さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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ちゃんと生き残る世界線(なお怪我の程度や戦績は同じものとする)

【追記】
誤字報告ありがとうございます。


番外(結構好き勝手)
IF:もしも僕が…


ヒカルイマイという競走馬はサラ系という血統が影響したため二冠馬であるのにも関わらず種付けの依頼は極端に少なかった。

またヒカルイマイから誕生した産駒には牝馬が多く(牝馬の売却価格は牡馬の半分~3分の2ほどとなる)、生産者に避けられたことも種付けが避けられた理由のひとつとして挙げられるだろう。

 

なぜ、そんな話をしているのかというと、

 

『なぁ、チビ。

お前は俺の子どもとは思えねぇくらい可愛いからな。

目に入れても痛くないくらいだ。

だから、男は自分で選べるようになれ。

俺はお前が何処かの馬の骨に孕まされるようになるって考えたら気が狂いそうなんだ』

『うん、リリィ』

 

この世界のシルバーバレットが牝馬だからである。

 

 

牝馬であるシルバーバレットは体が小さいことが玉に瑕だが、可愛らしい顔立ちと牡馬を軽々と一蹴する強さから八大競走に出たことのない競走馬でありながら一定の人気があった。

そんな中での1984年毎日王冠にて、

 

『やぁ、お嬢さん』

『…』

『おい、聞いてるか?そこにいる可憐なお嬢さん』

『私のこと?』

『君以外に誰がいるってんだ』

『何の用』

 

ゲートに入るのを待っていると、とある牡馬に話しかけられるシルバーバレット。

 

『いや、なに。君のような娘がこんな場所にいるとは思わなくてね』

『そう』

『…にしても俺を見て何とも思わないのかい?』

『あぁ、私は栗東の馬だからな。見たことない顔だなとしか思わないよ』

『ハハ!そんな女初めて見た。俺の名は…』

『お、そろそろゲートらしいぜ美丈夫さん』

『おい!』

 

出鼻をくじかれたような牡馬にシルバーバレットは笑いかける。

 

『どうせ、アンタも私のケツを見るしかないだろうさ』

『んだと、』

 

どこまでも逃げる。

誰も私を捕えられるなんて思うな。思うんじゃねぇ。

 

『よォ、私のケツはどうだった?』

『…っクソ。なぁお前、』

『俺の女にしてやってもいいって?

ハッ、そりゃあごめんだこって!』

『あぁ!?』

『私はなァ、美丈夫よ。

自分より遅いヤツに興味なんざ無ェんだよ!

誰がお前の女になるかってんだ。馬鹿も休み休み言え』

 

グッと押し黙る目の前の牡馬にシルバーバレットは続ける。

 

『私が欲しいってんだったら、────力づくで奪いに来やがれ。

相手してやらぁ』

 

 

毅然と去っていく小さな後ろ姿を眺めるしかなかった。

 

『うわ、おっかないねぇ。振られたみたいだけど大丈夫かいシービー?』

 

顔なじみであるエースの野郎が話しかけてくる。

けど、俺は、

 

『…る』

『ん?』

『絶対俺のモンにしてやる…!』

『うわぁお』

 

こんなにコケにされたのは初めてだ。

イラつきもするがそれ以上に、

 

『ホント、おもしれー女』

 

どうしようもなく奪ってやりたくなった。




私:みんなの脳は丸焦げ。
この世界の僕。牝馬。顔立ちが可愛い。
これから「おもしれー女」する牡馬を量産していく。
流石の神様ってやつも「あっコレ面白…っ!生き残らせて子ども作らせたろ!」となったらしい。
引退後はコイツにつけるためにチキチキ☆種牡馬ダービーが開催されてそう。
CBやら皇帝やら…選り取りみどりだぁ…!
本馬的にはうまぴょいの時一番大人しいからという理由でオグリキャップを好みそう。
あとは強いメッスな主人公にマウント取ろうとしてくるので…。
普段の性格は大人しいのだが、幼い頃に母であるホワイトリリィの薫陶を受けたためレースの時は男勝りな性格となっている。

騎手くん:ここでも主人公にメロメロ。
主人公引退後は馬主とともに主人公モンペと化す模様。
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