「(幼馴染を恋愛的に見るのは)いやーきついでしょ」と言ったオリ主が幼馴染達に娶られるまで後…   作:ネマ

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えー。あくまでこれは本編とは関係ないとだけ明言しておきます。
本編が上手くいったのなら、こうなる可能性があるかもしれませんがこれはあくまで与太話として楽しんでいただけると幸いです。


そして後書きに変なモノありますが…弁解しておくとプチセカってマスコットみたいな感じするやん?
マスコットって言うと作者が最近ハマってる某青春ミリタリーのゲームのミームにあるんですよね。ゲヘナシロモップとか。そのキャラをさらにマスコット化させて解説とか作っているのが……(何か閃いた音)

まあ、血迷ったと思ってください。見苦しかったらブラバ推奨
いつも通り、設定崩壊・過去改変・キャラ崩壊・独自設定注意です。


ショートストーリー
もし願くんがレオニにエッチな本が見つかったら……


 

 

 

「願〜?」

 

「………あっ」

 

「ねぇ〜黙ってるだけじゃ分からないんだけど?」

 

「……………………」

 

「ふぅん…願ってこんなのが好きなんだ」

 

ある日の事だった。部屋で借りてきた本の読書をしていた時、いつの間にか家に上がり込んできた幼馴染たちが満面の笑みで願を取り囲んでいた。しかも全員が全員、片手に願が買っていたエ◯本を片手に。

勿論、願もこの家に異性が上がりに来るというだけあってか“そういうモノ”の隠し場所には特段考えて置いていた。正しい手順で動かさないと動かない上げ底の裏とか、間違いなく幼馴染たちでは手の届かない棚の上の箱の中とか。幾つものダミーを仕込んであったのに幼馴染たちにはバレていると言うのだ。……スマホ?ああ。幼馴染、何故か全部分かるから。

 

間違いなくこれは“約束”を破ったのは自分だと一瞬で自覚した願は幼馴染たちが追求するよりも先に幼馴染たちの足の前に土下座した。一瞬の行動そして早く美しい願の土下座に許しそうになるが、前回も似た様な方法で逃げられたから今度こそ追い詰めてやると全員が全員、綺麗な笑みで突く。

 

忌むべきモノを見るかの様に咲希は表紙を軽く叩きながら願のその無言の謝罪に追及する。その隣では穂波が中身をペラペラと捲りながらとても不穏な事を言っている。

 

「《エッチな本の題名》、《とっても卑猥な題名》ね?」

 

「《作中に出てくるエッチな言葉の抜粋》……《更にエッチな言葉の抜粋》」

 

更にはその隣で一歌は本の題名をもはや真顔で読み上げているし、志歩は更にその中から幾つか抜粋して願の耳元で囁く。幼馴染はLeo/needというバンドをしているせいか声が良く、その気にない願でも少しエッチになりそうな囁きを前に鋼の意志で防御する。

 

「違っ……いや、違うくはないけど、違うんだよ!!」

 

「「「「へぇー」」」」

 

「なら言ってみてよ。生憎と私たちの気はそこまで長くないよ」

 

もはや悪あがきでしかない願の待ったに一歌たちはジト目で願の反論を待つ。

確かにもうここまで来てしまえば後は物理的に逃げる他ないと逃走経路を考えながらも必死に口を回す。今この瞬間、願は言い訳に全神経を注いている。精神的に見たら少なくとも五十は離れた年下相手になんて無様な姿だろうか。

 

「ほら…あれだよ……」

 

幾ら願が人たらしとは言え、人並みに性欲ぐらいはある。

それの制御にそういうモノを使うのは至極当たり前の事でありエチケットである。

自分で自分の性欲を片付ける事は自分の快楽や愉悦の為が大半ではあるが、特に願の周囲にはただでさえ距離が近い異性の幼馴染と言う間違いなく前世だったら過ちを犯したであろう魅力的な幼馴染がいる。

 

それが大きなミスであった事を願は即座に知ることになるが

 

「へぇ〜……願はそういうのを処理しないと私たちを襲いそうになるんだぁ……」

 

「え゛……いやそのあくまで例えばな」

 

「なんだ。相思相愛じゃん」

 

馬鹿正直に願はわざわざ“魅力的な幼馴染”とまで言ってしまったのだ。そして今言った願の言葉を裏返せば、そういうモノで制御しないと幼馴染を襲ってしまいそうになるという性的な目で見ているという願からの言質。

 

もはやチェシャ猫の様に嫌な笑みを浮かべた咲希とナニを想像したのか顔を赤くしながらも致命的なひと言を呟いた志歩に願の顔はもはや真っ青も真っ青になってこの状況をどうひっくり返すか頭を回転させるしかなかった。

 

「じゃあなんでこの本使ったの?」

 

「そういう用途に使うからだと思うんですけど(正論)」

 

「“約束”の代わりの写真いっぱい送ったと思うんだけど…」

 

何が約束だ。あんな不平等条約どころか無条件降伏レベルの事を押し付けた癖にと言いたい気分をグッと我慢して願は土下座の体勢を崩さない。

ここまででその“約束”とはなんなのか気になるかもしれない。その約束とは願がエッチな本を持ち始めた頃、幼馴染系は全く無く歳上系しか無かった事から始まっている。

 

エッチな本とはつまり自分の関心だ。願の関心が本の傾向を見る限り歳上に向いている事が分かった一歌たちはキレた。そしてキレた少女たちは強硬手段とばかりにその本を焚書した。焼き芋の燃料になった。勿論、それだけではもう一度買われるだけだと分かっている少女たちは変わりとばかりに自分たちの過激な水着写真だとかチラ見せさせてる(モロ見えだが)写真なんかを願に送った。……これで処理する分では見逃してあげるという最終通牒を願は無為にしたのだ。

 

「そうだね。代わりにいつの間にか写真が増えてたり保存されてるけど」

 

勿論、願はその写真に手を出した事は無いとだけ言っておこう。妹どころか娘レベルでの親愛は簡単には変えられないのだ。悔しいだろうがこれは事実だ。

ただでさえ願は自分のスマホを持っているだけだと言うのにパスワードまで把握している一歌たちにとって勝手に増やしたり、集合写真にハートを付けたのを壁紙にするのは造作でも無かった。

 

「でも最初に“約束”を破ったのは願だよね?」

 

「………ぐう」

 

「あはは…そろそろ年貢の納め時だと思うよ?」

 

それを一歌に言われるとぐうの音も出ないと願が唸った時、耳元に近づいてきた穂波が負けてしまえ的な感じで囁いてくる。それはまるで悪魔の囁き、願を(人生の墓場まで)連れていこうとする誘惑にして誘いの音である。

 

「ここに可愛い据え膳の女の子が4人居るんだよ?」

 

「それも願ならタダ」

 

「………代わりに人生をトレードされそうだけどな」

 

よく分かってるじゃんとしたり顔で頷く幼馴染たちに願は苦い顔をしながらそんな事だろうと思ったよと言いたげに苦々しく表情を歪める。

 

「許してくれないかな〜って思うんだけど」

 

「うん。無理☆」

 

一体何をどう許してなのか。願さえも分かっていないが、ここはとりあえず謝る以外方法無いだろう。と言うかむしろそれ以外の行動は“詰む”気がすると願の勘が激しく訴える。

 

そんな願の内心を実は幼馴染たちは大体分かっていた。

“こう”まででもしなければ願は私たちに振り向くことさえしないだろうと分かっている。今まで色々とあったが最近なのだ。私たちをようやく“異性”だと見れる様になってくれたのは。ようやく私たちに“寄り掛かっていいかもしれない”という所まで来たのだ。

 

「それにプロになるんだったら不味くない?」

 

「何が?」

 

「……いや。色々と」

 

ただでさえ、見目麗しいんだから。面倒事を引き付ける事になり得るよ。と言う願に想像もしていなかった私たちは背中にゾクゾクッと言う歓喜にも似た喜悦と法悦に襲われた。むしろ濡れたかも知れないと思える私たちは何処まで願の言葉に、声に、その姿に魅了されて止まないのだろう。

 

「………ふぅ。一旦タンマ」

 

「?」

 

「…ゔん。分かるよ。」

 

願の理性の鎖を断ち切らせるより先に私たちの理性の紐が切れかけたと一歌は空を仰ぐ。上を見ても願の家の白い壁しか見えないが、これでは確かに物語でよくある壁のシミを数えているくらいでは済まなさそうだな。と思った。

その隣では咲希が火照った顔で獣性を剥き出しにした笑みで願を狙っていた。かつての病弱少女ではありえないほどの凄みだが、逆にそれほど濃縮された淫欲と考えてしまえば願などひとたまりも無いのかもしれない。

 

願の左耳の近くにいた志歩なんてもっと悲惨だ。クソボケ発言からの願からの真正面からの褒める&心配のコンボに、かろうじて繋いでいた繊維一本分の理性の箍が外れない様に必死に押さえ込む志歩の顔は真顔だった。この位置なら、間違いなく願を押さえ込める。倒して跨がってしまえばもう願は抵抗が出来ないと分かっているからこそ必死押さえ込む。

願の目の前では相変わらず微笑んでいる穂波の顔があるが、どう考えても滾ってくるリビドーを押さえ込むのに必死だ。今、穂波の脳内では必死に押さえ込もうと脳内で情報を纏めていた。場所…願の家。つまりは私たち以外は誰も居なくて、防音性もバッチリ。状況…据え膳。むしろここで襲わなくては女として廃る。状態…4対1。願を一度組み伏せてしまえばもう願は抵抗出来ない。

 

瞬間、一歌・咲希・志歩・穂波の脳内に電流が走る。

────────今、襲ってしまうのが良いのでは?

 

「みんな可愛いんだし、これからプロになるんだったらそう言うのもキチンと考えないと……ってあれ?みんな、ちょっ…顔怖っ!」

 

願にとってはただの忠言。されど幼馴染にとっては劇薬。

幾度と起きた“ぶつかり合い”や“話し合い”等で願と幼馴染の間に良くも悪くもあった壁が無くなったが、それと願のクソボケはあまり関係がなかったらしい。願にとっては、あくまで社交辞令・リップサービス。コミュニケーションの中にあるスキンシップに過ぎない言葉は、幼馴染にとって…いや。十数年にも及んで願が脳を焼き続けて、(情緒を)煮詰め続けた少女たちにとってかろうじて残っていた(繊維一本分)理性の箍をめっためたに破壊するには十分どころかoverkillだったらしい。

 

「………ねえ。願」

 

「何?ど、どうしたの?」

 

流石にここまで空気が変わると願も何か気がつくらしい。

とは言ってもそれが何の変化なのか。かくも自分の事だとは気が付かない辺り鈍鎮や鈍感どころではなく、好感度というモノを根本的に落としてきているのでは無いかと思う。

 

「私たちに◯されるか、私たちを◯すか選んで」

 

「────なんて?」

 

一歌から言われた想像もしていなかった一言。その時ようやく願は気がついたんだろう。頬を赤く染めて立ち尽くす幼馴染の願自身を見る視線はまるで獲物に狙いを付けたかのような捕食者の眼差し。

 

あまりにも遅すぎる気づきだがその時、ようやく気がついた。

幼馴染たちが自分の身…貞操を狙っていると言うことに。

 

「待て待て待て…少しばかり話を焦りすぎている」

 

「私たちは散々待ったよ?」

 

明確に迫る貞操の危険。

転生者、外夜願に初めてとも言える緊張が走る。

 

腰を地面につけたまま後退する願の姿はまるで逃げる脚を折ったかのような非捕食者のウサギのようで。最終通牒、そして散々願にめちゃくちゃに切られた理性の箍を前に綺麗なほど捕食者らしい目で愛欲と、獣欲と色情と、欲情を織り交ぜた瞳で願を(性的に)狙う。

 

「……………(なんとしても時間を稼ぐ)」

 

「あはぁ❤️……今願が考えてる事言ってあげようか?」

 

こうなってしまえば逃げるしかできないと願はどうにか時間を稼ごうと考える。今の幼馴染たちは“冷静さを失っているだけ”だとしか考えていない願に、時間が解決してくれるモノだと言う考え。こんな事になっても物理手段には訴えられないと言う願の幼馴染への甘い認識。それを前に殆ど馬乗りみたいな状況で願の肩に手を触れた志歩が目から願に向けて❤️を飛ばしながら嘯いた。

 

「それじゃあ…今げんくんが考えてる事を当てた人から最初とかどう?❤️」

 

「いいね❤️それじゃあ…私は“逃げられたら問題ない”…かな?」

 

「ううん。それだけじゃない……“窓から飛び出して逃げたら良い”とか?」

 

「私は……“窓が閉まってるからなくなく捕まる”に一票❤️」

 

咲希が言った恐ろしい一言を前に、幼馴染たちは露骨に願の取る手段と逃げ方まで見透かされて背筋に冷たいモノが走る。……が最後に穂波が言った言葉に願は違和感を覚えた。

 

“窓が閉まっている”……“窓が閉まっている”?

 

窓は閉まっている。だけどそれをわざわざ穂波が言うはずがない。ここで閉まっているということはどういう事か。それはつまり鍵がかかっているということでは無いか。奇しくも、願の推理は当たっていた。鍵がしっかりと掛けられ、あそこから逃げることは叶わない。

 

もうお手上げな願は一言、こう言った。

 

「好きにしてくれても良いけど……痛くはならないでね」

 

 

そしてその後、どうなったかは語るに及ばないだろう。

ただまあ………五人全員の仲は深まったとだけ言っておこう。

 

 

 






[プチセカの調査記録]

File-1
学名:クソボケトウヘンボク
セカイ目プチセカ科セカイ属ニブニブ種

解説:
セカイ目プチセカ科…通称プチセカたちの中で1番個体数が少なくそして1番ヒトに寄り添うのがこのクソボケトウヘンボクである。1番個体数が少ないと言われているが生息域は全土に分布しており(全体数のおよそ◼️◼️%がレオニ属と共存していると言われている)、同属たちの巣である通称“セカイ”を必要としない種では無いかと言われている。基本的にプチセカたちは“セカイ”を中心に生息しており、家で飼う時も新しい“セカイ”の基盤となる安心できる場所や同属の仲間を一緒に飼う事を推奨しているが、この種はそれを必要としないのでは無いかと言う説が一般的である。※後述にしてこの説は否定されている

その姿は多種多様であり別種と似たような姿をしている目撃例も多数あるが性別が雄である事、そして瞳の色がスカイブルーであると言う特徴は変わらない為見分けるには瞳の色を見る必要があると言われている。

その性格は非常に友好的であり従順であり奉仕的であるとされる。現にヒトの家にて飼われた時、或いは助けられた時などヒトとの生活圏が被ればその性格は現れる。メンタルケアや家事手伝いそして仕事の手伝いなどその動きはプチセカだと言うのにまるで熟練の執事を雇っているかのようだと言うヒトが後を絶たない。多くの人を魅了するその姿はまさに唐変木と言うに相応しい。

では他のプチセカとの関係性はどうかと問われると基本的にどのプチセカとも相性が良いとされている。むしろクソボケトウヘンボクの個体数が少ないためか、場合によっては“セカイ”間でこの種の取り合いになったり、この種は一種のトロフィーとして一眼置かれる種であると言えるだろう。

そしてこの種は“セカイ”を必要としないのでは無いかと言われていたが最近の研究によって別種のプチセカの近くであればあるほど、この種の潜在的能力が活性化されるとされ、より多種のプチセカと共にいる時にのみ発揮される能力も確認されている。

結論としては良くも悪くもプチセカそしてヒトの双方の間に生きる種であり、そしてその両方の目を惹いて止まない種である。……そして“セカイ”と言うものに依存しないのではなく依存できないからより多くの種や多くの人間と関わるのでは無いかと言う悲観的でありながら筋が通っている理論を支持するプチセカ研究者も多い。


ちなみにこれは余談だが……この種の前にのみ姿を表すバチャシン属が存在するという都市伝説が存在する。あくまで都市伝説であると言われているが世界各地でこの種の背後に居たとかこの種の後ろを追っていたと言う黄緑色の髪をしてゴーグルを付けた少女のプチセカが居たという共通の姿を見たことがある目撃談が止まない。



どうでしょうか。プチセカ調査記録は?
面白かったとか他のプチセカをして欲しいとかあれば教えてくださいね!
それでは感想、評価お待ちしてます。

次回何書きましょう(最終的に全部書きます)

  • 異聞:魔法少女パロ
  • 異聞:夜の娘続き
  • もしも冬弥と兄弟だったら…
  • もしも奏と双子だったら…
  • もしもまふゆと双子だったら…
  • TS願
  • 配信者願
  • 幕間1 続きリメイク
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