おちろおちろと、願うのです。
世界を覆し、自らの存在をくべて、"星"になったアナタは。
今でも気が遠くなりそうな時間をかけて、"星"に届く誰かを待って、眠っているのだろうか。
"星"へ至るために、自分には不相応のアレコレを受け取る。
アナタの名のもとに、アナタの名のもとに。
アナタに『夢』を見て、アナタに『絶望』した誰かの
アナタが積み上げ、紡いだソレを。
自分は引き継げるだろうか、と思いながら進む。
アナタよりもずっとゆっくりに、追いつけずに止まって、足踏みして。
進まなくちゃいけない、と思うのに止まってしまう脚を『進め』と殴りながら。
善意で舗装された【
アナタに、ならなくちゃ。
*
揺らいでばかりの線だ。
真っ直ぐなんて何処にもないし、一定の形もない。
『
アナタに自分が憧れたように、自分も誰かの憧れになりたくて。
ただ、それだけの。
短い話だ。
只人が"星"になれる道理もなく、また世界を覆すことなぞ───できるはずもない。
それでも、薄れ、掠れた"
自分は"星"になれぬ只人だ。
幼いころの、夢も希望も亡くした、ただの殻。
なればその殻に【
"星"になれぬなら、なれぬなりに惨めったらしく地に這いつくばって。
「それでも」と、"星"を乞うてやろう。
「落ちろ、堕ちろ、墜ちろ!!」
乞い、願って───。
・
・
・
"星"は、ただ佇んでいる。
何処にも行くことなぞできず。
くるりくるりと決まった道筋を辿るように。
時たま偶然で、
"星"に、意思はない。
故に、願いを聞くことはないし応えることもない。
それは、かつてあった"誰か"の在り方と違うのだけれど。
それでも、いつか誰かが辿り着くかもしれないから。
そう思い、そう考えて、ただそこに在り続ける"星"。
そんな、"星"の話。
───……ああ、そうだなぁ。
お前さんにはきっとわからんだろうさ。
これは俺たちだけの物語だから。
俺たちだけが知っていればいいことだから。
誰にも教えず、語らず。
墓まで持っていく"おとぎ話"だ。
だから。
───邪魔しようとか、…考えるんじゃねェぞ?
ありゃあ、俺たちの"星"だ。
俺たちの、"しるべ"だ。
どこであっても光り輝き、希望であり絶望の。
俺たち、の……。
"星":
吉兆であり凶星。
今日もキラキラ光っている。
普段は漂っているだけだが、時折