† D.M.C High×School † 作:@Little
プロローグです。
ギルクラをメインにこちらは更新遅くなる予定ですが、よろしくお願いします★
とある大陸沿岸部に存在する─────"街城塞都市フォルトゥナ"。
今現在のフォルトゥナに俺は、「
この土地では"10年前"、自信が所属していた教団。2000年もの間、人類を"たった1人"救って来た伝説の悪魔、"魔剣士スパーダ"を讃え祀る"魔剣教団"により、人類の"救済"とか訳の分からない大 虐殺劇が起こってしまった場所だ。
その"救済"を引き起こした人物は、良い歳して自分は"神"だ。と言い張る爺さん。魔剣教団の司祭だった老人だ。
その爺さんにより…………時としては戦い、敵に捕まった俺を助ける為に抗い、家族であり兄弟のような存在である"クレド"は…………命を落とした。
その妹である"キリエ"も司祭に捕まり、場は混乱を期した。何故なら、馬鹿でかい真っ白い銅像に"スパーダの血族"である"俺"を吸収させる事で、その銅像がまがい物の"神"として動き始めるからだ。キリエと共に吸収されてしまった俺は、情けなくも2度剣交えた俺の"叔父"であり、最強の
たった2度しか会ってないのに、普段はニヤニヤしてる奴だと思ったが…………やる時はやってくれるみたいで、ダンテ1人で教団側はてんやわんやだったみたいだ。スパーダの血族を利用しようとしていたのに、スパーダの血族により阻まれるとは何とも不憫な…………。
フォルトゥナ各地を周り、"魔界門"全てをたった1人で破壊してくると言うその暴れっぷりは、嘗てのスパーダのようだった。…………らしい。
実際に見ても聞いてもないから、俺には分からない。ただその話を全てが終わった後に、教団の残党から聞いただけだから、真実なのかはその 時は知らなかった。…………聞いた後、ソイツは"スパーダ"を見た事があるのか?とも思ったが、聞くのは辞めておいた。だが…………長い間ダンテとつるんで来たから分かる。確実に残党の言っている事は、嘘ではないと。
"悪魔も泣き出す"とは、彼にこそ相応しい。
俺は今でもそう思うよ。ある意味アイツが居たからこそ、俺は今キリエと共に生きて居られる。あの時、ダンテが教団の噂を嗅ぎ付けなかったらどうなっていたんだろうな? …………実際には"レディ"が嗅ぎ付けたと聞いたけども。 そう思うと感謝している。"トリッシュ"も含めて、今では彼等は俺の友人の様な"仲間"だ。
ダンテとトリッシュで、結構頻繁に俺をウキウキしながら
…………先程の"仲間"発言を取り消した方が良かったか? いや、いざという時には頼りになるんだが…………。普段はなぁ…………ダンテなんかストロベリーサンデーとピザしか頭に無いしな………。まぁ、いい奴なんだけどさ。
最近は、俺達が悪事を企む核となる殆どの"悪魔"を倒したからか、偶に出るスケアクロウやブリッツ、フロスト等しか出現しない。悪魔の出現が少ないのは良いことだ。その代わり、表の便利屋稼業が繁盛しているけどな?
10年もの間、沢山の事があったよ。俺とキリエは6年前、"結婚"したんだ。ダンテ達も祝ってくれ、フォルトゥナでの挙式を上げた。"結婚指輪"は、嘗てしていた左手のリングを外して、薬指に着けているよ。家族"3人"で撮った写真を"ペンダント"にして、"3人"で大切に持っているんだ。
…………クレド。俺はあんたにも見て欲しかったし、祝って欲しかったよ。6年経った今でもそう思うよ。だからせめてさ────
「………………見守ってやってくれよ"
俺は"空の上"に居るであろうクレドに、そう願いを込めて呟いた。自分らしからぬ発言に、少し微笑んでしまう。…………以前の性格なら、こんな事は言わなかっただろうな。それもこれも、キリエやダンテ、トリッシュにレディ。フォルトゥナの優しい皆のお陰か。…………それと、"エヴァ"も。
"エヴァ"と言うのは、俺とキリエの間に"5年前"に生まれて来てくれた女の子。つまり、"娘"だ。髪の毛は俺と同じ銀髪の長髪で、顔はとてもキリエに似ている。…………悪魔の血は、どうなんだろうな? この5年間、ケガなどはしたが特に悪魔の力による変化などは無かった。
…………まぁ、俺の "
そうそう、エヴァの名前の由来はな? 前に聞いたダンテの母の話。"トリッシュ"に瓜二つな母親で、とても優しく聡明な人だったんだと。その人ほ名前は"エヴァ"。つまり、祖母になる。正義の心を持つ、祖父で最強の悪魔の"魔剣士スパーダ"と、悪魔であるスパーダ惚れた優しき人間であり祖母の"エヴァ"。
…………会った事はないが、ダンテの母親を話す雰囲気から、とても"彼女"が優しいのだと分かった。そんなダンテを見て、俺はダンテ自身も"2人"の想いを受け継いでいるんだなと思ったよ。 だから娘にも、そのスパーダが惚れた程の"優しさ"を持つ人に育って欲しいと思い、娘に"エヴァ"
と名付けたんだ。
…………この名付けた利用を偶にコチラにやって来るダンテ達に話した時、ダンテ"のみ"に盛大に笑われた。いや…………実際はダンテの照れ隠しだったんだ。ダンテ達が帰った後、トリッシュとレディからの書き置きが事務所のテーブルに置いて合ったんだ。やけに達筆なその手紙には、こう書かれていたよ。
『〜Dear Nero〜
分かっていると思うけど、ダンテはね? 貴方が"エヴァ"と娘に名付けた理由を、本当に嬉しく思っているのよ? "あぁ、父と母の意思は俺達双子だけじゃなく、ちゃんと受け継がれてる"って。
あの時ダンテは盛大に笑っていたけども、本当は涙が出る程"嬉しかった"のよ。実際は、その涙を隠す為に"笑い泣き"していたのよ。
だから、貴方は誇って良いのよ? アイツが…………ダンテが涙を流す何て、"2度目"なんだからね?
じゃあ最後に…………おめでとう、ネロ。娘を大切にしなさいよ?
この手紙を初めて読んだ時には、流石に涙腺に来た。俺自身も何となくは分かっては居たけど、まさかそこまで思ってくれているとは思わなかったから。驚きと共に、嬉しかった。彼等の想いを受け継いでいると言う事が…………。俺には嬉しかったんだ。唯一の血の繋がった"肉親"であるダンテに、そう思われていた事が…………。
「…………ふふ、思い出したらキリがないな。さて、"
ここに来て初めて今回の目的を話すが。俺は今、依頼の為に現場に来ている。その依頼とは "
「さて、この間ダンテから譲り受けた"コイツら"の試しでもさせて貰おうか………………"
俺は自分の台詞と共に、 嘗て傷を負い、悪魔の力が表に出て変化してしまった右腕、"
"コイツら"とは、こないだダンテから幾つか譲り受けた"魔具"と"フォースエッジ"だ。何故譲ったかは、自分の想いと"祝い"………………だとさ?
俺が、その魔具達を譲り受ける時に、ダンテに"本当に良いのか?"と聞くも………………
……
…………
………………
……………………
「……あぁ、ソイツらも誰かに使って貰えた方が嬉しいだろうしな。それに……少し長くなるが良いか?? …………フォースエッジは俺も使ったが、お前の父である"バージル"も使った事のある剣なんだよ。
………まだ……バージルが"バージル"の時であった頃だ。恐らくこれが、"バージル"としての最後の時だろうな。崩壊していくテメンニグルでの"世界を賭けた"とも言える"俺"との決着をつける時に使ったんだよ。 しかもその時なんて、"
…………実際に戦った時は凄かったよ? "瞬間移動"からの頭上への二刀による、お前さんで言う所の"
まぁ、俺もその時はお前さんに"魔具"と共に譲るつもりの、"
…………お前さんは、俺の双子の兄であるバージルの血を受け継いでる。……俺が見る限り、閻魔刀の扱いだって俄然、俺よりも上だしな?
俺はな? "あの時"のバージル同様、お前なら俺よりも"レッドクイーン"や"ブルーローズ"、閻魔刀と共にソイツらを上手く"扱ってやれる"と思う訳だ。どうだ?? お前さんが"コイツら"をさ、大事に使ってやってくれよ。
…………あ、そうだよ。そう言えば、2人の結婚祝いも出産祝いも成人祝いもやれてなかったしな? まっ、かなり遅い"祝い"ってのも乙なもんじゃないか? えっ? ダメ? 別に良いじゃねぇか
──────"坊や"?」
「………………おいおい。"28歳"に向かって、まだ"坊や"って言うのかよ。…………しかも、途中まで良かったのにな……ダンテ。幾ら何でも適当過ぎるだろ、最後だけ…………」
「…………まぁまぁ、気にするなよ?? 俺からしたらお前さんは何時までも"坊や"何だよ。それに、この俺が"祝い"って事で、お前さんに嘗ての相棒達をやろうってんだから素直に受けとれよ、坊や?」
「…………はぁ……分かったよ。 なら有り難く"コイツら"を使わせて貰うよ……ダンテ」
「おう! そうそう、そうしてくれそうしてくれ。 あっそのエレキギター"ネヴァン"はな?? 雷の─────」
……
…………
………………
……………………
………………そういや、こないだ俺に譲る時のダンテは嬉しそうに語ってたっけな。何処でどうやって手に入れたーとか、どういう風に使うんだーとかな?? …………笑っちまうだろ?? これでも、"最強"様何だぜ?? 偶にダンテって子供っぽいから、本当に見てて笑っちまうんだこれが。まぁ、それがアイツの良い所の1つ何だろうな?
そう思うと、俺は今…………とても恵まれているんだな。 愛している"
本当に、恵まれている。
「………………ん? あれ? 悪魔共は…………?」
俺は気が付いたら、既に目の前には悪魔共の姿は無く、抜け殻の様に散らかった大量の布切れだけ。…………どうやら俺は、思考の海に溺れている最中に悪魔共を倒していたらしい。当たりには、俺が放ったであろう"雷を纏う蝙蝠"によって、少しだけ焦げていた。
「………………まぁ、終わったのなら良いか。さてと…………帰るか。今日はエヴァがダンテ達と遊びたいからって、キリエ達もダンテの所だったな」
俺は "
"プルルルル"と着信音が鳴り、4コールした後に相手が電話に出た。
(おう、"坊や"。いきなりどうしたよ??)
「…………突然悪いな、ダンテ。キリエ達はもういるか?」
(ん?? あぁ、キリエとエヴァなら俺の所に居るぜ?? 何せ今、俺がエヴァと遊んでるからな??)
「そうなのか? 何時も悪いな、ダンテ。 エヴァに少し変わってくれないか?」
(あぁ、分かった。……ほらエヴァ、パパに変わるか?)
(変わる!!)
電話の先から、姪っ子と接していて楽しそうな"ダンテ"と、そのダンテに、元気や返事を返す"エヴァ"。2人のやり取りに、俺は微笑ましくなる。
(パパ?)
「あぁ、パパだよエヴァ?」
(今ね? ダンテ叔父さんに遊んでもらってるよ! トリッシュ"お姉さん"とレディ"お姉さん"にもだけど!!)
………………相変わらずあの2人は、エヴァに"お姉さん"と言わせてるのか…………。いや、まぁ…………確かに見た目は未だに"お姉さん"だけどさ。俺より遥かに年上だぞ? あの2人は。あの2人の生体はどうなってるんだ? 美の秘訣とか一向に興味無さそうなんだが………………。
(…………パパ?)
「あ…………あぁ、済まないエヴァ。 お前が楽しそうなら良かったよ。いい子にして、ダンテ達と沢山遊んでもらえよ?」
…………余計な事を考えていたらしく、エヴァの呼び掛けに気が付かなかったようだ。いや、余計と言うか…………俺の疑問?? まぁ、良いか。今更だしな。
(うん!! なら、ダンテ叔父さんに戻すね?)
「あぁ、ありがとう。愛してるよエヴァ?」
(私もだよ、愛してるパパ!! じゃあ、ダンテ叔父さん……はい!!)
…………やはり嬉しい物だ。娘に"愛してる"と言われるのは。
(…………おいおい、坊や。こっちは聞いてて、恥ずかしくて"狂っちまいそうだぜ"?)
「……………何でそこで、あんたの"決めゼリフ"の1つが出るんだよ。恥ずかしくて狂ってたら、人類皆狂ってるよ…………」
(Wow!! 面白い事を言うねぇ、坊やは。 そうそう、キリエの嬢ちゃんも変わるか? と言うか俺らの隣に居るが)
キリエが? なら、変わって貰おうかな??
「分かった。なら頼むよ、ダンテ」
(OK! キリエ、旦那だぞ?)
(ちょ! ダンテさん!)
(良いじゃねぇか! もう新婚さんって訳じゃねぇんだし、照れるなって嬢ちゃん。ほらよ)
(…………あわわわわ、携帯落ちる!……も、もう!)
…………電話の先から連想するに、恐らくダンテが携帯を放り投げのだろうな。何か、キリエが焦ってるのも新鮮だな。
("ネロ"??)
俺の妻であるキリエは、電話の向こうで問い質す様に"ネロ"と呟く。
「あぁ、"ネロ"だよキリエ。そっちはエヴァがはしゃぎ過ぎて、迷惑とか掛けてないか?」
(ううん? 大丈夫だよ?? ダンテさんやトリッシュさん、レディさんは何だかんだで楽しそうだし。ダンテさんに至っては姪っ子だからね? 愛おしいそうに一緒に遊んでるよ?)
「…………ふふ、ダンテは相変わらずなんだな。 なら、良かったよ。 あっ、そうだ。仕事は終わったしもう帰るからさ、後で皆で外食にでも行こうか?」
ダンテはエヴァには本当に甘いからな。姪っ子だから、エヴァも肉親になるしな? だからかな?
(そうなの? 分かったわ、ネロ。エヴァとダンテさん達にも言っておくね?)
「あぁ、頼むよ。じゃあ後でな、キリエ?」
(うん。待ってるよネロ。貴方を"愛してる")
「あぁ、俺もだよキリエ。君を"愛してる"」
俺は胸に掛けている"ペンダント"を開き、中に入っている親子3人が笑顔で写っている"写真"を見ながら、キリエにそう伝える。このこっぱずかしい言葉も、今では面を向かって言える程、俺は素直になったと思う。
フォルトゥナ事件が終わった時、"悪魔で、人間なのかすら分からない"俺が受け入れられなかったらと思うと"弱々しく"も彼女に告白をしたんだ。だが、彼女は俺が考えているよりも、遥かに強く、遥かに優しく、遥かに嬉しい事を言ってくれたんだ。
"悪魔なんか関係ない。ネロはネロだから、私の知る中で最も"人間"らしい、大好きなネロだから"
助けてくれたダンテと共に、俺は"姉"の様で"家族"の様だった"
(じゃあ、待ってるね? ネロ。 はい、ダンテさん)
(………………おいおい、2度もイチャつきの後に俺に電話回さないでくれよ。トリッシュ! 頼む!)
(良いわよ? ネロ?)
キリエからの電話受け渡しをダンテが放棄し、まさかのトリッシュに渡った。
「トリッシュか? どうしたんだ?」
(いやぁ、あんたたち見てて羨ましく思うわね。私も、恥ずかしくて"狂っちまいそうだわ"?)
「…………あんたもかよ!」
(まぁ、それはいいとして。今日少し呑みましょうよ? ビンテージ物のワインをさ? ねぇ、レディ?)
(良いわね? ちょっと変わってトリッシュ。(いいわよ? じゃあねネロ)…………そう言う事よ、ネロ! 今日は呑むわよ! "楽しみすぎて狂っちまいそうね"!!)
「…………………………更にアンタもかよッ!?!?」
(…………という事よ? 寄り道せずに帰って来なさいよ? 分かった?ネロ? 私達はアンタの"お姉さん"みたいなもんなんだからね?)
「…………はぁ、はいはい。分かったよ"
確かに、弟を見る"姉"の様に良くしてもらって居るから…………逆らえない。
(それで良いのよ! なら、早く帰って来なさいよ? じゃあね。 ほら、ダンテ)
(何で俺に戻って来るんだ…………。あー、"
また自分に戻って来たと、少し面倒くさそうに電話にダンテが出た。
「あぁ、悪いな何度も何度も。もう大丈夫だぞ?」
と、俺がダンテそう言った瞬間………………異変が起こった。
「な、んだ…………あれは…………?」
俺はその目の前で起こった"光景"に、息を呑む…………。何故なら、俺の目の前の空間が"蜃気楼の様に歪み出して"いるからだ。次元を斬る事は"次元斬"で可能だが、空間がそのようになるのは初めて見る。…………この異常な光景に、俺の額から冷や汗が落ちる。
(………………坊や? どうした?)
先程の呟きから心配したのか、ダンテが心配そうな声で"どうした?"と投げ掛けてくる。
「…………ダンテ。もしかしたら……"帰り"が遅くなるかも知れない」
(おい、何があった。坊や…………!! 待ってろ、今すぐ俺も行く!! そこは何処だ!!)
…………ダンテは来てくれると言うが、恐らく間に合わないだろう。歪んだ空間は徐々に黒くなり、俺を取囲むように現れているんだ。…………武器は全てある。もう間に合わない。なら、伝える事は伝えなくては…………!!!!
「…………街の外れだ。だが、空間が黒くなり…………俺を囲んでいるんだ……!!
…………だからダンテ、良く聞いてくれ。例え、帰りが遅くなっても…………"俺は必ず帰るから"。だから、頼むよ…………!!
俺が帰って来るまで…………キリエとエヴァを、見ていてやってくれないか? "
俺はダンテにそう頼む。良いだろ?叔父さん。甥の頼みを聞いてくれよな?
(………ッ………分かった!! 必ずキリエ達の元に戻って来い。良いな!! "ネロ"ッ!!!! クソッ、ネロ!!2人に声を聞かせてやれ!)
ダンテがそう言うと、"ピッ"と携帯から鳴るのが聞こえた。
「…………あぁ。キリエ? エヴァ?」
(ネロ!!!! どうしたの!? 何があったの!?)
(パパ!! パパッ!! どうしたの!? 帰るのが遅くなるって!!)
…………2人が本気で心配しているのが分かる。どうやらダンテが、携帯をスピーカーモードにしたみたいだな。 早く帰るって約束したのに、帰るのが遅くなるのは心苦しいな…………。
(ネロ!! 何があったのよ!! 答えなさい!! )
(帰るのが遅くなるって、そんなの許さないわよ!! ワイン飲むんでしょ!! 意地で帰ってきなさいよ!! ネロ!!!!)
トリッシュ、レディも…………。あぁ、分かってるよ。今すぐは帰るのは、もう無理そうだけど………………
「…………"必ず"皆の元へ帰るよ。だから、心配しないでくれ。少しだけ────"寄り道"してくるだけだから」
俺はそう言って、 "
────だが、これだけは言っておきたい。
「───────愛してるよ。……キリエ、エヴァ。じゃあ、2人の事を俺が帰ってくるまで頼むよ。ダンテ、トリッシュ、レディ。
……………………じゃあ、行って来るよ皆」
もう、話すのは無理だろう。そう思い、俺はゆっくりと目を瞑る。俺は諦めたのではない。どんな事があろうとも、俺はキリエ達の所へ帰って来る。そう決めたから、俺は"行って来る"と伝えたんだ。
(うぅ……パパッ!! 私もパパを愛してるから!! だから必ず帰って来てね…………??)
(………………ネロ!! 私も……私も貴方を愛してるよ…………!! 貴方を、エヴァと一番に 待ってるから!!
…………だからネロ─────行ってらっしゃい。)
視界が暗転する中、俺の一番欲しかった言葉が────
────────聞こえたんだ。