さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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もはや3000円近く散財するとは思わなかったゼ…(遠い目)



コンビニにて

対象商品を幾つか買うと何かもらえるって、まぁよくあるよね。

そんなことを思いながら僕はコンビニの中をえっちらおっちらとさまよっていた。

いつもはファイルくらいのコラボなのに今回はいろいろグッズをくれるからなぁ…。

お小遣いが飛ぶね(確定)。

 

「…先生に渡したら喜んで消費してくれる、かな?」

 

カゴの中いっぱいに溜まった商品を見ながら遠い目をする。

こんなにコンビニで商品買ったのははじめてだ。

普段はそこまでこういうコラボに興味はないんだけど今回に限ってはコラボしているのがアルデバランの子たちだからねぇ。

 

「僕も参加してって言われたけど優先すべきは現役の子たちだし…」

 

それにしてもみんな可愛いなぁ。

この学生!って感じが良いよね。

やっぱりレースの時もいいと思うけどこういう日常風景を捉えたのもいいと思うんだよ。

そんな風に考えている内にあっという間に会計まで来てしまった。

何とかエコバッグに入った大量の商品とグッズを抱えてコンビニを出る。

 

「♪」

 

 

「珍しいね」

はひはへふは(なにがですか)?」

「バレットがそうやって一心不乱に何か食べてるの」

はぁ(あぁ)、…んぐっ!コンビニでアルデバランとのコラボグッズをもらうためにあれこれ買ったらこうなりまして。自分が買ったものならちゃんと消費しなくちゃなぁと」

「あぁ…」

 

それを聞いた先生はちょっとだけ苦笑すると僕の頭を撫でた。

ぐしゃぐしゃと掻き混ぜたりしない優しい撫で方。

先生のそういうところ、好きだなぁ。

ちょっと安心する。

と感じつつも、持ってきていたエコバッグの中からチョコとかパンとかをいろいろ出して机の上に並べる。

先生がココアを入れてくれた。

お菓子を食べながらそれを飲む。

うん、うまい。

疲れた脳みそには糖分が必要だ。

……なんかさっきから頭に乗ってる手の動きが地味に激しくなっている気がするけど。

 

「…先生?」

「ん?」

「あのー……」

「どうかした?」

「いや、どうかしたというか……」

「うん」

「……先生もいろいろ食べたらどうかな〜、なんて」

「う~ん……」

 

どう答えようか迷っているのか少し悩んでいるような声が聞こえる。

そうしてしばらくそうしていたら、──もち。

と、頬っぺたに触れられた感触があった。

え?と思って顔を上げるとそこには笑顔を浮かべている先生の顔がある。

 

「僕はもうお腹いっぱいだから大丈夫だよ」

 

……先生、絶対嘘じゃん。

顔めっちゃ幸せそうだもん。

絶対まだ入るでしょその表情。

しかもお腹鳴ってるし。

それに思わず苦笑いをして。

ちなみにその後、僕と先生は菓子パンを半分こすることになったのだった。





僕:
シルバーバレット(コンビニで散財したすがた)。
コラボグッズってヤツが多すぎるっぴ!
たぶん買ったものを胃の許容量的な問題でトレーナーにあげる。
それはそれとしてもらったグッズは汚れないように厳重に保管する。

トレーナー:
『先生』と呼ばれている。苗字は白峰。
僕のことをとても可愛がっている健啖家。
気づいたら担当バである僕とイチャついているヒトミミ(周りにはもう慣れられているすがた)。
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