聖蹄祭本番編。
「リーダー様の言うことは?」
『…ぜった〜い』
俺の失言をもって、チームアルデバランの聖蹄祭の催しは『ウサギちゃん喫茶』と相成った。
そしてそれを聞いた女子組がハッスルに次ぐハッスルとなり、服や化粧品、果ては喫茶で使う食器やら食事やらが集まる始末。
「あ、ハイセイコたちは喫茶の方の統括よろしくね〜」
「…ぁ、はい」
鬼の右腕であるハイセイコ…先輩-シロガネハイセイコは、信奉するリーダー(今回は強権発動中)のシルバーバレットに倣って女装しようとしていたようだが。
「僕はずっと女装しておくからさ!それと比べるとキミたちは客引きの時だけでいいんだぜ?…ね?」
そんな、ミニスカ履けって言ってるワケじゃないんだからとケラケラ声。
「タイツもデニール高いの履いてもらうし…服も骨格とか喉仏とかが隠れるやつに…」
ほ、本気だ…。
コイツ本気だ!!!!
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それから。
時が経つのは早いもので、本番となった。
リーダーはお早いことに外部の客が入り始めた時間キッカリにアルデバランに宛てがわれた部屋から飛び出していったようで、聖蹄祭は始まったばかりというのに次から次へとてんてこ舞い。
予定以上に人員整理だとか「チェキ撮ってください」だとかのオーダーを捌いて、ようやく一息ついたのはお昼も過ぎた頃。
「アウトレイジ〜、客引きよろしく〜」
「ゲッ!」
「僕はこの可愛いフォーちゃんを然るべきところにお披露目してくるからネ!」
「…ウッス」
飯をかっこんで、女子組にヤイヤイ言われて出来たのは目付きのキッツイ俺-シルバアウトレイジ(女装)。
こんなのにわざわざ近づいてくるヤツなんざいないだろ…と、『チームアルデバランのウサギちゃん喫茶!』看板を持って闊歩すれば出るわ出るわ。
「先輩!何でそんな格好してるんですか!?!?!?」
「お〜、【飛行機雲】。よければ行ってくれや。ほらサービス券、チェキ一枚無料」
何だかんだと絡んでくる知り合いにサービス券を握らせて、何やかんや。
「ほらほらまとめの会に行くから体育館行くよ〜」
ニコニコしてるアンタはいいよ、アンタは。
でも、何で、俺らは…!
「女装なんですかねぇ!?」
「え?いやだって全員分お披露目したいじゃん。みんな可愛いもの」
客引きとは言っても時間的には細切れだったしね。
それにネット調べたら可愛くなったみんなが見たい〜!!ってご要望があったから…。
「ファンの望みには逆らえないんだ!」
「今日ぐらい逆らえ!!!!」
「…そんなこと言うならチームグッズに各々のチェキ追加するよ?」
「ごめんちゃい」
「よろしい」
僕:
シルバーバレット。
チームアルデバランのリーダー。
リーダーなのでずっと女装してた。
客引きのために学園中を駆け回ったが、駆け回るたびに知り合い(CBやら【皇帝】やら)に捕まってはあれやこれや。
最終的にはチェキ無料券握らせて黙らせた模様。
それはそれとして可愛く着飾った可愛い妹を【
元より特に気にしないタイプ。
【銀色の激情】:
シルバアウトレイジ。
戦犯であり功労者。
銀弾(の後ろにいるシロガネハイセイコ)に逆らえず無事女装。
後輩である【飛行機雲】に代表される知り合いに絡みに絡まれたがチェキ券を渡して事なきを得る。
はじめはヤイヤイ言っていたがすぐ慣れるタイプ。
『ウサギちゃん喫茶』:
チームアルデバラン伝説の催し。
中々グッズも出さなければ表舞台にも出ないアルデバラン面子と交流できるかと思えば、アルデバラン面子の中でも屈指の人気を誇る選手(銀弾、アウトレイジ等諸々)がゲリラ的に女装して客引きし出し…。
しかもその女装のクオリティが高いことに加え、各々が各々の空き時間に出没しないレア感からネットで話題騒然に(ちな銀弾は常時学園内を駆け回っているので探そうにも何処にいるのか不明)。
なお企画者である銀弾はここまで大事になるとは思っていなかった模様。