【追記】
誤字報告ありがとうございます。
SS:助けて
銀弾:どした
SS:とりあえず助けて
銀弾:り
突然来たマブからのメッセージに了承の言葉を返す。
どこにいるの?と聞けば位置情報が送られてきた。
…まぁ、この距離ならちょっと走ればすぐか。
そんなことを思いながら、僕はミスターとルドルフがいつものように僕の取り合いをしている現状から駆け出すのだった。
*
…どうしてこうなった。
現実逃避に額を押さえながらサンデーサイレンスは救援を求めたマブダチのシルバーバレットを待っていた。
「サンデー」
「…助かった」
軽く肩を叩いてシルバーバレットがやって来たことを告げる。
酷く憔悴しているサンデーサイレンスと言い争っている彼らを見比べながらシルバーバレットは口を開く。
「…あれ、メジロのとこのマックイーンちゃんと…誰?」
「俺の現役ん時のライバル…」
「なるほど納得かたつむり。
ねぇ、サンデー」
「なんだ?」
「ハンバーガー食いに行こうぜ」
「ノった」
*
シルバーバレット、サンデーサイレンス双方ともに自分がそこまで他人に好かれているとは思っていないクソ鈍ウマ娘であるので。
二人ハンバーガーに舌鼓を打っている裏で、置き去りにしてきた彼らがどうなっているかなど全くもって考えていなかったのだ。
「なんでアイツ日本に来てんだよ…。コッチは愛しのマックちゃんとのデートを楽しんでたってのに…」
「相変わらずマックイーンちゃんのこと好きだね」
「オメーこそよく俺のトコにすぐすっ飛んでこれたな」
「アハハ〜、コッチもねいつもの二人に取り合いされてたところだったから…」
「…お前も大変だな」
先程のことを思い出し、二人して重いため息をつく。
二人とも思うことは同じだ。
「なんでアイツらは自分みたいなヤツを取り合うのだろう?」
「自分なんかを欲しがって周りに迷惑をかけるな」と。
「これ食い終わったらゲーセンでも行こう」
「そうだな…」
モソモソと無言でハンバーガーを胃に落としていく。
これが終わったら二人で遊ぶんだ…!と希望を持つ二人であったが、
「「あっ」」
「「サンデー?/サンデーさん?」」
「「シルバー?」」
「「ヒエッ」」
二人がお互いの背後にいる存在に気づいたのはほぼ同時で、ポンと両肩に手が乗せられたのに青ざめながら油の切れたブリキの人形のように振り返る。
「いや、あの、ホント…」
「ゆ、ゆるして、ゆるしてェ…!」
「「「「ん?」」」」
「「ホントすみませんでしたァッ!!」」
こうして逃げ出した二人は捕らえられた。
このあとどうなったのか、それは捕らえられた彼女らしか知らないことである…。
僕&SS:自己肯定感低めのマブダチs。
仲良く楽しくやってるが激重感情を向けられていることになかなか気づかない模様。
もう数年したらトレセン学園でふたり揃ってトレーナー業してると思う。