さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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めちゃくちゃ広告塔定期。



あなたは人気者

「え〜っ?…仕方にゃいにゃあ」

 

何だかんだ言いつつも、シルバーバレットはアルデバランというひとつのチームをまとめあげるリーダーである。

リギルやスピカのようなどこか少数精鋭のチームとは違い、アルデバランはどうしてだか人数がまぁまぁ多いのでシルバーバレットはいつもてんやわんやだったりする。

個人個人のオフとか何処で練習するかとか、人数が多いぶん把握しなくちゃいけないからね。

そんな日常を日々過ごしているため、シルバーバレットは自分のことをしっかり者だと思っているが…。

 

「リーダー!!」

「はぁい。なぁに?ハイセイコ」

「…やっぱり生徒会室(ココ)にいましたか。行きますよ」

「えー?僕が居なくてもみんなちゃんとトレーニングしてるでしょう?」

「ルドルフ会長の仕事の邪魔だって言ってるんですよ」

「えぇ……横暴だなぁ……」

 

ムスッとした顔で去っていくアルデバランのサブリーダー:シロガネハイセイコを見送ってからシルバーバレットはゆっくりと立ち上がる。

 

「おや、もう帰るのかい?」

「ここまで探しにこられちゃあ流石にねぇ。…残念」

 

 

張本人はまったくもって知らないが、チームリーダーという地位についた今でもシルバーバレットというウマは虎視眈々と狙われていて。

甘言を謳う、その懐にはいつだって転入届が入っているのをチームメイトは知っている。

ライバルであればあるほど恐ろしい強敵に成りうるウマだと理解しているからこそ、最近では何かと口実をつけて共に行動しようだとかもっとレースを共に観戦しに行こうだとか……。

各々への牽制であるのか、チーム外からたびたび誘いの言葉がかけられるのがここ最近のこと。

 

「やっぱり断ろうとか思ってたんですかね?」

「…あの人にそんな考え、あるわけないだろ」

「あぁ…」

 

シルバーバレットは自分が狙われているとは一ミリ足りとも思っていないので、自分以外のチームメンバーのことは完全確実にシークレットとしているが、自身のことに関しては笑えるぐらいに開けっぴろげだ。

確固たる自信ゆえか、トレーニングメニューまでマジマジと見られようがニコニコと笑うばかりだし。

 

「でも、あの人は僕たち優先ですからね〜…」

「うわ、悪い顔!」

「うるさい」

 

シロガネハイセイコ含むチーム:アルデバラン面子は『リーダーが欲しくば自分たちの屍を越えていけ!』という自論を持っているため、まぁなんというか……シルバーバレット争奪戦は決着が見えないというのが現状なのだ。

 





僕:
シルバーバレット。
今日も今日とて争奪戦定期。
大切な大切なチームメンバーの情報は完全秘匿して、その代わりに自分の情報をポイポイしているタイプのリーダー。
なのでアルデバランの広告塔みたいなことにもなっている。
また性格が引退後ベースなのもあってフレンドリーなので老若男女人気が高い。
でもグッズは…ウン。
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