ようこそ正反対の二人がいく教室へ   作:ゆうき35

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夏休み最終日

「八幡くん。今日はよろしくね〜。」

 

夏休み最終日。俺は星之宮先生から連絡があり、保健室を訪れていた。

 

「うっす。今日は珍しく素面なんですね。」

 

「そんな〜。いつも二日酔いなわけじゃないでしょ?」

 

小首を傾げて、そう言う先生。だが、これまで手伝いに呼ばれる時はもれなく二日酔いだった。たまに泥酔の時まである。

 

「まぁ。いいです。それで今日の要件はなんですか?」

 

「信じてないな〜。今日はね。2学期に向けて備品が届いたからお片付けをお願いできるかな。男手があると早いからね。」

 

視線の先を見ると大量の段ボールが積まれていた。

 

「お小遣い弾むからね。お願いっ!」

 

「分かりました。どこから手を付けていきますか?」

 

星之宮先生の指示に従い片づけを開始した。

 

……

「少し休憩しましょう。」

そう言うと手に持っていた飲料水を渡してきた。

 

「ありがとね~。八幡くん。で?何か気付いたかな??」

 

「包帯や消毒液がやたら多いっすね。体育会系のイベントでもやるんですか。」

 

「やっぱり気付いたかぁ〜。う〜ん……ね?Bクラスに来ない?」

 

「いやです。というか分かるように誘導してましたよね。」

 

入学して5か月。既にクラスの人間関係は固まっている。そんな中にわざわざ飛び込めばボッチ確定だ。ソースは中学時代の俺。

あれ?今もあまり変わんないんじゃね?

 

「え〜。Aクラスで卒業したくないの?Bクラスのほうがチャンスあるよ」

 

「ないですね。」

「仮にAクラスで卒業できても専業主夫になれないでしょう?」

 

「じゃあ、私が養ってあげるよ。」

 

「……………………」

 

「ちょっ……ちょっと八幡君。じょ……冗談だよっ。」

 

「真面目に考えてありな気がしてきました。」

 

「なっ……なんで〜」

 

「星之宮先生。公務員ですよね?」

 

「そっ……そうだけど」

 

「その時点で安定した収入は約束されています。また、福利厚生にも問題はない。」

「それに先生は家庭を顧みないタイプですよね?」

 

「ど…どういう事?」

 

「俺は月々生活費さえもらえれば問題ありません。」

 

「は…はい…」

 

「どんだけ飲んでこようが、仮に先生が浮気しても大丈夫です。今まで考えた事なかったですが、俺たち上手くやっていけるのではないでしょうか?」

 

「ひ……否定はできないかも……。」

 

「一般的に見て、容姿も申し分ないです。俺がこれ以上条件が揃った女性と出逢う事はないかもしれない。」

 

「ちょっ……ちょっと待って〜。私達教師と生徒だよっ。」

 

「卒業すれば問題ないと思いますが」

 

「その時は…30歳超えてるけど……」

 

「それが??」

 

「そっ…それより移籍の話はどう?承諾してくれたら色々教えてあげるよ〜。実は龍園君との誓約に立ち会った時から考えていたんだ。八幡くんからはBクラスどう見える?」

 

「他クラスの事。全く分からないんですが。」

 

「イメージでいいよ。」

 

「特にこれといったイメージないですね。仲がいいクラスぐらいは聞いた事ありますが」

 

「Bクラスはね〜。一之瀬さんを中心によく纏まったクラスなんだ。みんな真面目な子ばっかりなの。」

「でも、正攻法しかできないから龍園君みたいな搦め手には弱いと思うんだ。そこに八幡くんみたいな子がいたら心強いんだけどな〜」

 

「それこそいらんでしょう」

 

「なんでそう思うの?」

 

「なんだかんだ言っても正攻法を続けるのが1番強いと思います。事実Bクラスはこれまで大きなマイナスはないじゃないですか?裏ワザや搦め手を使うのは正攻法で勝てないからですよ。」

 

「でも、どこかで躓くと思うの」

 

「躓いても何があっても正攻法を貫ける。それが本当の強さだと俺は思いますけどね。」

俺はそういうやつを知っている。

「クラスが本当の強さを身につけるようサポートする。それが先生の役目ですよ。」

 

「比企谷君。ホントに高1?」

 

「どういう意味ですか?」

 




船上試験では書きたい事が多かったのですが、勢いのまま進めた結果、ダイジェスト版のようになってしまいました。
反省と練習を兼ねての日常回です。キャラクターらしさ表現するの難しいです。
次回から体育祭にはいっていく予定です。
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