【皇帝】&【ターフの演出家】からは重ね合わせられつつ執着され、同期周辺世代からは激重執着を受け…してるのに最終的には「ンなこた知らねぇ」とばかりに異国の年下ウッマ選んで骨を埋めちゃうのBSS感スゲェな…(こなみかん)。
入学当初は、嫌な注目のされ方をしていたサンデースクラッパ。
何故なら見せつけるように、かの【皇帝】と【ターフの演出家】に『期待してるよ』なんて声を掛けられている新入生───注目しない、ワケがない。
だが、それも入学から一週間経てば収まった。
…その実力で以て『本物』だと証明したが故に。
「……」
だから、だろうか。
ジュニア級を恙無く終え、クラシック級となっても友だちひとりいないのは。
他のみんなは仲良く連れ添って食堂なり遊びになり行くのに、サンデースクラッパは本来仲良くなるはずの同室のウマをものの数ヶ月で心を折って、辞めさせてしまったから。
…やさしい、先輩ではあったのだ。
まだ嫌な注目をされていた頃のサンデースクラッパを身をもって庇ってくれた人だった。
けれど、
『───────…、』
サンデースクラッパから頼んで付き合ってもらった併走で…向けられた目。
『絶望』を、遥かに越えた『恐怖』。
それが、周囲全体からのサンデースクラッパの評価になるのにそう時間はかからないまま。
「キミは、」
「はい」
「
「はぁ、」
同年代の友が出来ず、逃げ込んだ先はかつて【皇帝】と謳われ、今は臨時生徒会長となっているシンボリルドルフの元。
「誰か引き継ぐに値すべきウマが現れたのなら今にも引き継ぐ」とは当人の言葉だが。
「けど」
「…何かな」
「僕は生徒会長とやらには向きませんので」
どことなく、【皇帝】がそうしたがっているのは分かっている。
でも、
「僕はみんなを導く"星"にはなれやしません」
貴方や、───"あの人"みたいに。
・
・
・
「スーちゃん!」
聞こえてきた声に、サンデースクラッパはようやっと顔を上げた。
「ヤッちゃん」
「スーちゃん凄かった!バビューンって行って…!」
抱き着いてきた小さな影を優しく受け止め、話を聞く。
子ども-"ヤッちゃん"ことヤツドキ、またの名をシルバーチャンプはサンデースクラッパにとって可愛い甥に当たり。
「スクラッパ」
「スーちゃん」
「父さん!シーちゃん!」
「…お久しぶりです、オグリさん、シービーさん」
その父である【芦毛の怪物】オグリキャップが引率で、…きっとその折に【ターフの演出家】ミスターシービーと出会ったのだろう。
「久しぶりだな。元気そうで何よりだ」
「うん、スーちゃんなら大丈夫だと思ってたよ!」
「……ありがとうございます」
言祝ぎにペコ、と会釈する。
多分この調子だと同じように電話で言祝ぎがありそうだ。
「あの、」
「ん?」
ちょっと話をしてしばらく。
「どうしたら、もっと強くなれますか?」
ミスターシービーはシルバーチャンプが「トイレ」とのことで連れて行って不在の中。
「そうだな…」
「…」
聞きたかった話だ。
今日、サンデースクラッパは日本ダービーという一生に一度の栄光を歴史的大差で制したけれど。
(…【
『時代を作るウマが至る、当人も知らない豪脚』『限界の先の先』───。
「……ライバル」
「はい?」
「誰か、ライバルを作るといい」
「…ライバル」
「かつて私たちを称した誰かが言っていたが、」
───『
「…そう、ですか」
「あぁ、」
「……」
それから、三人と別れてフラフラ歩く。
「…ライバル、か」
今までを思い出す。
ライバル、ライバル…ねぇ?
「誰も、」
───誰も、僕に追いつけたことない癖に。
「…だから、無理なんだ」
「せっかくアドバイスしてもらったのに…ごめんなさい、オグリさん……」
【戦う者】:
サンデースクラッパ。
L'Arcローテ√邁進中。ナチュラル強者側。
入学当初は【皇帝】と【ターフの演出家】直々に『期待してるよ』されたせいで嫌な注目を浴びていたが実力で黙らせた。
まさに半兄弟ソックリに周囲を地力の差で絶望させ、遂にはぼっちに。
なので昼食は常に臨時生徒会長してる【皇帝】のところで取っている。
またもっと強くなるために『
でもそんなの現れるワケないじゃん…しているらしい(今のところは)。