ペーパーシャッフル① ※ルール説明回
某日。クラス内は重い空気につつまれていた。
「席につけ。随分と事前準備が出来ているようだな」
「揃いも揃って真剣な顔つきだ。
とてもあのDクラスとは思えないな」
「だって、今日は中間テスト結果発表の日っすよね?」
やや緊張した面持ちで池が言う。
「早速だが中間テストの結果を貼り出す。自分の名前と点数を間違えないよう確認しろ」
「今回の中間テストによる退学者は見ての通り0だ。無難に試験を乗り越えたな」
「さて、おまえたちも分かっていると思うが、来週、二学期の期末テストに向けて8科目の問題が出題される小テストを実施する。既にテストに向けて勉強を始めている者もいると思うが、改めて伝えておく」
「げぇっ!中間テストが終わってホッとしたばかりなのに!またテスト!」
「つか小テストまであと1週間だったっけ!聞いてないッスよ」
「聞いていないは通用しない。そう言いたい所たが、安心しろ池」
「まず第一に、小テストは全100問の100点満点なっているが、その内容は中学3年レベルになっている。更に1学期の小テスト同様成績には一切影響しない。0点だろうと100点だろうと取って構わない。あくまで現状の実力を見定めるものだ。」
「だが、もちろん小テストの結果が無意味なわけではないことを先に伝えておく。何故なら次の期末テストに大きく影響を及ぼすからだ」
「なんだよ、その影響ってのは。もっと分かりやすく言ってくれ」
「お前に分かりやすく説明してやれるといいんだがな須藤。まず前提として、次回に行われる小テストの結果を基に、クラス内の誰かと2人1組のペアを作ってもらうことが決まっている」
「ペア、ですか?」
平田が疑問で返す。
「そうだ。そして、そのペアは一蓮托生で期末テストに挑む事になる。行う試験科目は8科目100点満点。各科目50問の合計400問。そして取ってはならない赤点が2種類存在する。1つは今まで通りに近いが、全科目に最低ボーダーの60点が設けられており、2人の合計を合わせて一科目でも60点未満の点数があれば二人とも退学が決定する。例えば池が0点でも平田が60点を取ればセーフということだ」
「そして今回新たに追加される基準は、総合点においても赤点の有無を判断されるという点だ。仮に全科目が60点以上であっても、ボーダーを下回れば不合格になる」
「それに関してもペアの総合点ということでしょうか」
「その通りだ。総合点はペアの合計で定められる。求められるボーダーはまだ正確な数字はでていないが、例年の必要総合点は700点前後といった所だ」
「肝心のペアの決定方法は小テストの結果が出た後伝える」
「それからもう一つ。期末テストでは別の側面からも課題に挑んでもらう」
「まず期末テストで出題される問題をお前たち自身に考え作成してもらう。そして、その問題は自分達以外3クラスの内一つへと割り当てられる。他のクラスへ攻撃をしかけるということだ。自分達のクラスの総合点と、相手のクラスの総合点をくらべ、勝ったクラスが負けたクラスから50クラスポイントを得ることが出来る」
「作り上げられた問題は私たち教師が厳正かつ公平にチェックする。指導領域を越えていたり、出題内容から解答できない問題がある場合はその都度修正してもらう事にだろう」
「肝心のクラスはどこなのかだが、それに関しては単純明快だ。希望するクラスを生徒側が1つ指名し私が上に報告する。その際に希望が被っていた場合には、代表者を呼び出し、くじ引きで決定する。どのクラスを指名するかは来週行う小テストの前日に聞き取る。それまでに慎重に考えておくことだ。」
「例年この特別試験……通称ペーパーシャッフルでは一組か二組の退学者を出している。そしてその脱落者の大半はDクラスの生徒だ。」
そう茶柱先生は締めくくり、今日の授業は全て終了となった。
ペーパーシャッフル説明回です。内容も原作から違いがないので、次回は早めに投稿したいと思います。
感想で要望を頂きましたので現時点の好感度を下記に
八幡→登場人物
櫛田桔梗 八幡からの好感度8 ※10点満点
中学時代からの腐れ縁。普段の偽っている姿を当初警戒していたが、行動原理が自分の欲望に忠実なだけという事を知ってからは普通に受け入れている。櫛田の行動でドキッとする事はあるが勘違いしないよう理性を総動員中。
堀北鈴音 八幡からの好感度5
本作で対立する場面は多いが、普段積極的に関わってくる事もないので、他人の内の一人レベル。
体育祭を経験して堀北が成長したことにより、今後は上昇する可能性はあり。
綾小路清隆 八幡からの好感度6
普段から話し、休日に遊ぶ仲である唯一の男子生徒。あまり会話を必要としない為、居心地は悪くないと思っている。綾小路の能力には疑念をもっており、警戒は怠っていない。
星之宮知恵 八幡からの好感度6
定期的にバイトをさせてもらっているが、呼ばれる日はいつも二日酔いで、手のかかる姉ぐらいの感覚。
登場人物→八幡
平田洋介 八幡への好感度7
普段クラスと関わりはないが、打ち合わせ等には(断れず)参加してくれるし、意見を求めると(内容はアレだが)自分の意見をしっかりと発言してくれる。非常にわかりにくい性格だが、よくよく考えると大きな瑕疵もなく、クラスの為に協力してくれる仲間と考えている。
龍園翔 八幡への好感度3
Dクラスの中では面白い存在と考えているが、クラスへの影響度が皆無の為、全く警戒はしていない。
堀北との接点が無い事から、Xである可能性は低いと考えている。他クラスで好感度5を超えると攻撃対象に……