ようこそ正反対の二人がいく教室へ   作:ゆうき35

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無人島サバイバル④ 2日目〜3日目

無人島での生活2日目。俺は朝6時に起床した。今日最初の指定エリアが発表されるのが7時。発表があればいち早く出発ができるよう準備を終えた。次のエリアは【E8】。俺がテントを設営した位置から最も近いエリアだ。『着順報酬』を得られるチャンス。俺はすぐにその場を後にした。

 

隣の指定エリアに足を踏み入れた俺の腕時計に、得点の知らせが届く。見事1位を獲得し、10点がグループとして与えられた。できすぎだな。あとは『課題』に参加できればいいんだが。

 

「お〜い。何で置いてってんのー。

 昨日一緒にいこうっていったじゃん」

 

「了承してないだろ?」

 

「朝いちから放置プレイ…。

 嫌じゃないけど、一緒にいこうよー」

 

「はあ。勝手についてくるんだろ?好きにしろ」

 

「もー捻デレさん♪」

 

その後、指定されたエリアは【E6】【F7】。運良く俺は2位の『着順報酬』を得る。

 

「報酬は俺が先で問題ないのか?」

 

「わたしはグループに入ってるんで大丈夫♪いろはに迷惑だけかけなければ好きにしていいって言われてるしね〜」

 

「『課題』だが俺は理系科目と運動系はスルーするつもりだ。もし、参加したい『課題』があれば言え」

 

「あれ〜同行認めてくれるの〜」

 

「聞くだけだ」

 

話しているとタブレットに新たな『課題』が出現した。

 

「【F8】の『課題』にむかう」

 

「『クイズ』かぁ〜」

 

俺たちは『クイズ』の『課題』が見える位置に到着する。既にそれなりの人数が集まっているようだ。

 

「おう!比企谷。あと3組までだから登録急げよ!」

 

こちらの存在に気がついた、須藤が教えてくれる。

 

「らしい。少し急ぐぞ」

 

頷く天沢と駆け足で『課題』に近づき登録をすませた。締め切りまで30分以上。あるいは残り一組が参加確定するまで待機だ。

 

「覇気がないようだが、池は大丈夫なのか?」

 

「ちょっと元気ねぇんだよな。試験前からちょっとおかしかったんだが何もないっつって誤魔化すんだよ」

 

「本人が言わないんならどうしようないな」

 

ふと須藤が、俺のそばに立つ天沢の存在に気がつき視線を向けた。

 

「この前の試験ぶりだよね〜。須藤せぇんぱぁい」

 

「あ…ああ、あの時は助かった」

 

「おかげで八幡さんにも会えたしね〜」

 

「……ちょっと来い。比企谷」

 

「おまえ、あいつと来たみたいだったけどよ、1年だろ?どういうつもりだよ」

 

「勝手についてきてるだけだ。犬みたいなもんだと思ってくれ」

 

(犬…♪)

 

はあ…

 

その直後、最後の一組が登録を終えたのか課題のスタート準備が始まった。時間になると、一斉にタブレットにジャンルが発表される。

 

『ジャンル アニメ全般』

 

俺は組んだ手で口元を隠しこう呟いた。

「勝ったな」

 

俺は難なく正答率100%でグループ1位となった。引きこもりボッチの代表として、これだけは負けられん。2位は須藤グループの正答率95%。なお、天沢は正答率20%程度だった。

 

「問題文の意味もわからないですよ〜」

 

「何言ってる?全て模範的な内容だっただろ」

 

「うー」

 

「わん?」

 

「ワン♪」

 

そろそろ本日最後の指定エリアが発表される時間だ。ランダムで指定されたエリアは【I7】。

 

「けっこう遠いね〜。山越え?迂回?」

 

「迂回ルートだ」

 

「はーい」

 

その後、海岸沿いで食料を確保しながら【I7】になんとか時間内に到着。本日の行動はこれで終了することにした。

 

……

2日目終了時

 

比企谷八幡 40点

綾小路清隆 26点 七瀬と同行。池イベント進行

……

無人島での生活3日目。俺は昨日同様朝6時に起床した。柳の下のどじょうではないが、朝いちが1番労せず周りを出し抜ける気がする。最初の指定エリアは【H7】。幸い隣のエリアであり『着順報酬』2位を獲得する事ができた。今日は朝から天沢もしっかりついてきている。次に指定されたエリアは【J5】。少し距離はあるがたどり着けない距離ではない。

 

その道中、【J6】に到着した時の事だ。慌ただしく大人たちが準備に追われているところに遭遇した。

 

『ビーチフラッグ対決』

 

運動系はスルーするつもりだが参加賞の水500mlは魅力的だ。俺は参加を決めた。

 

「俺は参加する事にしたが、天沢はどうする?」

 

「参加するに決まってんじゃん。

 1位とってくるよー」

 

俺達が課題の開始を待っていると清隆と女生徒があらわれた。清隆がやってくると同時に3年生の男子が登録を終え、男性側は締め切りとなった。あ〜そういう事ね。清隆と一緒にきた女生徒は無事登録できたようだ。

 

「あー!綾小路先輩と七瀬じゃん」

 

「天沢と八幡か…珍しい組み合わせ…でもないか。

 お前たちは参加するのか?」

 

「ああ。ちょうど先生達が準備を始めた所に遭遇したからな。ラッキーだった」

 

「八幡。さっきの動きどう見る?」

 

「戦略としては悪くないが…それで楽しいか?

 さて、そろそろ時間だ。いってくるわ」

 

男子の部1回戦さっそく八幡が登場した。相手は3年生の生徒だ。お互いが仰向けに寝そべり、スタートの笛が吹かれる。3年生の生徒は途中で異変に気づいたが、そのまま全力で走りきり無事フラッグを手中におさめた。一方八幡はというとスタートすらしていない。相手がゴールするのを見届けると参加賞をもらい着替えにテントへ戻っていった。さっきのお前の言葉…「戦略としては悪くないが…それで楽しいか?」をそのまま贈ろう。

 

女子の部が始まると華やかさが格段にあがる。1回戦2回戦の結果、決勝は天沢対七瀬になった。他メンバーと比べてもこの二人が抜きん出ているのは明らかだった。

 

「天沢さんが相手ですか。厳しい勝負になりそうです」

 

「わたしが負けるわけないじゃん」

 

決勝の笛がなる。反射速度に大きな違いはなかったが砂浜を蹴る脚力は天沢のほうが圧倒的だ。結果、女子の部は余裕をもって天沢が勝利した。

 

「八幡さーん。見てくれました?あ…あれっ…?」

 

「八幡からの伝言だ。「次のエリアまで時間に余裕ないから先に行くわ。別においつかんでいいぞ」だそうだ」

 

「ふふふっ。挑戦だよね?直ぐに追いついてみせます!」

 

そう言って天沢はさっさと着替えて八幡を追いかけていった。

 

「なんか八幡達楽しそうだな」

 

「そうですね」

 

次の指定エリア【J5】に到着し、1点を得ることができた。すぐに天沢が追いついてきたが…ビーチフラッグのあとに全力で走ってきて余裕があるって凄くね。

 

次の指定エリア【H5】にも難なく辿りつく事ができ、『到着ボーナス』を獲得。次のエリア指定まで時間がある為、休息をとりつつ参加できる『課題』を探す事にした。

 

「天沢。お前なら次どうする?」

 

「『歴史』の学力テストまで全力疾走?」

 

「それでいく。いくぞ」

 

「はあ…はあ…受付けできますか?」

 

「できます。7組目ですね」

 

俺と天沢で8組の定員が埋まる。

 

「受付は!?」

 

「残念ですが終了しました」

 

「ちっ。間に合わなかったか…。おお、比企谷。久しぶりだな」

 

Aクラスの橋本が俺に気づいたのか声をかけてきた。

 

「暑いし汗かくし、挙げ句に間に合ってないし…最悪……!」

 

「まあ、そう言うなって真澄ちゃん。二宮も来たし、次だな次。またな。比企谷」

 

「比企谷さん。一言も喋ってないよ?」

 

『歴史』の結果だが、1位100点天沢。2位90点比企谷。3位80点3年生グループで終わる。

 

この『課題』に参加する為、全力で走ったので、次の指定エリアが発表されるまで休息をとる事にした。

 

「俺はここで休んでいる。余裕があるなら周りの『課題』にいってきてもいいぞ。少なくても次のエリアが発表されるまでは動く気はないから安心しろ」

 

「う〜ん…じぁあご飯か水もらえるのまわってくるよー」

 

次の指定エリアは【I4】。天沢も時間通り戻ってきたので出発する事にした。

 

「道外れてない?もっと東だよね?」

 

天沢が言う通り今俺は【H4】の中央を目指している。先程、清隆に会った時にもらった情報が理由だ。

 

「ソロのよしみだ。ひとつ情報をやろう。『競争』だが発生する場所と時間に規則性がある。次は…」

 

「水は貴重だからな。助かる」

 

「八幡に脱落されるのはオレにとっても痛いからな」

……

 

「お前は清隆の事どれくらい知っている?」

 

「綾小路先輩?う〜ん、八幡さん以上かな」

 

「そうか。さっき清隆に聞いたんだが『競争』の発生にはパターンがあるらしい。そろそろ【H4】で実施されるはずだ」

 

「ふ〜ん。綾小路先輩がね〜。

 ねえねえ綾小路先輩の事教えてあげよっか?」

 

「完璧超人だろ?それ以外必要か?」

 

「はははっ。やっぱり良いよ〜。八幡さん♪」

 

目的の場所に近づくと坂上先生が設営に勤しんでいた。

 

「ではこれより『課題』の参加を受け付ける。ここは着順によって水を得る課題『競争』だ。1番の比企谷は2リットルと3点、2番の天沢は1.5リットルと2点が与えられる」

 

「ラッキーだったね〜」

 

「そうだな」

 

今日最後の指定エリアである【I5】に到着した。流石に『着順報酬』はなく1点が加算されるのみだった。その後、俺達はキャンプする場所を求め、川辺に移動した。

 

「じゃあ天沢は魚取ってきてくれ」

 

「道具ないじゃん」

 

「手づかみでいけるだろ?」

 

「わたしをなんだと思っているの?」

 

「できないのか?」

 

「できるけど…」

 

……

 

3日目終了時

 

比企谷八幡 55点 ※『歴史』2位3点

綾小路清隆 ??点 小宮達襲撃事件遭遇。天沢なし




なにげに神室初登場!
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