さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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経歴を何も言わずに店してる感じ。



或る店

「よ〜し、今日も頑張るか〜!」

 

どうも、おはようございますシルバーバレットです。

ぐぐーっと背伸びした僕は現在、まあ細々とやらせてもらっている趣味の店の開店準備中です。

はじめは誰か来てくれたらいいな、ぐらいの採算度外視だったけれど最近は毎日お客さんが来てくれるので、それなりに売り上げも出ている。

まあ、まだまだ頑張らなくちゃなんだけどね〜。

 

「あ、いらっしゃい!」

 

 

あ、こんにちはシルバープレアーです。

この店、朝と昼と夜で店主が違うんですよね。

朝は…なんというか定食屋さん?みたいなものなんですが、昼はカフェやってるんですよね。

で、夜はバーになるんです。

バーの方は僕の息子がやってるのでよければ行ってみて下さいね。

 

「あ、いらっしゃい!」

「……どうも」

 

最近常連になってくれたお客さんだ。

いつもカウンター席の端っこに座って本を読んでいる子で、結構かわいい。

 

「いつもの、で」

「はい」

 

ブラックのコーヒーと、オマケにクッキー。

 

「ありがとうございます」

 

彼はいつも、嬉しそうにそれを受け取るのだ。

とはいえ、

 

(今日も読んでる本の向きが逆さまなんだよねぇ…【英雄】ってば)

 

 

ばんは〜、今から開店で〜す。

いちおう店主やってます、シルバアウトレイジっス。

本来はあのふたりのどっちかが店主やりゃあよかったんでしょうけど、二人そろってあんま酒に強くないんで。

しゃあなしです、しゃあなし。

 

「いらっしゃ〜い」

 

けど飲み過ぎて暴れだしたら容赦なく外にほうりだすんで、…そこんところよろしくお願いします。

オススメ?

ん〜、爺さんが仕入れて来てるのならだいたい美味いと思うんすけどね。

あ、コレとかよく頼まれて人気ですよ。

でも度数低めで飲みやすいのならコレとか。

 

「あ、どうも」

 

常連のお客さんっす。

いっつもカウンターの端っこで酒チマチマ舐めて、もそもそツマミ食ってるような感じです。

…アイツ、あんま酒強くないんだけどなあ。

 

 

ん〜?俺はただの仕入れ担当だよ。

シルバーチャンプ、よろしくね。

俺も元々店立てって伯父に言われてたんだけどさあ、伯父の料理と比べられたら嫌だからねえ。

だからこうして、美味しい酒とか食品の仕入れ担当してるってわけ。

 

「あ、いらっしゃい!」

 

お久しぶりです〜、お元気そうで。

え?久しぶりに厨房立てって?

ハハ、ご冗談を。

たまにしか厨房立たないやつがファンつけてもどうしようもないでしょ。

…ま、これからもいいモン仕入れてくるんで。

ご贔屓に、ね?





店:
どこかにある時間帯によって形態が変わる食事店。
朝は定食屋みたいな感じで昼はカフェで夜はバー。
どの時間帯でも料理が美味しいことで知る人ぞ知るお店。
もしかしたら往年のトゥインクルシリーズの有名バも来てることがあるかも…?
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