それから4日目まで、慣れない集団生活に皆ストレスを溜めながらも何事もなく過ぎた。
その夜、
俺はいつも通り独り外で眠気がくるのを待っていると
ガサガサ
「うん?」「なんだ櫛田か。」
「今日もここだね。」
「どうしても複数人と一緒にいるのは慣れない。
今日はどうしたんだ?」
「報告。伊吹が動いたよ。」
「わかった。綾小路を呼んでくる。少し待っててくれ。」
……
次の朝 朝食を作る為に移動していると声をかけられる。
「比企谷くん おはよ〜。今日早いね。」
「あぁ」
【小町の教え②
料理ができる男子はポイントアップ】
この4日間調理班として働いてきたが、その結果女性陣の好感度があがったらしく、たまに声を掛けられるようになった。小町の教えに間違いはないらしい。
遠目に伊吹の姿が見えたが、いつも通りのDクラスの姿に困惑している所だろう。
あの後、櫛田から話を聞いた綾小路は
「感謝する。あとはこちらで対応する」
と言って去っていった。
「結局、綾小路君どうしたんだろね?」
昨夜の事を思い出していると、いつのまにか櫛田が隣にたっていた。
「そこまでは依頼の範囲外だ。
気にする必要ないだろう。」
「それもそうだね」
「さて、今日も料理頑張ろっ!」
(八幡が!)
櫛田さんも手伝って下さい………
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『ただ今試験結果の集計をしております。しばらくお待ちください。既に試験は終了しているため、各自飲み物やお手洗いを希望する生徒は休憩所をご利用ください』
やっと終わったか。
この7日間振り返ると俺、料理しかしてなくないか。
キィン、と拡声器のスイッチが入る音が砂浜に響くと、真嶋先生が姿を見せる。
「そのままリラックスしてもらって構わない。既に試験は終了している。まず結果に関する質問は一切受け付けていない。自分たちで結果を受け止め、分析し次の試験へといかしてもらいたい」
「ではこれより特別試験の順位を発表する。
最下位はCクラス。0ポイント」
「だははははは!!やっぱ0ポイントかよ!!
笑わせんな!!」
「......0だと?」
龍園は事態が理解できない様子だった。
「続いては3位Aクラスの120ポイント。
2位はBクラスの140ポイント」
「そしてDクラスは...」
一瞬だが、真嶋先生の動きが硬直した。しかしすぐに結果発表を続ける。
「......225ポイントで1位となった。
以上で結果発表を終える」
「うおおおお!!!やったぜ!!」
須藤の叫び声と共に、Dクラスの生徒たちは一斉に集まりだす。
「どういうことだよ葛城!」
Aクラスの生徒が葛城を取り囲んでる。
「何かがおかしい......どういうことだ...」
こうして、俺たちの無人島試験は終了した。
……
「ああ〜づがれた〜。」
「あの?櫛田さん??色々残念な感じですが??」
「ずっっっとみんなの櫛田桔梗でいるの辛いの。苦しいの。八幡にならわかるよね?」
「いや。全く分からんが。」
「こんな私になったの八幡のせいだよっ!」
7日間のストレスは相当溜まっていたらしく一周まわっておかしくなっているらしい。
その後、少し落ち着いたのか
「で?全部堀北の戦略ってなってるけど、
実際どうなの?」
「それはないな。」
「だよねっ!あの高飛車女ができるわけないだろ。
何もしてないくせに目立ちやがって」
「試験前から体調崩してたみたいだからな。
あの状態でここまで頭まわらんだろ」
「えっ。堀北体調崩してたの?」
「えっ?」
「なに?」
「リーダーに推薦したの、
分かってて嫌がらせしてたんじゃないのか?」
「私を何だと思ってる?」
「堕天使??」
「そんな天使だなんて♪」
「褒めてないが?」
「話は戻すが、今回の件、綾小路が動いたんだと思う。」
「だよね。伊吹さんの件も根暗からの依頼でしょ?」
「八幡 根暗と仲いいんだ。」
「いや。休日お互いに暇なときにチェスしてるだけだが」
「八幡と根暗 休日ずっと暇だよね?」
「……………」
「はぁ。それはいいや。綾小路って何者?」
「知らん」
暴力事件編と無人島試験編両方とも
八幡は特に何もしておりません。
暴力事件に関わろうとするとどうしても目撃者になるしか思いつかず八幡がわざわざ暑い特別棟に足を踏み入れるイメージが湧きませんでした。
無人島試験編も綾小路くんを出し抜く必要性を感じられず……。
次回、優待者試験は八幡にも活躍してもらおうと思います。
そして、体育祭はまたしても何もできない気がします。
主人公なのに……
次から櫛田さんの暗躍が無い為、少しづつ原作から離れる場面でてくると思いますが、上手くおさまるよう頭悩ませたいと思います。