コンプリート!…ではあるけどフワッとした感じで書いてるんで、ハイ…。
世相がきな臭さを帯びていたその時、当時のトレセン学園生徒会長であったそのウマが『賭け
いわく、その『賭け
自分は
「…そんな美味い話、あるわけないだろう」
だから、生徒会長たるウマは『賭け
がしかし、
「…国の犬っころがなンの用だ?」
一応は学生のかたわら、国家憲兵として働く己が易々と引っ捕らえられ、胴元の前に引き出された。
光源のほぼない部屋の中、見下ろす目付きをする胴元は生徒会長であるウマよりもずっと歳上に見え。
ふぅ、とキセルで煙を漂わせ、吸ったそれをぷかりと吐き出して一言、「帰れ」と言った。
「テメェみてぇなボンボンが来るトコじゃねンだよココは」
そう言いながら、胴元は周囲にいた部下だろう面々に「離して、どっかにほっぽって来い」と指示を出した。
*
『賭け
ヒト族よりも身体能力にすぐれるウマの中でも、生まれながらに大柄で力も強かったことと育った環境もあってか、成人したころには既にガラの悪い周囲をまとめあげ手腕を奮っていた。
シロノマガツ本人としては『人の上に立つ人間ではない』と下克上を積極的に推奨していたが、シロノマガツが考える以上にそのカリスマは強く、気付けば周囲の人間はみな心酔してしまっていたのだ。
故に、
「…また来たのか坊主」
自分を追い落とそうとする若いのが気に入って気に入って仕方がない!
己を『悪』と看做すなら勝手に看做せばいいのだ。
「テメェも暇なモンだなァ?儂に敗けるのが分かってるクセしてよォ」
自分を射殺さんばかりに睨みつける若造に嗤う。
巷が言うにゃ、『史上初の三冠バ』だとかどうだとかと騒がれているらしいが。
「…もうちっと濁の方も呑み込んだ方がいいと思うゼ?」
ぎゃあぎゃあと騒がしく
そう言って、にこりと笑えば…おお、怖い怖い。
「挑みたい阿呆から前に出な!この老耄が相手してやらァ!!」
【白の大侠客】:
シロノマガツ。
ホワイトインセイン・ホワイトノーマルの父であり、銀弾にとっては高祖父にあたる。芦毛。
生まれてから亡くなるまでずっと、治安の悪い地区一帯を取り仕切る大親分だった。
また【賭け
それはそれとして大親分が過ぎて、自分に逆らう骨のあるヤツがいなくて飽き飽きしていたところに現れた若造にゾッコンだったとか…?
若造:
トレセン学園の生徒会長兼巷で噂の初代三冠バさん。
学生でありながら憲兵として働いてもいるため、治安維持のために【賭け
そこから、もはや老境にいる【白の大侠客】に執着するようになり暇さえあれば
大正ごろから始まった血筋なんでね、この時代を生きている一族もいるよねって。