案外イケメンなトレーナーさん。
僕-シルバーバレットのトレーナーは新人さんだ。
けれど、昔から親族の大体がURAに関わる仕事をしているようで、有名っちゃ有名らしい。
『〜の家の…』みたいな感じで。
それはそれとして、───僕のトレーナーさんは結構イケメンだ。
童顔系っていうのかな?
ところどころフワフワした髪に灰色?…う〜ん、銀色かな?の珍しい色の目。
周りの生徒からコソコソと黄色い噂をされているぐらいだから担当ウマ娘の贔屓目ってわけでもないだろう。
「あ、バレット」
「なんです?」
「今日も可愛いね。」
「……はぁ、どうも」
僕のトレーナーは結構スケコマシで。
まぁ僕も人のこと言えないらしいんだけど……それでも僕よりか上な気がする。
うん……多分そう……。
そんな彼は最近、よく僕に絡んでくる。
いや別に嫌ってわけじゃないしむしろ嬉しいんだけどさ、周りの目が痛いんだよね……特に生徒諸君の目が怖いのなんのって…………いやほんと怖いよ?
ハイライト消えてるもん。
「こんにちは、バレット」
「こんにちは、トレーナーさん」
でも僕としてはトレーナーさんのことを手放すつもりはないし、トレーナーさんもまた然りだろう。
トレーナーさんの僕への執着具合は、僕がサラ系というどっちかというと人気では無い生まれを差し引いてもどうかしてるっていうもので、
「今日も可愛いね」
「はいはい」
……正直ちょっと引く。
いやでもさ?
確かに僕が可愛すぎるのも悪いけどさ?うん。
でもさ?流石に毎日は言い過ぎじゃない?
「あ、そうだ。これあげるよ」
「……なんですかこれ?」
「え〜っと……『トレーナーと担当バの禁断の恋!その行く末は!?』って書いてあるけど……」
……ん?なんか聞いたことあるようなタイトルだな……?
あ、あれか、詳しくは知らないけどなんか前に…。
「あ〜……確か、学園内で流行ってる本でしたっけ?」
「うん。結構人気らしいよ」
「……へぇ〜」
「読んでみる?」
「……ま、暇つぶしにはなりそうですし」
「じゃあ貸してあげるよ」
「ありがとうございます。……あ、そろそろ時間ですね。では僕はこれで失礼しますね」
「うん。また明日ね〜」
「はい。それでは」
僕は軽く会釈してから、その場を後にした。
「…にしても、トレーナーさんはどこからこの本を手に入れたんだろう」
なんやかんやあの人の対生徒に関するコミュ力が高いといっても、そう簡単には手に入れられないものな気がするけれど。
「あ、案外面白いなこの本…」
明日感想伝えよっと。
トレーナー:
おなじみ白峰。
家系からしてたぶん童顔系の美形。
でも基本的にウマ以外に興味が無いからね、仕方ないね。