さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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たぶん数年後くらいには猫屋敷になってそう。



猫といっしょ

「おはようミーさん」

 

挨拶すると「みゃあ」と愛らしい声が返ってくる。

モゾモゾと布団が動いて、スポンッと出てきたのは僕の家族であり同居猫のミーさん。

綺麗な三毛猫さんでかぎしっぽがチャームポイントな、かわいい猫さんだ。

「みゃあ」とミーさんが鳴くと、僕の膝の上に乗っかってくる。

どうやら朝の挨拶をしているようだ。

 

「よしよし、ミーさんもおはよう」

「みゃあ〜」

 

頭を撫でてあげると気持ちよさそうにするミーさん。

かわいいなぁ〜。

さて、朝ご飯の用意しないとね。

台所に行き冷蔵庫から卵を取り出す。フライパンに油を引いて熱して、そこに溶いた卵を流し込む。

半熟状態でひょいとフライパンから皿によけるとウインナーをそのまま焼く。

その間にミーさんにご飯をあげて、でもいつも通りすりんすりんと僕の足に擦り寄ってくるミーさんに「コラコラ」と苦笑して。

 

「ミーさんはいい子だねぇ」

 

僕が食卓に着くまでご飯を待っているミーさんは、僕が「いただきます」と言ったのを聞いたあと「みゃおん♪」と鳴いて食べ始める。

 

「ミーさん、おいしい?」

「みゃあ」

「そっかぁ〜よかった」

 

僕もご飯を食べる。

ミーさんもご飯を食べる。

そうして朝ご飯は終わり、僕は学校に行く準備をする。

制服に着替え鞄を持って玄関に行くと、そこには「一緒に外行く〜!」とミーさんが待っていた。

 

「じゃあ一緒に行こうか」

「みゃあ!」

 

元気よく鳴いたミーさんと一緒に僕は家を出る。

外は快晴で、眩しい光が僕たちを照らす。

 

 

僕が学園で学業に勤しんでいる間、ミーさんはどうやら学園内をお散歩したりお昼寝したりしているらしい。

というのも、時折見かけるからだ。

窓際の席だから下見た時にこう…ね?

まぁ、ミーさんなら大丈夫でしょ。

 

「みゃあ」

「ん?どうしたの?」

 

学園から帰っていると、ミーさんが何かを見つけたのか鳴く。

そちらを見ると何やら黒い物体が……。

あ、猫だ。

どうやらその黒猫は怪我をしているようだ。

僕はミーさんにちょっと待っててねと言って、その黒猫に近寄っていく。

「にゃー……」と弱々しく鳴いている黒猫の様子を見ると逃げようとしているがどうにも怪我をしているようで。

機敏に逃げられないその姿を、よっと着ていた上着で包み込むと僕とミーさんはそのまま行きつけの動物病院へと急ぐのであった。

 

 

「みゃあ」

「みぅ」

「ん、おはよう」

 

ぺちぺちと、あの日拾った黒猫-クロさんに頬を叩かれて起きる。

「ごはんちょーだい」という目で見てくるのに「ハイハイ」と返事して。

 

「はい、どうぞ」





僕:
シルバーバレット。
よく拾ってくる。
でも賢い子たちばかりなのでよくデレデレ。
可愛い可愛いしている。
それはそれとして愛猫たちにセコムされてそうだなあ。
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