この前のマス太×銀弾♀の話の続きというか。
実は銀弾︎︎♀が繁殖に入った時点でマス太はほぼ
いわく、牝馬に興味を示さず嫌々仕事をしてストレスが溜まった結果、気性に影響が出ていたからだとか。
そして銀弾︎︎♀が繁殖入りした後は毎度銀弾♀の
また、銀弾♀が繁殖入り初期、引き離された
自分たち兄妹が生まれた時、既に父母は老齢も老齢だった。
誰もがその名を知る名牝の母と、歴史の中に埋もれていた父との間に生まれた自分たちは物心ついた時には周りの援助をもって暮らしていた。
何故なら物心つく前に父母ともに寄り添って、幸せそうに虹の橋を渡ったからである。
「ねぇ、ハド」
「なぁに、ミラ」
歳の離れた兄姉が甲斐甲斐しく親代わりになってくれながらも、結局自分たちは自分たちさえいればそれでよくて。
だからずっとふたりだけで生きてきたし、これからもそうだと思っていた。
そんな自分たちの生活が変わったのは、ある夏の日のことだった。
「──私ね、一緒に
いつものように、ふたりで街を歩いていたら、突然彼女が言ったのだ。
そして、
「──あぁ、僕も同じだ」
同じようなことを、彼も返した。
容姿こそ分かたれたものの流石は一卵性の双子。
考えることは、そして『運命』とやらも
それからというもの、ふたりはそれぞれに『運命』の相手と共に覇道を猛進した。
魔に会うては魔を切り、神に会うては神を切る…と言わんばかりの勢いで己が『才能』という暴力を武器に大立ち回りを繰り返した。
時にはふたりの歩む道がかち遭うということもあるにはあったが、本人たちはそうそうない合縁奇縁に嬉々として踊り狂って魅せ、愉しんで(なおその様は第三者から見れば終末中の終末であり、『被害規模がデカ過ぎる兄妹喧嘩』と畏怖と畏敬を払って呼ばれる類のモノなのだが)。
ふたりの世界は、ふたりだけのモノ。
自分たちの『運命』以外はみな小道具のような。
歪な世界。
その姿は───かの父母の、生前の様とよく似ていて。
*
「おーおー、兄妹仲良くやってるみたいだなぁ」
「そうなの?」
「ほら、見てみろよ」
「…あ、ホントだねぇ」
過ごす場所が変わっても、シルバマスタピースとシルバーバレットは共に居た。
…まぁ、はじめはちょっとした騒動があったのだが決定権そのものであるシルバーバレットの鶴の一声によって「なら、仕方ない」と渋々ながら騒動は沈静化したのである。
それはさておき、今はとある昼下がりのこと。
ふたり揃って寄り添って、"あちら"を見ると我が子たちが元気にしている姿が。
「ハドもミラも元気そうでなにより」
「は?『双子だからソックリ!』じゃないが?目ェ腐ってんのか????」
「…バレット、落ち着いて」
「両方マス太に似た可愛くてカッコイイ仔じゃろがい!!」
「暴れないの!!!!」
運命の幼なじみ配合より。
双子:
シルバハードゲット&シルバミラーリング。
父シルバマスタピース母シルバーバレットな兄と妹。先行と逃げ。
"ハド"と"ミラ"と呼ばれている。
基本互いと走ることと自分の面倒を甲斐甲斐しく見てくれるトレーナーやチームの人にしか興味がない。
ライバル?なにそれ?
また一卵性の双子なので見分けがつかないが、分かる人()には雰囲気の違いで分かるらしい(ハドが父親似.ミラが母親似)。
父母:
シルバマスタピース&シルバーバレット。
双子の父母。見守っている。だがモンペ。
『父親ソックリで可愛ええ〜!』と思っている母と『母親の魔性を継いだ…』と額押さえている父。
ちな周りから『アンタらんとこの双子見分けつかねンだけど…』と言われては『は?節穴か?』とよく噛み付いているとか。
ハドは僕似でミラはあの子似なんですけどね…????
…アッ、そうだった。
あの子とずっと一緒にいたのは僕だから───。
……分からなくても、無理はないですよね〜。
ふふふっ♪(ドヤ顔)(満面の笑み)(勝ち誇り)。