ようこそ正反対の二人がいく教室へ   作:ゆうき35

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体育祭&文化祭 準備中

「満場一致特別試験が終わり、お前たちは次の戦いに足を進めなければならない。体育祭の詳細、本年度に適用される特殊ルールを説明したい。よく聞くように。生徒会が提言していたこの学校の在り方が、無人島試験を含め認められつつある。個人の実力を重視した案を強く組み込んだ試み、それが具現化した体育祭となる」

 

『体育祭』

 

・クラス別報酬順位

 

1位     150クラスポイント

2位     100クラスポイント

3位      50クラスポイント

4位 マイナス150クラスポイント

 

・個人戦報酬(学年別、男女別)

 

1位 200万プライベートポイント

   もしくはクラス移動チケット(限定的)

2位 100万プライベートポイント

3位 50万プライベートポイント

 

茶柱先生が説明を終え、この場を後にすると一気に教室は沸騰した湯のように慌ただしくなり始める。

 

「よっしゃ鈴音、早速ミーティングしようぜ!」

 

まず大声を張り上げた須藤。ルールを聞いて俄然やる気を増している。洋介も自然と腰をあげ堀北の方へ歩みを進める。ここまではいつもと同じ流れ。満場一致特別試験では大立ち回りをしてしまった俺だが、体育祭に関しては昨年同様自分のノルマをしっかりとこなすだけだ。幸い個人競技も準備されており足をひっぱる事はないだろう。

 

……

今日の夕食時、桔梗・いろは・天沢といういつものメンバーが食卓を囲んでいる。

 

「もうすぐ体育祭かぁ〜。八幡はどうするの?」

 

「幸い個人種目もあったからな。フリースロー対決とリフティングは確定だ。あとの3種目はどれでも変わらんからな…」

 

「先輩、バスケやサッカーできましたっけ?」

 

「1人でやる分には得意だな。体育の時間は基本的に1人だったから黙々とフリースローやリフティングは練習していた。漫画の影響で○ス○ィレクションも習得したんだがな…」

 

「凄くない?」

 

「相手だけなら良かったんだが味方にも認識されん。不要な技術だな」

 

「じゃあじゃあ、私と組もうよー」

 

「今の所、他学年と組めるかはわからんだろう」

 

「はーい!私とテニスの混合ダブルスに出よっ」

 

「テニスか…」

 

「先輩テニスできましたよね?」

 

「大天使に付き合って、それなりにだがな」

 

「じゃあ、決まりね♪」

 

「勝てるレベルじゃないぞ」

 

「別にかまわないよっ」

 

「分かった」

 

「なら、他学年と組める競技があれば私と一夏であと2種目エントリーすると言うことで」

 

「拒否権は?」

 

「あるわけないじゃないですか?もし、逃げたら一夏をけしかけますよ」

 

「逃さないよー」

 

「はあ…了解だ」

 

……

体育祭に向けてクラスの準備は進んでいる。運動能力に優れない俺からすれば、正直どうでもいい。この期間に少しでも文化祭の準備を進めたい所だ。今日はメイド喫茶を開催するにあたり、クラスでも重要な役割を果たすであろう2人と交渉をすることにした。

 

「池、外村。待たせたか?」

 

「櫛田ちゃんに呼ばれたから来たのに、な〜んだ比企谷かよっ」

 

「そういうな。文化祭に向けて2人に協力を依頼したい。堀北はできるだけ内密にすすめたいみたいだけどな。俺が承認させた企画なんだが…」

 

「もったいぶるなよ」

 

「メイド喫茶だ」

 

「「!?」」

 

「なあ外村。うちのクラスの女子が本気でやれば他クラスに圧勝できると思わないか?ちなみにだが、櫛田、佐藤、松下、王、波瑠加は当日メイド姿で接客することは了承済みだ」

 

「「ごくっ」」

 

「しかも当日サプライズも予定している」

 

「比企谷様!ついていきます!!!」

 

「協力してくれる。その理解で問題ないか?ちなみにこの件は『体育祭が終わるまで内密だ。』約束できるか?」

 

「「もちろんだ」」

 

「もし、それまで外部に漏れれば真偽はどうあれお前らの責任と判断する。その場合…外村には当日チェキ係を予定しているが白紙だな。池はこの企画には一切関わらせない」

 

「「なっ!」」

 

「男だけの約束だ。守ってくれるか?」

 

「「当たり前だ」」

 

「そう言ってくれると思った。これが現段階の企画書だ。予算とかは気にしなくていい。これを読んで思った事を指摘して欲しい。あと、外村には別に依頼したいことがある。それは…」

 

「任せてくれ。完璧にこなしてみせる」

……

また、別の日。桔梗に頼んで一之瀬を夕食に誘った。

 

「桔梗ちゃんじゃなく、比企谷くんに誘われるなんて珍しいね」

 

「これは一之瀬だから話をする。そう理解して欲しい」

 

「かしこまって言われると緊張するね。何かな?」

 

「文化祭だがお前たちのクラスの企画次第にはなるが『俺』と協力関係を結んでくれないか?」

 

「どういうことかな?」

 

「まず俺達の企画を一之瀬に伝える。その後でこちらの条件を伝えようと思う。もし、条件が合致するなら協力関係を結びたい。もし、決裂した場合、すまないが一之瀬の心の中にしまってくれないか。手前勝手な話だがな」

 

「…まずは企画を聞かしてもらって、それで判断って事でいいのかなっ?」

 

「そうだ」

 

「わかったよ。まずは話を聞かせてもらえるかなっ」

 

「俺達はコンセプトカフェ。所謂、メイド喫茶で勝負する。その企画の責任者は俺だ。もし、一之瀬のクラスが飲食系、特にスイーツを専門に考えているなら提携してもらいたいと考えている」

 

「…具体的には?」

 

「俺たちがメイド喫茶で提供するスイーツ。準備してくれるならその売上の全てを渡してもいい。そうだな。できれば女生徒が好ましいが1人派遣してもらい、スイーツのオーダーが入ったらその生徒が決済すれば問題はないはずだ。できれば出展場所も俺達の隣にしてくれると助かる。もちろん情報はこちらから提供する」

 

「もし、それを受けたとしてもこっちが貰いすぎかな?」

 

「なら、当日、○○と○○と一之瀬の時間を1時間もらいたい。それでどうだ」

 

「にゃー。私もなの?」

 

「当然だろ?一之瀬以上の戦力はなかなかいない」

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