さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

363 / 1416

(※第三者からの感想です)

激重感情(書くの)楽しい。いずれ万病に効く。
だがそれはそれとして、実馬時から母父【戦う者】の牝馬ちゃんと"仕事"する時は露骨って言われる【栄光を往く者】ェ…。
まぁ【白の一族】からして顔立ち似てて、顔見るだけで「あ、コイツ一族だ」って分かるらしいから多少はね?(ちな一番似ているところは目な模様)



スリルもショックもありすぎる!

まぁ、そりゃあ。

たしかにキミは良血のウマ娘ってヤツで、容姿端麗で文武両道で?

人気者だってのは猿でも分かる理だけども。

 

「…スー?」

 

囲まれて、笑顔見せて。

その笑顔が、外行き用に作られたモノだと知っていてもどうにもならずに。

ちぃ、と掴んだ服の裾は、控えめだというのに、まるで自分の心の内を表すようにシワを作って。

 

「ねぇ、スー?」

 

顔を、上げられない。

きっと、ひどい顔をしている。

何故なら熱いから。

何もかもが熱くて、焦点がグラグラと揺らいで。

この気持ちを、僕は言語化できない。

だから、この感情が何なのか分からなくて。

どうすることも出来なかったのだ。

 

「……ふぅ」

 

ため息と共に、彼女が僕の手を取って歩き出す。

僕よりも大きな手が導くままに、彼女の背中を追うようにして歩く。

そうして辿り着いたのは、現在の時間帯なら誰もいないだろう、校舎裏にあるベンチだった。

 

「ん」

 

そこに座った彼女は、隣を指し示す。

……座れという事だろうか?

促されるままに座ってみれば、肩を寄せるようにピッタリとくっついてきた彼女によって、こう、ぐるっと抱きしめられるような体勢になってしまって……。

 

「…嫉妬した?」

 

ニィ、といつもの王子様の顔には見合わない意地悪な顔をされる。

それに普段なら「そんなわけないだろう」と返すのに「…うん」と素直に返して。

自分をからかうように撫でていた指がピタッと止まったことに気が付かないまま、「……ごめんね」と続けた。

 

「……。…ッスー、謝る必要はないよ。僕も嬉しいもの」

「……そうなの?」

「あぁ、もちろん。だってあの子たちの前で、…こんな顔、出来ないだろう?」

 

それはどういう意味?

なんて聞く必要もないくらいに、ギラギラ。

どこか現実逃避気味に見つめた先には王子様などとは似ても似つかないモノが、牙を見せながら笑っている。

もはや獲物が自分から皿の上に乗ってきたとでも言わんばかりの歓喜の笑み。

絶対逃がさないぞ、とウマ娘の力を超えた火事場の力で握られる手首がキシキシ軋む。

 

(…どーしよっかなー)

 

言い訳。

 

 

それは、()()()だった。

誰もに慕われ、憧れられるトップスタァの…()()()()()()にしか見せぬ顔。

どんな相手でも平等に褒める唇で、すべてを映す目で、嗤い、弧を描き。

『愛』と呼ぶには行き過ぎて、遠に『憎』とすら言えるまでに育った情を、全力で叩きつけられる個人。

けれども。

 

「はぇ?グローリーのことですか?…まぁ、良い人ですよね」

 

当の本人はというと…?





【栄光を往く者】:
グローリーゴア。
『愛』ゆえ。
外面カンペキだが対【戦う者】になると出ちゃダメなところがまろびでる。
もはや共にいるところがサスペンス一秒前というか…。
なので、このふたりの関係は【栄光を往く者】の忍耐力と【戦う者】の神回避力から成り立っています!という…ね?

【戦う者】:
サンデースクラッパ。
低確率で踏み抜くが爆風はサラッと回避するタイプ()。
んで信頼している人に対しては何されても結局は許しちゃう甘々なところがあるので周りからよく「ウワッ」って顔されてそう(なおニッコリ笑顔の【栄光を往く者】)。
でも【栄光を往く者】のリードを握れるのは【戦う者】しかいないというのもまた事実なんだよなぁ〜…!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。