ようこそ正反対の二人がいく教室へ   作:ゆうき35

70 / 91
※注意※
無人島サバイバルですが、物語を成立させる為にかなりのご都合主義になります。「そんな都合よくいくか!」って事も出てくるかもしれませんがご容赦下さい。全面的に私に想像力がないのが問題なのですが…
八幡ですが、指定されるテーブルは原作綾小路のものになります。綾小路は別テーブルになりますが重要なイベントは場所を変えて原作どおり推移します。宝泉・七瀬と天沢は別グループになります。では、本編開始です。


ニ年生編 3巻
無人島サバイバル③ 無人島試験開幕


「これより無人島における特別試験のルールを説明したいと思う」

 

去年と同様、説明を担当するのは2年Aクラスの教師である真嶋先生。スクリーン前に立つと、マイクを持って説明を始める。

 

○ルール

 

複雑かつ多岐にわたるので割愛します。

ごめんなさい。

 

無人島試験で個人に与えられるポイントは5000ポイント。まずはこのポイントで何を購入するか決める所から始まる。俺は無人島マニュアルから必需品をピックアップしていく。『一人用のテント』『モバイルバッテリー』『鍋』『懐中電灯』『ライター』『十徳ナイフ』『調味料各種』あとはポイントぎりぎりまで携帯食と水を購入し、無料で配布される最低限のアメニティ用品をバックパックにつめることで準備は完了した。

 

次に今回の試験を進めるにあたり、行動の指針を決める。大前提は決して目立たず他グループからの攻撃対象にならない事。その上で第一目標はリタイアする事なく完走だ。指定エリアの『到着ボーナス』を確実に得る。『課題』は理系科目と身体能力系は全て捨てる。『到着ボーナス』と『課題』いづれかを天秤にかける際は『到着ボーナス』を優先する。とした。正直これでどのあたりの順位になるかは分からんが、あとは臨機応変に対応するしかないだろう。

 

無人島試験の初日。下船順を待っていると桔梗に声をかけられる。

 

「おはよ〜。今日から特別試験が始まるねっ。

 高円寺君の件は聞いた?」

 

「ああ、1位なら卒業までの免罪符を得るやつだろ」

 

「高円寺君。単独グループだよね?

 1位なんてとれるのかな?」

 

「高円寺と清隆以外なら誰もとれんだろ。あいつら二人なら可能性はありそうだがな。おかげで俺は少し気が楽になった。高円寺が本気になった時の実力のほどがわからんが、あの二人でも上位が難しければ、成績がふるわんでも咎められる事はないだろう」

 

「あっ、そうだ」

 

そう言って桔梗はトランシーバーを渡してくる。

 

「今回、私達はクラスの連絡係になろうと思うんだ。先行カードもあったからね。ポイント多めにそれに使ったから、八幡も持っていって」

 

「悪いな。助かる」

 

「ううん。全然だよっ」

 

1年生たちがほぼ下船を完了し、そろそろ2年生の順番が回ってくるかという頃。時間は朝の9時を迎え腕時計から最初のアラートが鳴る。俺だけじゃなく、周囲の生徒全員がタブレットを取り出して一斉に詳細を確認し始める。俺が向かうべき最初のエリアは【D7】。スタート地点からは北になる。

 

「じゃっ、いってくるわ」

 

「いってらっしゃ~い」

 

さて、最初の指定エリアだが、先に下船した1年生が既に向かっている。俺の運動能力では今から逆転する事は難しいだろう。まずはこの無人島を観察しつつ、確実に指定エリアに到着することだな。俺は砂浜に向かって一歩を踏み出した。

 

平坦な道は程なくして終わり、うっそうとお生い茂る木々が近づいてきた。去年の無人島のように果物や野菜等があれば助かるんだがな。それ以外にも自生して食料となるものや水のありかを確認しながら進んでいく。予想はしていたが都会ぐらしの俺にとって、慣れない自然の道を歩くのはそれなりに体力の消耗が大きい。長い無人島生活だ。序盤で息切れしないようにせんとな。

 

それからゆっくりと歩き続け、最初の指定エリアに到着する。程なく腕時計が小さく音をたてて鳴る。無事到着ボーナスとして、1点あたえられたようだ。さて、そろそろ『課題』が解禁される。どんな『課題』があるのか少しわくわくしながら待っていると10時ちょうどにそれは発表された。まあ。これだな。俺がいる【D7】の左上に一か所赤い点が出現しており、距離としては一番近い。表示されている課題は『火おこし』。特定の道具を用い、いち早く火を起こす事が出来たグループに5点が付与されるものだ。今まで林間学校などで、こういう地味で一人でやる作業は俺の専売特許だった。参加さえできれば負ける気はしない。

 

『課題』が行われる場所に到着すると茶柱先生が待ち構えていた。

 

「比企谷か。まだ、参加は受け付けているがどうする?」

 

「もちろん参加させてもらいます」

 

近くでは『英語テスト』や『握力測定』が実施されており、学力や運動能力の高い生徒はそちらに流れたのだろう。始めての課題に俺は無事参加することができた。まあ報酬も微妙だからな。

 

『火おこし』の課題は原始的な摩擦熱を利用するものだった。特に問題はない。同じ参加者が力まかせに火をつけようとするが最初は一定のリズムで行うことが肝心だ。摩擦により発生する木くずが黒色に変われば火種ができたと考えて問題ないだろう。あとは枯れ草等に包み酸素を供給してやれば完成だ。俺はこの『課題』を1番でクリアすることができた。

 

さて、『課題』はクリアできたが次の指定エリア発表まで十分時間はある。続けて同じエリアが指定される事はないだろうから少しは移動したほうがよいだろう。今後を考えると海に出る機会も増やしたい。そう考え、隣のエリア【C7】の中心あたりまで進む事にした。1時間程で目的に到着。次まで1時間以上あるな。俺は一旦ここで休む事を決めた。

 

次に指定されたエリアは【B7】。これは幸先がいい。今の移動が無駄にならなかったのはもちろんだが海に面したエリアというのが素晴らしい。知識さえあれば、魚や貝、海藻など食料の入手が可能だ。エリア到着後は一旦『課題』をスルーして少し遅い昼食にする事を決めた。【B7】では到着ボーナスのみであったが手持ちの食料を消化することなく一食を確保。本日、最後のエリアは【D7】となり、1日目の活動は到着ボーナスを獲得する事で終了とした。

 

基本移動を終え、明日に備える為、テントをはる場所を探していると天沢に声をかけられた。

 

「八幡さ〜ん。どうしてこんな所にいるの?

 もしかして〜。わたしを探してたっ?」

 

「お前から話かけてきたのに、

 俺が探してたってどういう理論だ」

 

「運命だ!」

 

「たまたまだ」

 

「も〜連れないんだから〜。今日はどうだったの?」

 

「合計8点だ。ソロならこんなもんだろ」

 

「八幡さんも最後のエリア【D7】なんだよね…。

 もしかして【D7】【B7】【D7】ですか?」

 

「まあそうだな」

 

「なら、わたしとおんなじテーブルですよ。きっと!

 やっぱり結ばれるうんめ…」

 

「それはないな」

 

「え〜。じゃあじゃあこれから一緒にいきましょう!

 一人より二人のほうが楽しいですよ〜」

 

「一人がいいからソロなんだが?」

 

「桔梗先輩といろはに内緒で少しぐらいエッチな事してもいいよ?」

 

「一発で退学だろ。断る」

 

「う〜ん…じゃあ勝手についていくね〜」

……

1日目終了時

比企谷八幡 8点

綾小路清隆 3点

 




無人島サバイバル。実は色々悩んでますので忌憚なき感想頂けるとうれいしいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。