さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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説☆得。



約束されしクソボケ

ハローハロー、どうもサンデースクラッパです。

故郷から離れ約数年、長くもあり短くもありな現役生活を終えて久しぶりに家族の元へ帰る、もしくは第二のバ生の生活基盤を整えようとしたところで。

 

「絶対に、帰さない」

 

思わず顔が青ざめるくらいの窮地に立ってしまいました。

 

 

さて、状況説明をしましょう。

今、僕の目の前にいるのは僕と時を同じくして引退した親友兼ライバルのグローリーゴア。

無敗の三冠バだったこの子を僕がブチ負かしたのが関係の始まりだったんだよね…というのは置いておいて。

 

「あの〜…グローリーさん」

「なぁに?」

「僕の携帯とかキャリーケースは…あのあのあの」

「…後でね」

「ヒエッ」

 

何で着のみのままで対峙してるんですかねぇ!?

というか目覚ましかけて起きたら空港へGO!するはずだったのに目が覚めたら眼前にハイライト失った親友の顔があったの怖かった!!

しかもなんか拘束されてるし!!

 

「…………」

「あーっと、そのですね?言ってなかったのは悪かったというか」

「…………」

 

無言の圧力がすごく怖い。

まぁ後々手紙なり何なりを送ればいいカナ〜と思ったのはたしかだけどまさかこんなことになるとは思わなかったんだよぉ……。

 

「えぇと、とりあえず話を聞いて欲しいんだけど……」

「……いいよ」

 

……あれ?意外とあっさりだな。

いやでも油断させてから何かするつもりかもわからない。

ここは慎重に行こう。

 

「あ、あのさ、僕引退したじゃん」

「そうだね」

「だからちょうどいいし家族に会いに行こ「それで帰ってこないつもりだった?」へ?」

「僕を置いて」

 

ん?いきなりどうした?

それになんか雰囲気が変わったような気がするようなしないような。

 

「ち、違うってば!」

「じゃあなんで僕に何も言わずに此処を引き払うなんてバカげた真似を?」

「そ、それはほら、稼いだ賞金もあるし!もっといいところに引っ越そうって…アハハ」

「…嘘つき」

 

視界が揺れて、やんわりと首を掴まれる。

いや待てコラ、キミの筋力をもってしたら僕の頭と胴体がオサラバするんですけど!?

 

「茶化すな」

「ふぁい」

 

…マ〜ジでド低音だった。

 

「僕をこんなに滾らせたクセに」

「はい?」

「僕はキミのせいで!!」

 

はっはァ〜ン?

ちょっと何言ってるかわかりませんね(現実逃避)。

 

「…キミのせいで全部ぐちゃぐちゃなんだよ」

「はえ〜…」

「だから、責任取って」

 

なおそれに続く言葉は「キミが住む家も仕事も何もかも用意しているから第二のバ生を恙無く此処で送ってくれ」とする。





【戦う者】:
サンデースクラッパ。
その血の運命なクソボケ。
フツーに合鍵を渡していた関係から帰国しようとしていたところを見つかり無事捕獲。
そこから説☆得を受け永住することに。
最終的には永住地での生活に慣れ親友との生活たのちい!になる。

【栄光を往く者】:
グローリーゴア。
ギリギリセーフ。
自分の様々をぐちゃぐちゃにしていったクセに「帰るわ!」しかけたクソボケを全身全霊で捕獲した。
また普段より口数多め+本音で説☆得し、勝利を勝ち取る。
なので【戦う者】の目が他に目移りしないようにめちゃくちゃ頑張ってるんだよな。
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