僕とマス太の夢のレース(白目)。
『勝ったら、言うこと
現役から退いて結構な時間が経ったワケだが、
『とうさま〜』
「ん?どうした?」
『走り方教えて〜!』
子どもからそう頼まれれば仕方ないよね!
…というワケで、
「手伝って!」
「…そうは言っても僕の方も引退してだいぶ経ってるよ?」
親友のマス太に頼んでみた。
マス太だって子どもがいるしね!
一緒に観戦させてあげようぜ!と頼んでいるのだがめちゃくちゃ渋ってくる。
『昔のレース映像とか見せてあげればいいじゃない』だとか何だとか。
でも映像より生で見せてあげた方がいいと思うし…。
こんな近距離の位置でG1バがふたりいるんだからさぁ。
「芝1600m左でどう!?!?!?」
「…。必死だなぁ」
「今考え込んだよなァ?!」
お?行けるか?と思ってもまだ渋ってきやがる。
お前子どもにも『とうさま走って〜』って頼まれてんのに何を嫌がってんだか…。
う〜ん。なら最終手段、出すかぁ。
「マス太、マス太」
「…なぁに?」
「こっち来て。しゃがんで」
呼びかけると素直にやって来て、しゃがんできたマス太の耳にコソコソコソ…。
ポソポソポソッと囁きかけると一瞬で目の色が変わった。
「…バレット」
「ん?」
「ホント?」
「うん」
「ホントに、ホントだね?」
「…僕はウソつかねぇよ」
「……なら、いいよ。やろっか」
「ッしゃ!」
*
スタートの号令は僕の息子であるシロガネハイセイコがしてくれる。
ふたり揃って柔軟をキッチリしてからスタートラインにくると、ゴールの方で待っている子どもたちが『とうさまガンバレ〜!』なんて。
「負けられない?」
「…そうだね」
「じゃあ、おふたりとも位置について」
「はーい」
「うん」
────スタート。
(…ッシ!)
よかった〜。今も普通に使えた〜!!
今でも使えるかな〜?大丈夫かな〜?と不安に思っていたが大丈夫そうだ。
そしてそのまま普通に、ジョギング感覚で進んでいたのだけど、
「────ッ゛!?!?!?」
不意に、ぶつけられたプレッシャー。
後ろに振り向きたいのを抑えながら走るが、
踏み込む音がする。
それを聞いて僕は、
後ろから迫ってくる野郎に悪態をついた。
コイツ、現役の時よりも本気じゃねぇの?!
軽くキレながら脚を回す。
そして、
「だァああああああああぁぁぁ!!!!」
「はァああああああああぁぁぁ!!!!」
…その勝敗がどうなったかって?
それは、
僕:
シルバーバレット。
イメージカラー: リードグリーン
色の内容:いつも希望を抱き前に進もうとする人
色言葉:リラックス・社交的・前向き
子どものために模擬レースを見せてあげたつもりが気づいたら>>ガチ<<になっていた。
【
今回のマス太に対して『コイツ現役の時よりも本気じゃねぇか?』と思った模様。
いや、今回と同じ文言を他のウマに言っても同じことになってたと思いますよ?
マス太:
シルバマスタピース。
イメージカラー: モーベット
色の内容:ひたむきで使命感のある期待の星
色言葉:自主性・天才・感性
『約束』、破らないよね?(真顔)
模擬レースだがスキルガン増しで挑んだ。
マイル戦に関しては世代的に【マイルの皇帝】と二分していたのでそれなりにお強い。
いちおう戦績的に安田記念二回獲ってるし(1984・87)。