ようこそ正反対の二人がいく教室へ   作:ゆうき35

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多くの感想頂きありがとうございます!

ネタバレさせてしまいそうなので、クラス内投票終わりましたら返信させて頂きたいと思います。
感想 いつも楽しく読ませてもらってます。


クラス内投票③

【綾小路グループ】

 

「念の為、賞賛票はきよぽんに集める。

 他は均等に配分で問題ないかな?」

 

「あぁ。問題ないだろう。本人は気づいてないがな。

 山内は致命的なミスを犯した。

 おそらく結果は覆らないだろう。」

 

「そうだな」

「だよねー」

「う…うん」

 

【平田洋介と綾小路清隆】

 

「今回の特別試験。お前はオレ、そして山内。

 それから堀北の名前を書けばいい」

 

「判断を他の生徒に委ねろってことだね」

「やっぱり君は凄いよ綾小路くん」

 

「別に凄くない」

 

「話せてよかったよ。

 僕も少し答えが見えそうな気がした」

 

「そうか」

 

平田が立ち上がる。おまえは自分なりに、この試験のクリア方法を見つけたんだよな。だが、それを容認するわけにはいかない。

 

「帰ろうか」

 

【BクラスとDクラス】

 

「お邪魔しま〜す」

 

オレ達の前に姿を見せた一之瀬に石崎と伊吹は当然驚いた。

 

「利害の一致ってわけね」

 

「そうみたいだね。伊吹さん」

 

「うん。私が皆に呼びかけて、Bクラスの持つ40票の賞賛票、その全部を龍園くんに入れるようお願いする。その代わり、伊吹さんは私たちに足らないプライベートポイントを穴埋めしてくれる」

 

「2人が手を組めば、

 Bクラスから退学者はでず、

 Dクラスには龍園が残る」

 

「うん。私は異存ないよ。交渉成立だね」

 

【比企谷八幡と櫛田桔梗】

 

清隆と軽井沢が帰っていった後の事だ。

 

「きよぽんはああ言ってたけど、

 実際どうしよう?」

 

「清隆の言ってた通り、そのほうが都合がいいんだろう。なら協力してやればいいんじゃないか?」

「その代わり、桔梗は直接動かないほうがいい。実際、直接的な口利きをせんでも誘導できるんじゃないか」

 

「う〜ん…確かにそうだね。誰にでも絶対に裏切れない。もしくは裏切りたくない人がいるからね。上手く話がまわるよう動いてみるよ」

 

「あとは念の為、山内と契約しておけ。内容は山内から櫛田への依頼もしくは契約の存在を口外しない事。依頼の遂行有無は言及するな。違反した場合は所有するポイントを全て譲渡でどうだ?」

 

「うん。わかったよ」

 

【櫛田桔梗】

 

『俺なんかより比企谷のほうが退学すべきだろっ!今まで唯一赤点とったのは比企谷だ。それに一人も友達はいない。退学になっても誰も困らないはずだ!!』

 

だって♪

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ついに試験当日、土曜日の朝がやってきた。

 

「皆聞いてほしい」

平田だった。

 

「僕なりに昨日の堀北さんの話を、他の皆の話を聞いて、一つの結論を出した。今回の試験…批判票を誰にするか、それが最大の焦点だよね」

「まずは、僕が昨日堀北さんに批判票を投票するといった件、あれを謝罪したい」

 

「謝る必要なんてないはずよ。一体どういうつもり?」

 

「君はクラスに必要な生徒だ、そう判断しただけだよ」

 

「なら、あなたは誰が不要だと思うか見えたの?」

 

「うん。見えたよ」

 

言い切った平田に、堀北が息を飲む。

 

「……それが誰か聞かせてもらえるのかしら?」

 

「今から言うよ」

 

ゆっくりと自分の席から移動し、平田は教壇にたった。

ちょうど昨日堀北がしたように。

 

「僕はこのクラスが大好きだ。全員が必要な存在だと思っている。誰に言われても、その結論は変わらない。だけど、それじゃあ解決しない事も、もう分かっている」

 

「僕の名前を……批判票に書いて欲しい」

「僕は退学になってもいい。

 それだけの覚悟を、今はもてているつもりだよ」

 

「何を言い出すかと思えば……あなた正気?」

 

もはやCクラスの中は無茶苦茶になっていると言ってもいい。そんな中だ。意外な所から声が上がる。

 

「平田。少しいいか?」

 

(あのバカ…)

 

「平田に批判票をいれるぐらいなら、俺にいれてくれ。

 どうせ一度退学になった身だからな」

 

「比企谷君!なに言ってるんだ。

 僕はそんな事望んでいない。」

 

「お前と同じ事をしているだけだ」

「少なくともお前だけは否定しちゃダメじゃないのか?」

 

「それでもだ!僕は認めない」

 

「別に認めてもらう必要はないんだけどな…」

「自分を犠牲にして、

 誰かを救った気になっているようだが

 それはただの自己満足だぞ。平田」

「お前がクラスメイトを守る為に退学する事で

 近い将来必ずCクラスは崩壊する。

 お前が大好きだったクラスがなくなるんだ。

 そろそろ現実を受け入れろ」

 

「僕がいなくても堀北さんや櫛田さん、

 綾小路くんがいれば…」

 

「無理だろ?誰も平田の『代わり』はできん」

 

俺は名指しされた3人に目を向けると静かに頷いた。

櫛田さんが…こわいです…

 

「だから、俺がお前の『代わり』に退学してやる」

「俺が望んだ退学だ。誰にも迷惑かけんだろう?」

 

「比企谷……ちょっと黙れよ」

平田が冷たく言い放つ。

 

「はぁ〜。本当にクラスメイトを守りたいと願うなら、

 何があっても…

 例え最後の一人になっても…

 お前が残るべきなんだ。」

「ちゃんと背負えよ。責任も退学になった生徒の思いも」

 

「退学になった生徒の思い…」

 

「今後も退学になるクラスメイトは出るかもしれん。そのクラスメイトの思いを継げるのは最後までクラスの為に動けるお前だけだ。他の誰にもできん」

 

「………」

 

「俺は平田が残ってくれるなら安心して退学できる」

 

「比企谷くん…」

 

「俺は…俺は比企谷にいれる!」

 

叫んだのは山内。

 

「クラスの為にも、俺はそうするべきだと思う!」

 

その後、茶柱先生が教室にやって来る。

 

「ではこれよりクラス内投票を始める。名前を呼ばれた生徒から順に、投票室に移動してもらう」

 

さあ結果はどうなるか……

 

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