デコボコ。
(首、いたぁい…)
自他ともに認める親友であるサンデースクラッパとグローリーゴアだが、その身長差はあまりにありすぎた。
普通に2メートル超えているグローリーゴアと最近何とか160センチ台に到達したサンデースクラッパとでは、大人と子どもくらいの差があるのだ。
「…スー、大丈夫?」
「うぅ……首が痛い」
「しゃがもうか?」
「それは何か屈辱的だからヤダ…」
まあ四捨五入して50センチ、差があるというのはどちらがどちらの立場にしても大変なことであった。
サンデースクラッパからしてみればグローリーゴアを見上げなければならないし、グローリーゴアからしてみればサンデースクラッパの話していることがあまり聞こえない。
「うぅ……ぐぬぅ……」
「スー、大丈夫?無理しないで」
「うぅ……」
「……。ちょっと、ごめんね」
「!?」
グンと、急に上がる視界にサンデースクラッパは一瞬暴れかけた。
しかしすぐに近いところに親友の顔があったので落ち着いた。
よく身長差があるとはいえどティーンの体を持ち上げられるなと、そのまたすぐにグローリーゴアの腕を椅子にしながら思った。
「どう?スー、これなら首が痛くならないでしょう?」
「……うん」
グローリーゴアがサンデースクラッパを持ち上げた場所は、ちょうど彼の上半身ぐらい。
そしてそのまま座れるような段差に移動すると自分の膝の上にサンデースクラッパを座らせたのだ。
こうすることで身長差はなくなり、2人の目線も合うようになる。
「これで大丈夫だね」
「……うん」
流石に天下のグローリーゴアと言えども、ずっと抱きかかえるのはキツかったのかしらとサンデースクラッパは考えた。
「でも、重くない?」
「全然」
「……そう?ならいいけど」
「スーは軽いよ。ちゃんとご飯食べてる?」
「食べてるよー」
そう言ってグローリーゴアの膝の上で伸びをするサンデースクラッパ。
そんな親友を優しく撫でながらグローリーゴアは言った。
「ねえスー、今度一緒にどこか遊びに行かない?」
「え?どこどこ?」
「んー……どこがいいかな……」
程よい日差しの中、ふたりはクスクスと笑い合う。
今だって遊びに行っているようなものなのに、もう次の話をしようというのだ。
「あ、じゃあさ!海行こうよ!」
「海?」
「うん、海行きたい。…こんな季節だけど」
「…いいね、行こうか」
「やった!」
ぴょんと膝の上から飛び降りると、グローリーゴアの方もよっと立ち上がる。
それから「おなかすいちゃった」と言えば、「こっちにオススメのお店があるから」なんて。
「ふへ、えへへ」
「?」
凸凹:
グローリーゴア&サンデースクラッパ。
巨人とチビ。
身長差ゆえ互いに悩むこともあったり。
でも仲良し〜なので最終的には距離が近くなる。