【追記】
誤字報告ありがとうございます。
1991年10月6日、稍重のロンシャン競馬場。
この場所で行われるのが芝2400mのG1・凱旋門賞だ。
出走馬はシルバーバレットを含めて15頭。
シルバーバレット以外の出走馬ほぼすべてが3歳か4歳の馬であり、その中でEl Senorだけが7歳馬で。
シルバーバレットは2番人気となった。
1番人気はキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスにてシルバーバレットの2着馬だったGenerousだ。
「まぁ、正当に評価されてる方かな…?」
「ブルっ」
ちらりと彼の方を伺ってみると一応は機嫌が良さそうだ。
これで人気が下の方だったら機嫌が悪かったんだろうなぁと思いながら僕たちはゲートに向かっていった。
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さて、海外の競馬では資金的に余裕のある馬主がレースを有利に進めるためにペースメーキング専用の逃げ馬を用意することがあるのだという。
ペースメーキング専用の逃げ馬とは、有力馬に有利なペースを作り出すために玉砕覚悟で逃げる馬のことで、ドッグレースの際に走らせるウサギになぞらえて『ラビット』と呼ばれることもあるそうだが。
まぁ、なぜそんな話をしようとしたのかというと、…シルバーバレットの横にびったりと張り付いている馬がいるからである。
ラビットかどうかは定かではないがシルバーバレットを意識しているのは明らか。
凱旋門賞のコースは日本競馬のコースより過酷だ。
道中10mの高低差に、直線は東京競馬場とほぼ同じ。
それに加え性質の違う馬場に大きい負担重量など。
負担重量は小柄なシルバーバレットに多くの負担をかけているはずだが、いつものようにしか見えない。
シルバーバレットは悠々と進んでいく。
ジャパンカップの時よりは少々スピードを落として走っているようだが、それでも早いペースだろう。
そして、6ハロン地点で競り合っていた相手が脱落していくのを後目に、シルバーバレットが駆けていく。
そして、
「行こうか」
東京に続き、今度はロンシャンの地で大地が爆ぜた。
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まさか競り合ってきてもらえるとは思わなかった。
でも、途中で落ちていったのは残念だったな。
下がっていく相手を尻目にスピードを徐々に上げていく。
そして、
「行こうか」
第4コーナーにかかったところで重心を下げる。
…振り落とされるなよ、相棒!
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このレースの結果から、後にエルコンドルパサーの凱旋門賞が生中継されることになったのは有名な話だ。
競り合われようが何だろうが総てを突き放して行った黒き影。
勝負の結果は、のちにシルバーバレットが『極東のセクレタリアト』と称されたところから察してほしい。
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1着 シルバーバレット 牡11 59 白峰透 *** R2:25.4 2人
僕:実績解除『極東のセクレタリアト』
空前絶後のバケモノ定期。極東が送り込んで来た悪魔。
芝2400mワールドレコード持ちは伊達ではなかった。
海外も、日本ですらも呆然とするしかなさそう。
多分固有はLvMAXだと思われる。現実で領域出すな。
2:25.4のレコードは後々更新されることとなるが稍重の馬場でこのレコードを出したのは後にも先にもコイツだけなので良馬場だったらどれほどだったのか…と今でも語り草になっている。
2着のタイムも馬場的にいえば標準だけど相手が悪かったとしか…。
とても可哀想。
後世、この結果から芝2400m最強馬はコイツで問題ないですよね?状態と化している。