ようこそ正反対の二人がいく教室へ   作:ゆうき35

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2度目の体育祭

朝、グラウンドに集められた生徒たち。設営された壇上では南雲生徒会長が開会の挨拶をしている。俺達二年生は清隆と坂柳の2名が欠席のようだ。今日の体育祭だが、龍園のクラスとはお互いに干渉をしない契約を結んだらしい。その代償が2人の欠席というのも考えられるな。戦力的に清隆の欠席は痛いが龍園に妨害されない事、それ以上に坂柳の不在は大きい。この体育祭でクラスポイントの逆転も視野にはいることだろう。

 

俺は1種目にエントリーしたフリースロー対決の会場にむかう。何度か練習をしたが腕は衰えてないようで成功率は8〜9割程度だろうか。恥ずかしい結果にはならないだろう。体育館に到着すると既に参加者は揃っているようだ。1人10本。成功数が多い順に順位が決まる。実にシンプルなルールだ。結果は8本の成功で3位となった。まずまずの出だしだろう。

 

次はリフティング。会場に到着すると知っている顔をみかける。

 

「よお、比企谷もリフティングか?」

 

Aクラスの橋本だ。

 

「ああ。お前がサッカーを選ぶのズルくないか?」

 

「まあ、そういうな。こっちは坂柳の欠席でてんやわんやだ。少しぐらいアドバンテージあってもいいだろっ。じゃっ、お互い頑張ろうぜ」

 

経験者には勝てん。善戦はしたが結果は2位で終わった。ちょっとだけ自信あったんだがな…。

 

グラウンドには電光掲示板が設置されており、常時どのクラスがどんな成績をおさめているかを確認する事ができる。スタートこそ龍園のクラスが首位だったが程なくして、一之瀬クラス、俺達、龍園クラス、坂柳クラスの順で落ち着いている。一之瀬クラスは人数面で有利な状況を活かし、得点が高い団体競技で着実に点を稼いでいるようだ。

 

正午の休憩を挟んで後半戦へと体育祭は進行する。幸か不幸か他学年とのチーム作成は認められなかった。俺は2種目を適当に選択。結果?それは聞かんでくれ。そして、最終競技となるテニス男女混合ダブルスの準備をしている。

 

「いよいよだねっ」

 

「須藤と小野寺のペアもでてくるとはな。桔梗が参加する事…堀北に何か言われなかったか?」

 

「止められたけどね。無視?他で十分貢献してるし、これぐらい好きにしてもいいんじゃない」

 

「なら、後で文句言われん程度に頑張りますか」

 

1回戦は無難に勝利したが2回戦で須藤達と対戦、あえなく敗退した。風精悪戯はどうしたって?簡単に風など読めん。俺達はそのまま須藤達を応援する事にする。むかえた決勝の相手は1年の宝泉ペアだ。

 

「なんというか青春だな…」

 

「そうだね…」

 

「いつからこんなスポ根になった」

 

「小野寺さん報われないね…」

 

宝泉の圧倒的なパワープレイの前に徐々に追いつめられていく。執拗な責めにより弱っていく小野寺。冷静さをなくしプレーが雑になる須藤。そんな悪い流れが第3セット、小野寺が負傷した事により変わる。須藤は宝泉に詰め寄ろうとしたが、止める小野寺。完全にヒロインだ。ここで須藤がアンガーマネジメントを覚えた事で覚醒する。試合の結果も見事な逆転劇だった。そして、堀北を探しに行く須藤…

 

1位 2年Cクラス ※一之瀬クラス

2位 2年Bクラス

3位 2年Dクラス ※龍園クラス

4位 2年Aクラス ※坂柳クラス

 

個人1位 男子 須藤 健

     女子 小野寺 かや乃

 

体育祭が終わり、次の日が始まる深夜0時。校内のネットワークに1つのホームページがアップされる。

 

【2年Bクラス メイド喫茶公式ページ】




体育祭楽しみにして頂いた方にはすいません。さらっと終わってしまいました。そして、さらっと坂柳クラスを抜いてます…まだ月中なのでクラス移動はありません。
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