白銀
いやそもそも、白峰家という家自体が村八分…とはいかないまでも、他の村民から少し距離を置かれていた。
白峰家は、代々馬に関係する仕事に就いているようだが、馬に関する執着が並大抵ではないらしく。
しかもまた、世話される馬の方も白峰家の者に懐いている…というのも烏滸がましいぐらいに。
馬と白峰家は切っても切り離せない関係にあり、その執着が故に、村民から気味悪がられている。が、
「帰んぞ、
「はぁ…」
「おばさん、お邪魔します」
「あら…いらっしゃい…?」
自分たちから関わりに行くならいざ知らず、自分からテリトリーに入ってくる人間なんて。
そんなもの、今まで見たことも聞いたこともなかった、
そんな日常が気づけば二十年近く続いたある日、
「…あの、
「ン、どした?」
「…馬、買わない?」
「は?」
大人になった
そしてその頃には、
「…お前がそんな頼み事するなら、よっぽどのことなんだろ。ヨシ、分かった」
「え、」
「で、何頭ぐらい買えばいい」
「な、何頭って…」
普通なら断られるだろうことをあっさりと了承されて、思わずしどろもどろになる。
だが、目の前の
「えっと……その、」
「ンだよ。ハッキリ言えって」
「……本気ですか?」
「あ?馬買うんだろ、何頭だっつってんだよ」
そう当然のように告げられて、
そこは近づいただけで何だか普通では無いとありありと分かる場所だったが、確固とした証拠は見つからず。
そんな牧場で、
「…僕がいない間にどうしました?」
「……欲しい馬が、いたんだが断られた」
「大人の馬なら断られますよそりゃあ」
「いや、ありゃあ子馬だった」
「へぇ…?」
「金ならいくらでも出すつったんだけどな、断られたよ。逆に他の馬を勧められたが…」
「ふぅん。…その馬、なんて呼ばれてました?」
「『先祖返り』、だと」
白銀
会社を投手の座と共に継いだ後。
大体40代近く?
ある日、父親の跡を継ぎ調教師となった
そこでとある子馬に惹かれたが、断られてしまった模様。
白峰
父親の跡を継いで調教師に。
ふと訪れたとある牧場に何かを感じ、知己である
ある子馬を欲しがる