「(幼馴染を恋愛的に見るのは)いやーきついでしょ」と言ったオリ主が幼馴染達に娶られるまで後…   作:ネマ

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みなさん4ヶ月お待たせしました。
映画のこと書きたかったり、(頭が)わんだほーい願を書きたかったり、◼️◼️大勝利ルートだったり、異種族パロだったり、騎士と魔女パロだったりと色々と試作していたらこんなに時間が経っていました。
ま、まあそれ以外には買ったベース(志歩と同じ濃い緑)にハマってたり色々としてたのはご愛嬌。

今回、そんな色々と試作した中でも考えていたワールドリンク風。
丁度2周目のレオニリンク『ordinary yet special US』が終わった事ですしちょうど良いかなということです初の試みである告知風を含めた感じになってます。

長々と語ってしまいましたがそれでは、どうぞ。


WORLD LINK 『No Night Shall Guide Tonight』オープニング

 

 

 

 

 

プロジェクトセカイ 
 

prsk_SHosi
 

明日、X月X日20:00より

ワールドリンクイベント『No Night Shall Guide Tonight』を開催

 

幼馴染同士の確執が消えて、確かに充実した日々を積み重ねているLeo/need。

そんなある日の朝だった。いつも通りの平和で楽しい1日が始まると考えていたその時

そこにいたのは『幼馴染を忘れた』願で────。

 

                  
 

 

 

 

 

 


 

 

 

オープニング『もしもの悪夢』

 

 

 

 

それは、いつもの朝だった。と一歌はその時のことを思い出す。

一度寝たら中々起きない願の貴重な寝顔を眺めるために、私たちはじゃんけんをしていつものように願のベッドに向かった。モダンを基調としたこの願の私室も最近は私たちの影響で少しずつだけど物が増えてる事、とっても嬉しかった。

 

そうやって一歌は願のベッドに腰掛ける。願のスマホのアラームが鳴るまではあと十分ちょっとある。それまでが幼馴染たちにとって願を好き勝手できる密かな時間だった。そう、今日も楽しげに一歌は願を眺めていたその時だった。

 

「…………お前は、誰だよ」

 

「………え?」

 

寝ているはずの願の手が、一歌の首元を掴む。

その一瞬の行動に一歌は反応する間もなく願にベッドに押し倒される。悪ふざけなんかじゃない幾らベッドの上といえど殺しきれないその威力に、現状が理解できないと一歌の思考は停止する。

 

だがそんな茫然自失とあり得ないことが起きたと言わんばかりに目を丸くして成されるがままに固まる一歌を置いて、願が悍ましいモノを見たかのような嫌悪感を含めた視線で吐き捨てる。

 

「で、ここはどこだよ。おい、聞こえてんのか?」

 

「え、え……げ、願……?」

 

どこか敵意…いや殺意さえ滲ませる願の声色と視線は初めてなのだろう。いや想像もしていなかったというべきか。今まで一度も見たことがない豹変した願の姿。

 

空を宿したような願の瞳には危険な色を宿して、一歌を見下す。その瞳の中にあるのは一切の断絶。親愛も、友愛も、愛情さえもない路の塵をみるかのような願の表情に一歌の顔がくしゃりと歪む。

 

「わけわかんねぇ。なんだ、このアマは」

 

「え、へ……え?」

 

敵意も、害意も恐ろしいモノだ。だが自分全てを捧げても愛してると答えられる人から向けられる無関心にも似た敵意に、一歌という少女はあまりにも無力だった。或いは想像もしていなかったというべきだろうか。

 

困惑する声色に涙が滲む。自分たちが知らぬ間に願の気に触るような事をしてしまったのか、そう自罰的に加速する思考に、願の目が鋭く冷ややかになっていく。

 

(わけわかんねぇ。ここはどこでコイツは誰だよ)

 

目の前、というか願の下で半泣きになりながら呼吸を荒くする同い年ぐらいの女子高生を前に思考をぶん回す。覚えていること、そして訳のわからない家のベッドで寝ている理由を。

 

覚えていることは少ない。掘り返す記憶の中で明確に覚えていることは少なくとも自分の寝床はこんな上等なモノでは無かったし、自分の寝床に近づくようなこんな陽だまりの気配の中の女なぞ居なかった。ということだ

 

(見慣れないモノばかりだが、コイツは俺だ)

 

今だに涙を流してはぐはぐと必死に息を吸っている女を置いておいて、周囲を見渡しもしも俺がこんな家に住んで服を置いておくならとクローゼットを開ける。ビンゴ

 

手脚の感覚を理解する。違和感はないだろう間違いなくこれは俺の身体だとわかる。分かっているのに、まるで異世界か並行世界にでも迷い込んだかのような違和感。

 

(気持ち悪い。…ああ、気色悪い)

 

身体じゃなく、心に重しがこびりついているかのような不快感。自分という存在の形を無理矢理歪めてさも正しく在り続けるというどこか狂った狂気を正気で塞ぎ込んでいるかの様な歯車が噛み合わないそんな感触。

 

間違いなく俺じゃない俺もワルを知ってる。こんな陽だまりには居られない夜の寒さに、走らせたバイクの風に何故か無性に泣きたくなる様な笑いたくなる様なそんな気持ちが渦巻いて、ただどこにも行けなくなったバカ。

 

(ああ、いいぜ。どこかの俺の好だ)

 

本当にバカなヤツだ。どこにも行けなくなる前に、どこにでも消えてしまえばよかったのだ。それが出来なかったからきっとこうして俺が喚ばれた。そう考えるのなら辻褄が合うと願は嗤う。

 

お前が出来なかった事を、お前がしたかった俺のことを代わりに片付けてやる。どう言った理由で今まで切れなかったのか、()()()()()()()()()()()()()()()()()()それをすれば俺はもう自由になれるのだ

 

(まずは、コイツだな)

 

一体どんな縁があって俺はこんな吐き気がしそうなほど陽だまりの女と付き合いがあったのか。甚だ謎だが、こういう存在に対する対処なんて最初から決まっている。

 

 

「……ああ、邪魔だから消えてくんね?」

 

 

その言葉に最初、一歌は理解できなかった。いや、理解することを頭も心も拒んだというべきか。

 

「ぇ………?」

 

いつも通りの変わらない幸せな日常が始まるはずだった。最愛の人と一緒に毎日を過ごして、それと同じぐらいに大好きな幼馴染と楽しく日々を送れて、一緒の夢に向かって歩いているそんな幸福な日常。

 

けどそれがまるでガラスが粉々に砕けるように圧壊していっている。願?の言葉が嘘でないことぐらい分かる。今まで、10年以上一緒にいたのだ。全て本心で願は私たちに要らないと、邪魔だと否定した。

 

「あ、願。………わ、わたしなにか」

 

知らぬ間に何か願の気に触るような事をしてしまったのだろうか。霧散しかける思考を無理矢理纏めても、一歌の脳内に答えは出てこない。当然だろう、少女たちに原因はない。だがそんな事知る由もない。

 

思考が、感情が、想いが、心が、魂が瓦解する。希望が絶たれる絶望。或いは今この場で何をすれば願に許してもらえるかに一歌の思考が逃避を是とするのは不思議な事ではない。

 

「そ、そうだ……」

 

(調べるしかないな。この世界を)

 

これなら、と自分の服に手を掛けた一歌を一瞥することもなく願は遠くを見る。もはや目覚めた最初にそばに居た幼馴染のことさえも思考の彼方に捨て置いて、願は準備をする。スマホと、財布と。とりあえずこれさえあればどこにでも行くことはできるだろう

 

「………待って、ねぇ!待ってよ!!」

 

(全く、どうなっているのやら。この世界の俺は)

 

或いは最初から()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

その悲鳴も、絶望も、嘆きも、懇願も、悲嘆も、悲願も全て願には届かない。

 

別たれる。2人の明確な距離を、差を表すかのように崩れ落ちた一歌をおいて願は部屋を出る。扉の扉を閉めてようやくここが2階である事を知る。家から出るのは簡単だ下から2人程度の足音を感じなければ、の話だが。

 

「いっちゃん遅い!………ってあれ?」

 

「願?……おはよう」

 

階段の下から現れる2人の同い年の女子高生。金髪の女は派手さはあるのに、どこか世間知らずの雰囲気がある。良い意味で善性の中で生きてきたんだろうなという陽だまりそのものの様な触れてはいけない直視するだけで自分の悍ましい影が浮かんでくる様なそんな天に座する太陽の如き、笑みを浮かべている。

 

もう片方の銀髪の女。こちらも似たような感触。多少は擦れているようにも見えるが、まだまだこちら側とは程遠い。陽だまりを信じて、そして愛された人間。夜の闇とは無縁の、あまりにも違いすぎる。

 

「おはよう…」

 

ただ言える事は、どちらも嫌いだ。

だがそれ以上に感じるのはなんだろうかこの焦燥感は。まるで仰ぎ見るべき日を見るような、どこか首を垂れて赦しを乞いたくなるような。この陽だまりに手折られるのなら本望だと身を投げ出したくなる、無性に泣きたくなるこの感覚は。

 

今更だが解説しよう。願にとって些細な好嫌は口にしたりわざとらしく表情にしたりすることもあるが、その感情が振り切った場合どちらも同じ反応になる。だからこそ、今の満面の笑みに近しい微笑みを浮かべる願は

 

「………ふたりとも」

 

嫌悪という感情が振り切れている。

それもそうだろう。目を覚ました途端、見知らぬ女が無防備な自分の近くにいて、比較的安全なはずの自分の家らしい場所に土足で名前も知らない女が屯している。

 

真実がどうであれ、願の瞳にはそう映っている。

気持ち悪い。恐ろしい。悍ましい。気持ち悪い。現状を理解できない恐怖が、パーソナルスペースに存在する他人を拒絶する。……だが願は忘れているが、10年来も付き合った幼馴染にいまさらそんな拒絶がまともに機能するだろうか。

 

「………あれ?げんくん、体調悪い?」

 

「そういえば、一歌は?」

 

答えは否である。恋する乙女たちの目を誤魔化せるわけがない。

願の垣間見せた嫌悪感が顔を出したその一瞬を咲希たちは見逃さなかった。今まで見たこともない様な負の感情を滲ませた願に2人とも内心少し怯えるが、きっと体調が悪いか何か別の事があったのだろうと咲希は天真爛漫に問いかける。

 

だがそんな願の表情に何か悪い予感がしたのか、咲希を手で制しながらようやく感じた違和感に志歩の目が釣り上がる。毎朝、誰が願の寝顔を見に行っても必ず私たちが先に降りたはずなのに、今日は願が1人だ。

 

「………はぁ、だるっ」

 

嫌な、予感がしたのだ。そしてそういう時は大抵その予感は現実のものになる。そう志歩は目の前で髪をかき上げる願とその表情の変容を見届けるしか出来なかった。心底冷めた目で、見下す願に動く事ができない。

 

人の、誰かの心が腐り落ちていくその瞬間を彼女たちは初めて見た。

何か目に見えてわかる変化というものではない。だがその身に纏う雰囲気が、その双眸に灯る光なき光の闇がどう形容したとしても堕ちていくとしか言えないその願の変化に1人はその在り方をこうなってはいけないと危機感を抱き、もう1人はその在り方さえも美しいと頬を染める。

 

「待って。何があったの?願」

 

「その手を離せよ。クソアマ」

 

その雰囲気に圧倒され泣かされそうになる。だけど、そこで引き下がるぐらいなら私はと言わんばかりに志歩が願の服の裾を強引に掴む。泣きそうになる顔を無理矢理頬の内側を噛んで無表情に、それでいて慌てないように願を問い詰める。

 

とあくまでクールぶっているつもりの志歩だが、願から見たその銀髪の女はまるで親と逸れた子どものような、今にも泣き出しそうなのに必死に堪えているその姿。願にとって何の感傷も湧かない赤の他人。そう、赤の他人のはずなのだ

 

「………少し、頭を冷やしてくるだけだ」

 

「え?」

 

目の前で陽の当たるところにいるのに、こんな薄暗い場所から目を背けるのではなく直視する目の前の金髪の女からも目を逸らすかのように願は力任せに2人を振り払う。まるで恐れるかのように小声で、咲希が聞き返すその声も無視して願は降りていく。

 

こんなこと言うつもりはなかった。ここに戻るつもりは無かった。

何もかもが嫌いで、ムカついて、くたばれば良いと思ってた。この世界の俺もそのはずなのに。……そう、願が考えてああ、理解できないこのモヤモヤに今少しだけ答えが出来た。

 

(そうか、あの瞳か)

 

最初に脅した女も、先ほど振り払った女もその誰もが俺とは程遠い世界に生きて、そしてこれからも交わることのない筈の存在。そんな奴等に往々にして見下され、唾棄される事には慣れているのに…

 

そう。今もこうして目の前に立つ女さえも、俺を恐れる目で見ない。

 

「おはよう。……ううん。初めまして、私の名前は望月穂波」

 

さぁ、友だちになろ?

そう手を伸ばす目の前の穂波に願はただ無言の敵意で返した。あまりにも理解が早すぎるが故に、ただの不良である今の願にとって理解し難い存在であるとしかいえなかった。

 

本当に訳のわからない異世界に来たものだと願はため息を吐く。

自分に全く関わりが無さそうな女4人を家に呼ぶほど仲が良く?挙げ句の果てには寝ている近くまで寄らせるほどの仲の深さは数年単位の話ではない。おそらく相当年数を重ねている…それこそ幼馴染と言えるほどに

 

「……じゃあ、望月。聞くが……」

 

「穂波」

 

もうそろそろめんどくさくなってきた。俺はそもそも怒りを長く持続できる質じゃないんだともうどうでも良い脱力感さえ籠った声色で今まであったあの女たちと自分との関係を聞こうとする。

 

「……望月」

 

「ほ、な、み」

 

その瞬間だった。にこやかに微笑んでいた目の前の女…望月が、急に変わった様にこちらをまっすぐ見る。名前呼びを強制するその姿はどこか威勢が有って今の殺意が萎んで萎えた願は諦めたように名前に呼び変える。

 

「ちっ……それで、穂波と言ったか」

 

「そうだね。おはよう願くん」

 

どうやらここで願は自分の名前が願であることを理解した。

やっぱり、この世界線の自分と俺の世界線の自分が入れ替わったのだろうか。そんな漫画やアニメじみたことが起きるとは考えにくいが実際こうあり得る以上、この異常現象を認めるしかない。

 

「コイツらは、なんだ?」

 

「…………忘れちゃったの?」

 

後ろをドタバタと騒がしい物音を立てて降りてくる3人。黒い髪の女は金髪と銀髪に隠れてこちらを見ているが、そのどいつもこいつもこちらを心配するかのようなこそばゆい今までに感じたことのない感情の瞳。

 

ああ、なるほど。確かにこんな“ところ”にいたら自分が腑抜ける理由がよく分かる。間違いなくコイツらが、この4人が今までの自分をおかしくした原因だと願の中で負の感情が膨れ上がる。

 

「ああ知らないね。知りたくもない。消えてくれ、俺の前から」

 

「…………………」

 

“こんなもの”を知ってしまうから、まるで自分が救われた様な気持ちになる。

“こんなところ”にいるから、まるで自分が赦された様な気持ちになる。

……恐ろしいことだ。始まりから自分はどうしようもなく、救われないクズだとそれさえも忘れそうになるこの世界が、あまりにも恐ろしかった。

 

「………怖がらなくて、いいんだよ」

 

「は?」

 

目の前の女が、穂波が悲しげな顔の中で確かに俺を憐んでいた。

やめろ、やめてくれ。なんでお前はそんな顔で俺を見るのか。()()()()()()()()()()()()()何故お前は俺を憐れむ?

 

……ふと、過去の記憶が蘇る。

いつもの様に夜を、好き勝手に過ごしていたあの時。強引なナンパで連れ込まれそうになっていた女を助けたことになったあの時もそういえば─────

 

『……ありがとう、ございます』

 

その女は空っぽだった。中身が無い、死んで無いから生きてる様な根本的に生に執着していない何もかも諦めた女だった。互いに鏡を見たのだと何度か身体を重ねた事もあったが、結局互いの穴を埋めることは出来なくて、ただ傷を舐め合った様な救いようの無い話。

 

……とまあそんなことはまあ今はどうでも良い。

 

「おれが怖がってる、と?」

 

「うん。今の願は、怖くないよ」

 

舐めてんじゃねぇぞと敵意を掻き集める。巫山戯るなこんな、会って1時間も経っていない様な女に俺が、俺が分かって受け止められて愛されるとでも言うのか。そんなこと認めない。そんなこと…あり得て良いはずがない…!

 

その瞬間だった。目の前の穂波に視線が集中していたのだろう。後ろの3人に対する反応が完全に遅れてしまったと気がついた時にはもう、その3人は願を抱きしめていた。

 

「っ!……邪魔を……!」

 

願の両脇から腕を回して決して離れない様にと掴む金髪と銀髪の女に、あれほど強く言ったのにそれでも決して逃さないと言わんばかりに腰に腕を回す黒髪の女。離れろと身体を捩っても、何故か動けない。

 

こんなこと一度もなかった。この身体が喧嘩慣れしていないといえど同い年の異性の静止を振り切ることなど造作もないはず。だと言うのに俺の身体は自分の意思に反して幾ら力を込めても動かない。その時だった。目の前の女から毒を流されるかの様に声が響くのは

 

「ね。振り解けない。どれほど悪ぶっても、願くんは私たちを傷付けられない」

 

憐れむな。同情するな。まるで、俺の全てを見通しているかの様なそんな顔が気に入らない。怖がれよ。恐れろよ。どうしようもないと見下せよ。…今までの比ではない憤怒が願を駆け巡る。

 

「……もち、月……穂波ぃぃぃぃぃぃ!!!!」

 

「……………」

 

今までに見たことのない願の激情と共に、一歌たちさえも振り払って願は穂波の身体を掴む。襟を掴み捻り上げて、壁へと強く叩きつける。身長差がある2人が揉み合ったら穂波の身体が浮くのは当然。

 

一歌たちの心配する穂波を呼ぶ声を置いて、穂波だけが微笑んでいた。

その面を殴ればスッキリするだろうか。或いはそんな事さえも考える間も無く、願は空いている片手を握り込む。そしてその腕は迷いなく穂波の顔に打ち込まれるはず、だった。

 

「………ふざ、けるなよ」

 

「ううん。私たちは願くんを信じてる。いままでも、そしてこれからもね」

 

そのこぶしは逸れた。予定調和の如く、願の腕は穂波の遥か上の壁を殴り付けるだけで終わった。幾ら願を信じているとはいえ、今さっきの願は本当に穂波を殴ってしまうのではないかと言う凄みがあった。

 

「怖がらないで。私たちは、願くんが大好きなんだよ?」

 

だがそれでも穂波の対応は変わらない。変わらずずっと穂波は願に訴えかけている。問題はその訴えさえも願にとっては理解できないものであるのが原因なのだが。

 

理解ができないものに対する反応はふたつにひとつ。つまりは立ち向かうか、逃げるかだ。今の願はこれ以上立ち向かったところで、()()()()()()()()()()()()()()()という不思議な無意識下で感じてしまった。

 

故に取れる手段はひとつ。

 

「───────っ!」

 

 

逃げる。ただ逃げる。恐ろしいモノから目を背ける様に今の願にとって一歌が、穂波が、咲希が、志歩が、この家が、この世界が、この全てが敵である。縁を断ち切るべきだというのに、今の願はどう見てもただ脱兎の如く、都合のいいはずである夢からも目を背け逃げているだけだった。

 

 


 

 

 

 

 

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【寂れた『夜』帳】★4 外夜願

 

『色彩も風景もツギハギにされた路地裏で壁に背中を預けた願の姿(真っ正面)口に咥えたタバコの煙が願の表情や壁に映し出された今までの幼馴染との記憶が掠れて見えなくなっている』

 

                  
 

 

 

 

 

 

 

 

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【夢を護る『願』い】★4 GUMI

 

『色彩も風景もツギハギにされた街の中で、バイクに腰掛け道を駆け抜けていくGUMI。背後の景色はバラバラに崩壊していく中でGUMIの走らせるバイクの道だけが光り輝いている』

 

                  
 

 

 

 

 

 

 

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【陰りを照らす『月』】★4 望月穂波

 

『ガラスに映った穂波の姿に背後では今までの幼馴染との記憶が煌めいている。だが丁度右目に当たる部分のガラスだけが割れていてそこから涙を流している様にも見える』

 

                  
 

 

 

 

 

 

 

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【夜を仰ぐ『天』】★4 天馬咲希

 

『ガラスに映った咲希の姿に背後では今までの幼馴染との記憶が煌めいている。だが丁度左目に当たる部分のガラスだけが割れていてそこから涙を流している様にも見える』

 

                  
 

 

 

 

 

 

 

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【白夜を祈る『日』】★4 日野森志歩

 

『ガラスに映った志歩の姿に背後では今までの幼馴染との記憶が煌めいている。だが丁度左目に当たる部分のガラスだけが割れていてそこから涙を流している様にも見える』

 

                  
 

 

 

 

 

 

 

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【夜にかくれた『星』光】★4 星乃一歌

 

『ガラスに映った一歌の姿に背後では今までの幼馴染との記憶が煌めいている。だが丁度右目に当たる部分のガラスだけが割れていてそこから涙を流している様にも見える』

 

                  
 

 

 

 





つ、詰め込みすぎた気がするけど…まあヨシ!
今回オープニングという事でね。次回はチャプター1 〇〇 〇〇から開始です!

それでは感想評価お待ちしてます

次回何書きましょう(最終的に全部書きます)

  • 異聞:魔法少女パロ
  • 異聞:夜の娘続き
  • もしも冬弥と兄弟だったら…
  • もしも奏と双子だったら…
  • もしもまふゆと双子だったら…
  • TS願
  • 配信者願
  • 幕間1 続きリメイク
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