ようこそ正反対の二人がいく教室へ   作:ゆうき35

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追加エピソードです。


7.5巻?
冬休み(追加)


12月26日。終業式の日以降、俺と櫛田、清隆と軽井沢の4人が初めて集まった。なぜ?26日だって。クリスマス(24日・25日)はクラスメイトが集まってのパーティーだとか、デートとか俺を除いた全員は予定があったらしい。

櫛田曰く、「クリスマスみたいな特別なイベントはなるべく女友達と過ごすのが大事なんだよ。女の子のネットワークは早いからねっ。その代わりに26日は空けてるから、パーティだよ。料理楽しみにしてるからね」

綾小路曰く、「今後の事で櫛田も含めて一度集まって話がしたい。都合の良い日を教えてくれないか」

との事で今日少し遅れたクリスマスパーティも兼ねて俺の部屋に集まる事となった。

 

「きよぽん、軽井沢さん。いらっしゃ〜い。

 もうすぐ料理の準備できるから適当に待っててね」

 

「おい!全部こっちの仕事だろっ。

 まるで自分で準備したように言うな」

 

「え〜。でも、部屋の飾りつけは私だよっ」

 

「綺麗に仕上がってるよね?きよぽん」

 

「あ…ああ、そうだな」

 

「こんなものいらん。後片付け面倒だろっ」

 

「雰囲気だよっ!雰囲気♪」

 

「こっちの料理できたから持っててくれ」

 

「は〜い」

 

部屋に入ってから5分と経っていないが、オレと恵はその場で硬直していた。というのも屋上での出来事を知られた事で恵は過去を打ち明ける覚悟をもって今日に臨んでいた。また、こんな八幡と櫛田はいままで見た事がなかった。

 

「なあ…櫛田って女子の中ではこんな感じなのか?」

 

「全く…私も始めて…

 それに比企谷ってしゃべる事あるんだね…」

 

「準備できたね〜。

 あれ?ふたりともいつまでそこに立ってるの?

 ささっ。座って座って」

 

「あ…ああ…」

 

「みんな座ったね。

 それでは!メリークリスマス!」

 

「既に終わってるぞ」

 

「そうだな」

 

「相変わらず空気読まないなー。

 じゃあ、とりあえずかんぱーい!」

 

「今日は悪かったな。

 オレ達ふたりが参加してもよかったのか?」

 

「大丈夫だよっ。人が多いほうが色々料理食べれるしね。

 冬休みもなんだかんだ予定入ってるから、

 ゆっくりと時間取れるの今日ぐらいなんだよ」

 

「で?で?

 きよぽんと軽井沢さんは付き合ってるの?」

 

「軽井沢には平田がいるだろう?」

 

「え〜。あんなの嘘だよね。八幡はどう思う?」

 

「そうだな。平田はみんなの平田洋介だからな。

 特定の相手をつくるのは違和感しかないな」

 

「でしょー。私も似たようなもんだからね。

 彼氏役をやらざるを得ない理由がある。

 とか、単に他の女避け?」

 

「恋愛感情よりビジネスパートナーみたいなもんだろ」

 

「それに佐藤さん。きよぽんに振られたって聞いたよー

 軽井沢さんが本命なのかな?」

 

「……何。この二人?……清隆何か話した?」

 

「いや。それに関しては全くだ。

 ただ、これで二人を引き入れるのに納得したか?」

 

「…せざるをえないね…」

 

「早速なんだが、

 お前達ふたりにはオレに協力してもらう」

 

「断る」「面倒」

 

「少しぐらい話を聞け」

 

「はははっ。まぁ、話聞いて考えるよ」

 

「目的は単純。オレが退学にならない事。

 それだけだ」

 

「いらんな」「そうだね」

 

「……」

 

「清隆が本気で動いたら退学なぞならんだろ。

 それでも退学になるなら、俺達では役にたたん」

 

「オレがお前たちに頼みたい事は2つだ。

 1つ目はオレと敵対しない事。

 2つ目は俺からの依頼に応えてくれる事」

 

「……」

「……」

 

「1つ目だが対等な同盟関係が前提だ。

 俺達も綾小路を敵にまわしたいとは思わんからな。

 2つ目は依頼を受ける受けないは

 こちらの最終判断に委ねる。それでよければいいぞ」

 

「わかった。こちらも異存はない。

 あと軽井沢だが…」

 

「あ〜それはもういいよー。

 軽井沢さんは何があってもきよぽんを裏切れない。

 だよね?恵ちゃん♪」

 

「そ…そうね」

 

「私と八幡は?」

 

「無理っ」

 

「それが分かれば十分だよっ。

 誰しも言いたくない過去はあるからね。

 ヒキガエルとか?比企谷菌とか?」

 

「桔梗さん?」

 

「ごめんごめん。じゃっ!パーティ続けよう!

 そうだ!ゲームしよ。ゲーム♪」

 

……

「ちょっとわざとらしかったかな?」

 

「あれぐらいでいいだろ。協力関係になるなら

 一度桔梗のイメージを壊す必要があったからな。

 清隆程ではないが、

 こちら側も隠し玉がないと不利だ」

 

「私はこっちのほうが楽だからね〜。

 きよぽんとも恵ちゃんとも

 長い付き合いになりそうだし、ちょうどよかったかな」

「じゃっ!パーティの続きだ!」

 

「えっ。まだ、帰らんの?」

 

「サンタコスもあるよ?」

 

「いらん」

 

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