さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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意外と好かれてそう。



懐いてる

「サンデーにーちゃん」

「サンデー兄ちゃん」

「サンデーの兄貴」

「サン兄」

 

「……」

「どうしたのさ、サンデー」

「いや、」

 

サンデーサイレンスがおずおずと指さした先には彼を慕う子どもたち。

その子どもたちの正体はシルバーバレットの甥や姪にあたる子たちだ。

 

「な、何で俺なんか慕ってるんだよ…?」

「サンデーが優しいからじゃない?」

「サン兄がかっこいいからじゃない?」

「サンデーにーちゃんが頼りになるからでしょ」

 

親友+子どもたちの無邪気な答えにサンデーサイレンスは顔を真っ赤にさせて蹲る。

そんな彼を見て、シルバーバレットはくすくすと笑った。

 

「ほら、みんな。今日は何の日か知ってるかい?」

 

シルバーバレットの問いに子どもたちは顔を見合わせて、そして同時に答えた。

 

『おかーさんがお出かけしてる日!』

「うん、せいかーい。だから今日一日はおじさんのところで過ごそうねぇ」

『バレットはおじさんじゃないよ〜?』

「はは、こやつらめ」

『きゃ〜!!』

 

シルバーバレットは子どもたちを抱き上げてくるくると回る。

サンデーサイレンスはそんな彼を眩しそうに見つめていた。

 

「サンデー」

「ん?」

「たまにはいいでしょ、こういうのも」

「……おう、ありがとよ」

 

今日は『サンデーにあいたい!』と望む子どもたちの要望で、シルバーバレットがサンデーサイレンスを呼び出しつつ一日預かることになっていた。

子どもたちはサンデーサイレンスによく懐いている。

理由は単純明快で、彼が子どもたちに対等であり優しいからである。

 

「あ、そうだ」

「ん?」

「おやつの時間だよ〜」

『おやつ!?』

「おぅ、わかったわかった」

 

子どもたちのキラキラとした目に見つめられて断れる大人などいないだろう。

ふたりは苦笑しつつキッチンへと向かった。

 

『おいし〜!!』

「そりゃよかった」

 

子どもたちはふたりお手製のクッキーを美味しそうに頬張っている。

 

「おや、もう一枚食べるかい?」

『たべる〜!!』

 

子どもたちはシルバーバレットの膝の上に乗りながら満面の笑みで答える。

彼はそんな子どもたちの頭を優しく撫でた。

そんな仲睦まじい様子を眺めながらサンデーサイレンスはコーヒーを飲む。

 

「……平和ダナ」

 

思わず出た呟きに、ふたりは笑ったのだった。

 

「それはそれとしてご飯はどうしよう」

「肉でも焼いてやればいいんじゃねぇの?」

「じゃあ焼肉でもするかな」

「食材あんのか?」

「いちおうは貰い物のやつが。あ、ついでだからサンデーの子どもたちも一緒に…」





SS:
マブダチ。
何か子どもに好かれそう…好かれそうじゃない?
ヤレヤレしつつも付き合ってくれるおいちゃん感。
まぁ一番は銀弾の親友だからっていう信頼からなんでしょうが。
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