さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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でもどういう関係かは知るよしない。



出会った

その日、サンデースクラッパは暇だった。

実質同居しているグローリーゴアが実家に呼び戻されただとかで予定が丸潰れしたのだ。

本来ならどこか遠出して楽しんでいたはずなのだけど…。

 

「…」

 

ということで、散歩がてら散策していたのだが物の見事に…迷子になってしまった。

気づけば人通りもないわ、日当たりも悪いわの見るからに治安の悪いところに辿り着いていて。

(どうやったら帰れるかな…?)と思いながらスタスタと近場を歩いていれば、

 

「こんなところでナニやってるんだい?お坊っちゃん」

 

優しい人が声をかけてくれた。

その人は口籠をしていて、普通の人ならそれだけで「ぇ、い、いや、ナンデモナイデス…」みたいに忌避しそうな見た目だったが、サンデースクラッパは幼い頃から似たような容姿の人(母方の祖父。その人は口籠に加えて目隠しもしている)を見ていたので「迷ったんです…」と素直に返した。

 

「お、おう」

「?」

 

すると優しい人は虚をつかれたような反応をして。

どうしたのだろう、と顔を見上げてみれば……、

 

「…随分肝が据わったガキだなァ」

(ぇ?)

 

これがサンデースクラッパとヘイローの出会いだった。

ヘイローはそれから色々教えてくれた。

ここがどこなのかとか、人通りの多い道まではどういけばいいのか、とかを。

だからサンデースクラッパは早速その教えてもらった道を行こうとしたのだが……今度は家へ帰る道がわからなかったのだ。

まぁそんなこんなでなんだかんだ親切なヘイローに助けられ、結局はいい時間になったので二人で食事に行くこととなった。

 

「奢るヨ」

「え」

「キミみたいなガキに奢らせるほどオトナとして終わってないっての」

 

入った店は人通りの多い方と少ない方のちょうど中間地点にある場所で。

元からこじんまりとした店だなあと思ったが、中に入るとそれ以上にがらんとしていた。

 

「ヘイローさん、ここってよく来るんですか?」

「ん?いや、時々。キミをここに連れてきたのは……まぁ、なんとなく」

「え?なんですか?」

「……別にィ?」

 

ヘイローははぐらかすように笑うばかりで答えてくれない。

 

(やっぱりおじいちゃんに似てるな……)

 

サンデースクラッパが内心で失礼なことを考えていると、メニュー表を手にしたヘイローがこちらに見せてきた。

 

「何食べたい?」

「あ、えっと……」

 

ヘイローは早々と頼んで、サンデースクラッパも慌てて頼む。

 

「…そんなんで足りんの?」

「まぁ、はい…」

「ふぅん?」

「食べます?」

「いや、いいよ」





【戦う者】:
サンデースクラッパ。
どんなにヤバい人に会っても(親族の方がヤバいしな)の気持ち。
なので変な人吸引器によくなっている。
がんばえグローリー…。
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