて行ってもらい僕のいた世界とこの世界の差異を教えてもらった。
僕の世界ではウマはウマ娘だけだけど、この世界ではウマ娘とウマ息子がいて、この世界のサンデーはウマ息子なのだという。
…だから身長高いのか。
「…ここに居ていい。時おり子どもが来るかもしれねぇから迷惑かけると思うが」
サンデーは行く宛てのない僕を受け入れてくれた。
元の世界ではマブダチだって話したのも効果があったのだろうか、それは分からないが世話になる代わりに家政婦みたいなことをしながら僕はサンデーの家で過ごしはじめた。
「あれ?貴女…」
「…ソイツはシロガネって言うんだ。住み込みの家政婦として雇ってる」
やっぱりサンデーはマックイーンと仲がいいのだなと微笑ましくなる。
サンデーと一緒に過ごし始めてからの僕は『シロガネ』と名乗れと何度も何度も、耳にタコができそうなほど言い含められた。
それを守って僕はそう名乗っているのだが、
「シロガネさんですか…。"銀色の一族"となにか関わりは?」
「…"銀色の一族"?」
メジロ家のマックイーンが出す名前なのだから有名な家なのだろうが僕は知らない。
こてりと首を傾げているとサンデーに「洗濯物畳んどいてくれ」と頼まれ奥へと引っ込むことに。
「…サンデー、今日は何のご飯がいいかなぁ?」
*
シルバーバレットと名乗ったそのウマ娘を見て、サンデーサイレンスは『あ、コレ俺が匿わないとヤバいことになるヤツだ』と一瞬で察した。
"シルバーバレット"という名前はトゥインクルシリーズに関わる者なら嫌というほど聞く名前だ。
基本的に他人に興味がないサンデーサイレンスだって知っている名前なのだから、それはよっぽどだろう。
日本初の凱旋門賞バ・BCクラシックバ。
芝2400m・2:19.0のワールドレコードホルダー。
そして、期待されていたところに飛行機の墜落で落命した悲運の存在。
サンデーサイレンスが"シルバーバレット"について知っているのはそんなところだ。
ならば何故、シルバーバレットの存在がバレたらヤバいと思うのか。
それは『銀色の一族』と呼ばれるウマ娘・ウマ息子の一族に起因する。
"シルバーバレット"の甥であるシルバーチャンプが興した『銀色の一族』が"シルバーバレット"に執着しているのは有名な話である。
自らの体が壊れ、死にかけるのも厭わないほどに"シルバーバレット"に執着しているのは有名な話である。
そんな家に、違う世界線とはいえシルバーバレットの存在がバレたら?
「どうしたのサンデー?ゲーム、楽しくない?」
「…いや、」
きょとんと自分を見つめてくる無垢な瞳に、サンデーサイレンスは友人として彼女が元の世界に帰れるまでその存在を隠し通し、守ることを、いま一度誓うのだった。
僕(ウマ娘のすがた):
また飛んでる。
第一発見者が
他のヤツらに見つけられてたら…怖〜。
発見された後は元の世界に帰る方法を探しながらSSの家にお手伝いとして居候している。
なお身の安全上の理由で外に出してもらえない模様。
でもマブと一緒にいれるからいっか!しているので問題はない。
マブダチ:
SS(元性別のすがた)。
『運命』が違ってさえすれば自分とマブになっていた存在と出会い…?
とりあえず警戒心諸々がない"僕"を見て元の世界に帰れるまで守り通すことをひっそりと決意した。
真正面から相対しなかったぶん、"僕"に狂わされていないヒト。
だがこれから…?
まぁそうなっても"僕"が信頼を寄せる限り、