「(幼馴染を恋愛的に見るのは)いやーきついでしょ」と言ったオリ主が幼馴染達に娶られるまで後…   作:ネマ

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イチャイチャを書くと思ったか…………??

騙されたなお前ら!!

はい。というわけで幕間編。通称ifルート。
もし、この時。こういう行動に出ていたら/出ていなかったらという作者が独自に考えた全ユニット毎に作る予定です。ちなみにifルートは共通点があります。
何処が分岐点か予想したコメントくれて良いのよ?(前振り)

幕間全四種。正直レオニキャラはほぼ出ません。(ネタバレ)
というか最後の最後に今どう考えているかを軽く流しで書いてる程度です。
で、しかも全員が全員脳破壊されています。ひどい話ですよね。
まあ断じてNTRではないので(WSSではないとは言っていない)安心して読んでください。
願とレオニがいいんだ!早くイチャイチャを見せろという方はしばらくお待ちを。
願を他ユニットに絡ませてぇという作者の欲望と、どうせなら一緒にレオニも曇らせてみないかという闇の作者の欲望が合致した結果です。


いつも通り、設定崩壊・過去改変・キャラ崩壊・独自設定・脳破壊要素注意です。






幕間1
if・笑顔のショーに目を奪われ


 

 

 

「外夜。すまない。いつもの件だ」

 

それはとある昼休み。いつものように彰人と昼ごはんを食べて教室で一息付いていた時だった。彰人からすれば特に見覚えの無い教師が願を呼んでいた。

 

「司先輩ですか?類先輩ですか?」

 

「神代だ。」

 

何度も、何度もすまない。そう謝る教師の姿を見て彰人はこれが2年生の教員だと知る。

そう。ここ神山高校…通称神高では生徒であるならば笑いの物種であり、教師であるならば頭痛の物種である“変人ワンツースリー”が居るのだ。

 

変人のワン。“天馬司”はひたすらにうるさい。ただひたすらにうるさいのだ。

ショーをしているとは言うが高校では奇行を繰り返し、先生のお縄に付くことは何度か…と言った具合だ。だがこんな奇行者でもショーバンドの座長をやっていたりする。

変人のツー。“神代類”は発明家の変人。物を作る、改良する(改造とも言う)事に至ってはもはや神域の天災と呼べる物でありショーバンドの演出家としても猛威を奮っている。ワンを巻き込んだ実験も多々多く、それもあってか変人ツーの座に着いている。

そして満を辞して変人スリー。“外夜 願”だが、実は奇行という奇行はしたことがない。大きなイベントで色々とやらかしたりはしているが、変人ワンツーよりかはまだマシ(教師の許可も取りに来るため)と教師からも一目置かれる人物であるが、ただこの一点だけで変人スリーに上り詰めたのだ。

それは、変人ワンツーに何の問題もなく付き合えるということ。決して間違えても手綱を握れるだとか、制御できるといってはならないがそう言うことだ。

変人と何の問題もなく付き合えるということでアイツも変人枠と愛称で纏めて変人ワンツースリーと呼ばれるのであった。

 

まあ3人とも同じショーバンドでショーを行なっているというのも有るが。

 

「爆発ですか?スモークですか?異常気象ですか??」

 

「……まぁとりあえず来てくれ」

 

「不安しか無いんですけど…………」

 

爆発とスモークはまだ想像できるが、異常気象とは一体何なのか。

というかそれでも無いとはもはや2年ヤベェなと彰人は一人戦慄している間に願は死地に向かうかのように背を向けながら彰人にサムズアップしていた。

ちなみに彰人は頑張ってくれよと思いながら見捨てた。

 

 

 

2年生の教室が並ぶ所に辿り着くと、とある教室から“何か”を地面に叩きつけるような音が何度も、何度も連続して聞こえて来る。

昨日のショーの練習時の休憩時間中、そういえばと司先輩と類先輩と馬鹿げた話をしたなと思い返す。…その直後嫌な予感がしたのをきっかけに“いやまさか”という苦虫を噛み潰したような顔で願は音の中心に向かった。

 

「……………あー………」

 

予想確定。寸分変わらずある意味で想定していてある意味で想像を超えた惨状が起きていたのであった。

謎の機械が教卓でプレスしているかのような動きの横で司先輩と類先輩が大釜で何かを茹でている。天に顔を背けたくなるような光景がそこにはあった。

 

「おっ!願も来たか!」

 

「らっしゃい。願くん…ふふ、なに食べていくかい?」

 

オーマイゴット…と言いたけに顔に手を当てて空を向いている願にワンツーは気が付いたのか。声を掛ける。

周囲には独特な湯の匂いと、鰹節と麺つゆのいい匂いが入り混じってそこはまるでうどん屋さんだ。

 

「………あえて聞きますけど。うどんですか……?」

 

「基本的にはかけうどんだけど、購買で色々と買って乗っけても美味しいよ」

 

「あっ!願くーん!こっちこっち!!」

 

視界のギリギリのところで本来ならば神高に居てはなら無いはずのピンク髪と、その隣でうどんを食べながら願にサムズアップする灰色混じりの緑髪を見て、なんとも言えなさげにその席に近づく。

 

そう。勉学に励む場である教室は今やうどん屋さんとなっていたのであった。

どうしてそうなったかと言うと話は先日の馬鹿げた雑談から始まるのだ…

 

 

《昨日・ショーランドのセカイにて》

 

話は鳳えむの話に遡る…

 

『小麦粉…?』

 

『そう!』

 

ピンク髪をした活発な“鳳えむ”の実家はフェニックスグループという司達のショーの場であるフェニックスワンダーランドを所有している。

つまりは、この少女“鳳えむ”はワンダーランズ×ショウタイムのキャストでありながらここの遊園地や色々と経営をする上級階級のお嬢様なのだ。

だから勿論、贈り物の量も尋常ではなく……

 

『たいっりょうの小麦粉が届いたのー!!』

 

『えー…それどうにかしろって?』

 

『うん。願くんには悪いけど……良い案ない?ってお父さんが』

 

お嬢様と言えどその性格は天真爛漫で、付き添いやすく司先輩に嵌められたと言えど、ここのキャストで働くのは苦ではないと願も思っている。

まあキャストの働き以上に、企画の監督や計画書・そのイベントの会計等の働きが(つまり裏方の仕事が)鳳家の目に留まっていると言うのはまた不思議な縁だ。

 

『おやおや。どうしたんだい?』

 

『類先輩………』

 

そこに通りかかった類先輩。

願にとって、ある意味では尊敬できる先輩で、ある意味ではトラブルメーカーという不思議に彩られた関係だ。

そうして、願は小麦粉の件を話し出した。

 

『なるほど…小麦粉か。』

 

『はい。粉塵爆発でどうかなと考えたのですが流石に被害までは想像出来なかったので……』

 

『願くんも順調に僕たちに染められてるね……』

 

『?』

 

類が最初に願と会った時から今ではだいぶかけ離れて愉快な人物に成りつつある。前と比べて、機械のような笑みも減って自然と笑うような事も増えている。

とは言っても、初手で粉塵爆発を考えるとは実はその素、結構愉快だったんじゃないかと類は訝しむ。

 

『何か、保存できる物に変えられたら良いんですけどね。』

 

いかんせん、小麦粉だけではどうにも。

そう首を捻る願とえむを見て類も後輩を助ける気分で類も一緒に考える。

 

『……ふむ。』

 

小麦粉。イースト菌やその他諸々は量の関係上使えない。となると出来るだけ安価で…そして保存が効くように、消費できるような代物………!!!(類の脳内で電球が光るSE)

 

『少し耳を貸してくれないかい?』

 

『『??』』

 

そういえばと類は、少し前手慰み程度に混ぜる機械を作ったな。とこれからの実験用として作ったのは良いものの、まだ使い所がなく押し入れの肥やしになっていたと……

 

『なるほど……』

 

たしかに、うどんなら小麦粉と塩、そして水で時間を掛ければ出来上がる非常に安価な物である。ただ馬鹿げた時間と労力が要るから最初から除外をしていたのだが、類先輩の発明品なら心配は要らないだろうと願は計画する。

 

『ならば先輩。麺切りカッターみたいなの作れますか?』

 

『お安い御用さ。うどんぐらいの大きさで良いかな?』

 

全員からカンパとしてお金を出して女子はうどんに合う薬味や天麩羅の買い出し、男子は出来たうどんを茹でる。と言う事で明日の夜、願の家でうどんパーティーにしようかと話が出ていたのだ……

 

 

「はい。うどんいっちょあがりだ!」

 

「はい。ありがとうございます。」

 

多分、最初は実験代わりに司と類だけで食べる予定だったのだろう。

それがいつの間にか悪ノリした2-Aがうどんパーティーと洒落込んだのだろう。そしてこの惨状である。

 

「……………おいしい」

 

「でしょ?これなら夜もいいかも」

 

たしかにと隣に座ってうどんを啜っていた草薙寧々…ショーバンドの仲間が答える。

鳳家に贈り物としての小麦粉だからかそもそもの質が良く、そして“面白そうだから”と本気を出した類の発明で普通に店で食べるより高級なお味になっている。

 

「………でもある意味では助かった」

 

「え?」

 

そう。小麦粉の量はえげつない程であり、更にうどんとなるとまた量が馬鹿にならない。これは各自が家に持ち帰ったとしても余る計算だったからここで少しでも消費できるのは有り難かった

そう説明すると納得したと言わんばかりにまた寧々は麺を啜りに戻った。

 

(……何と言うか)

 

教卓では類の機械が麺を作り、その横でいつの間にか白衣に着替えていた司と類が麺を茹で、そして2-Aのクラスメイト、他校のえむ、寧々と願。そしてチラホラと教員まで味見をしに来ている。

五月蠅くとも平和で、何処もかしこも笑顔で溢れている。願としても、ワンダーランズ×ショータイムのショーキャストとしても微笑ましい世界が広がっていた。

 

 

 

 

「おーい!!願ー!」

 

放課後。昼間のあのうどんパーティー騒ぎは一応平和的に終わったとは言え、無断だったと言う事で指導室送りになった。まあその間にえむは自分の高校に消えていった。

そして授業が終わった後の話。最近はショーキャストの為にバイトの数も減らし、基礎的な体力作りなどショーバンドに染まって来ているのだ。

今日もまた怒られてる類先輩を指導室に見送りながら、司先輩とフェニックスワンダーランドに向かって歩き出すのであった。

 

「………………なぁ。願」

 

「何でしょうか?司先輩」

 

願は司に嵌められてショーキャストとして働く事になった。

そう言う事になっているし事実そうだと両者とも認めている。だがその真相は大きく異なるものであったのだ。それは遡る事、中学時代。願が狂ったかのようにバイトや嘗ての幼馴染達に時間を割いて、結局はキャパオーバーで倒れた時。真っ先に願を助けたのが司だった。

 

『願……お前死ぬ気か!?』

 

『死にはしませんよ。司先輩、精々……』

 

『これでも尚信じられると言うのか!?』

 

司はその後全てを知った。願が今まで自分の妹にどれだけ時間と労力を、更には生きる最低基準さえも満たしていない重労働でどう死ぬ気じゃないのか。それがわからなかった。いや、最早この男には生きると言う意思さえもないのかと司は一人戦慄していた。

 

その後色々と有って、ショーキャストとして鳳えむに召し上げられる事となり願は特に裏方の仕事では書面上の動きがクリーンな上に手早いと意外な才覚を露わにし多方面で活躍の場を広げている。……司の妹、ひいては願の幼馴染を置いてけぼりにして。

 

「……咲希がな。また願と会いたいなと話すんだ。」

 

「………………悪いことをしたな。とは思います。」

 

いや良いんだ。そう司は返す。……あくまで泣いていると言うのは比喩でしかない。だがあの日、願が決別をしたあの日から咲希はあの四人は泣いている。

だけど、それも無理のない話なのだろう。もう、願の心はあの四人を欠片とも映していない。過去の、遠い過去の記憶として仕舞われてしまったのだ。

そんな状態で会ったのならば、両者とも大きな傷を負う…そうなってしまわないために、自分はどんな誹りも受け入れるつもりでいた。

事実、あの四人から奪ったのは間違いなくこの自分。天馬司だからだ。

 

「分かっているさ。今のお前にオレの愛くるしい妹は任せられん!」

 

「ははは…………いつも、ありがとうございます。」

 

分かれば物悲しくなる二人の会話。そこには確かに後輩を労る司の姿と、先輩を尊敬する願の姿が有ったのだ。

 

 

 

 

「うどんパーティーはじめよー!!」

 

最初に音頭を執ったのはえむだった。

夜遅く。夕日が暮れるその日まで今日もショーの練習をしてから買い出しに出た物だから正直言って全員のお腹の音は鳴りっぱなしだった。

事実うどんを茹でて居る間も、その隣で願が汁を作って居る物だから司と類は顔に出さずとも摘み食いしてもバレへんか…という発想に成りかけた。

最終的には、えむと寧々に見つかりお叱りを受けていたが。

 

「美味しい……」

 

「あ〜…良いなこれ……」

 

薬味や、付け合わせはえむと寧々のチョイスだ。基本的にワンダーランズ×ショウタイム通称ワンダショの常識人枠である寧々と、令嬢とだけ有って舌は肥えているえむの選択に間違いは無かった。

全員が全員、舌鼓を静かに打ちながら食べ進めること数分。

空腹ゆえか一杯や二杯では満足出来ず三杯目を食べ進めること漸く話が進む。

 

「そういえば願くん。どうだいアレの調子は?」

 

「最高です。類先輩。」

 

願は機械音痴というわけではないが、機械が得意というわけではない。

その点、類先輩がわざわざ願に役立ててくれと作った人工知能は、願のネット上での働きに非常に役に立っている代物だった。

 

「……あのあれ?」

 

「そう。ネネロボからのさ。」

 

思い出したかのように聞く寧々に、類は頷く。

類がいつの時か寧々のために“舞台に立てるように”と作ったのがネネロボ。

今となっては無用の長物になってしまったが寧々のネネロボと一緒に舞台に立ちたいという思いから、ネネロボにAIが入れられ今も舞台に立っている。

 

そしてそのAIを類はまた同じように願に次はパソコン型として贈ったのだ。

いつの日か、願がより多くの人にワンダショの魅力を伝えたいと動画の技術を学び始めたから。

 

『はい。願くん。誕生日プレゼントだよ。』

 

『…………?誕生日はまだまだですが…??』

 

『でも動画を作るとなると面倒だからね。使い方は寧々にでも教えてもらってくれ』

 

『2-Bの神代。今すぐ職員室来るように。繰り返す2-Bの神代は今すぐ!職員室来るように。』

 

『おっと呼ばれたからね。それじゃ』

 

『え?………え?神代先輩!?』

 

ほぼ押し付けて類は去っていく。そう誕プレと言ったがこれは類の感謝の気持ちだ。司くんにショーをしないかと言われ、そして一度はやって居られないと断ったあの日。願くんは何か言うわけでもなく僕たちを信用してくれた。初めましてのあの日から。どうしてかなんて寧々が聞いて居たのを知っている。

 

『第一に司先輩が選んだって言うのがあるかな。』

 

『何より神代先輩は“約束は破らない”、“人を笑顔にする”その二つに関しては非常に尊敬している。』

 

『草薙さんも、“現状を打開しよう”と足掻いている。』

 

『…………まあなんというか“この人たちなら信用できる”かな。』

 

無条件の信頼。その裏に隠された一人一人に関する評価。

ああ。これは確かに司くんも実の弟のように気にかけるわけだ。

人を惹きつける才能を司くんだとするならば、願くんの才能は…人を繋ぎ止める才能だろうか。

 

事実その後願くんはわざわざ寧々に頭まで下げて頼み込み、動画サイトやsnsにワンダーランズ×ショウタイムの魅力を伝え続けて、その裏で厳しい声や粘着。見たくもない声が願くん一人で抑えていることを僕たちは全員知っている。

 

「十分に役に立ててくれ」

 

「はい…ありがとうございます。」

 

本当にこの後輩は。と思う。

孤高の一匹狼に見えてその実、子猫だとはみんな知っている。

そして、心の底にはまだまだ届いて居ないことを。

 

いつか本当の心の底からの笑みを。

そう願って今日もワンダーランズ×ショウタイムは笑顔を届けていく。

 

 

 

 

 

「……………………ただいまかえったぞ。」

 

司は一人。家の扉を開ける。

願の家でのうどんパーティーは夜遅くまで盛り上がった。

もし、これで明日学校でなかったのならば願の家に用意した(勝手に置いといたby類)簡易ベットで寝ているのだがそれは不味いと補導されないギリギリで解散となった。

 

「……………………おかえり」

 

扉を閉めたと同時に、その背に声が掛かる。

 

「どうだ。寂しくなかったか?」

 

「うん。寂しいよ。返して」

 

「…………アイツは、願は咲希の物でも、オレの物でもない」

 

あの日から、司が願の手を引いたあの日から。司の妹である咲希は司を純粋に兄と慕えなくなった。

あの日、咲希は幼馴染と兄を失ったのだ。その辛さを愚かしくも司は自分の罪だと認めている。

最初に笑顔を届けようと思った相手から笑顔になる物を奪うなんて本当に皮肉だ。

そう司は自嘲する。

 

「ならっ………なんで………」

 

「今の咲希に、願は会わせられん」

 

キッパリと司は咲希の懇願を破却する。咲希…ひいては咲希の幼馴染は願ともう一度ヨリを戻すために動いていると言っても過言では無い。

正直、あれほど互いを慈しみ合っていた5人を引き剥がすのは司だって嫌だ。だが、それ以上に願が4人の為にと自分を使い潰す方が4人の傷になる。

 

「っ━━━━━!!!」

 

声にもならない悲鳴を上げ、咲希は自分の部屋に駆け込んでいく。

その姿を見て、司は苦々しく呟く。

 

「そうじゃない……そうじゃないだろ咲希………!!!」

 

願と会いたければ会いに行けば良い。それに関しては何も言っていない。

そう。再会しようと思えば再会できるのだ。幾らでも。

だと言うのにそれさえもない、つまりは尻込みしたままだと言うことになる。

どう言う意図があるのかは、オレ自身が咲希じゃないから分からない。

だけど可愛い妹と言えど、大切な仲間を売ることは出来ん。

ましてや。苦しめられた原因に自分の妹が関わっているなど、擁護しきれん。

だから、早く咲希には気がついてほしい。願と、そしてこれからどうしたいかを。

 

 

 

 

 

 

「っ━━━━━!!!」

 

なんで、なんで、なんで、なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!?

頭の中に、どうしてと驚愕だけが渦巻く。

ずっと、ずっと一緒だと思っていた。ずっと、ずっと私たちは同じ所を見ていると思っていた。願だけだった。願だけが私に毎日の様に会いにきてくれた。

私の寂しいと思う気持ちも、恨めしいと思う気持ちも願が願が来てくれる時間が一番溶かしてくれたのに。

 

私だって会えたのならば会っている。

でも私たちは会えなかった。いや、会ったとしても私たちはいつも願が見たことない笑みで笑っている時にしか会えなかった。

まるで運命が彼と会うのを拒んでいるかの様に、私たちと居た時では全然違う笑みで笑っているのだ。

 

(………………やめて。)

 

そんなのでも私たちは心を折れなかった。今ここで折ってしまったならば、何もわからないまま全部が闇の中になってしまう。

だからこそ、私たちはもがき足掻いた。もう既に貴方の瞳から私たちはいないと言うのに。

分かっていた。分かっていた。私たちはお人形で、もう要らないから捨てられた。

知っている。見ていた。ずっと見ていた。お兄ちゃんのショーで笑う貴方が。

今この時だけは、ずっと笑顔にしてきてくれたお兄ちゃんのショーが恨めしい。

 

「……ヒッ…………グッ……」

 

「………………………願……………っ……」

 

「知らない。知らない。知らない。知らないっ……どうして……」

 

「…………………………………………………そっか」

 

嗚咽をかき消す。涙をかき消す。温もりをかき消す。記憶をかき消す。

━━ああ。なんで私たちは、こんなに意気地なしで愚かで、何もできないのだろう。

夜が無ければ輝けない。夜が居なくては手が届かない。

分かっていたのに。知っていたのに。その手を離してしまった。

最悪で最低で、どうしようもない屑の慰め合い。

needなんて笑わせる。本当は負けた女の慰め合いだ。

 

 

まだ、希望は咲き誇らない。

 







外夜 願

ワンダショのショーキャスト兼広告担当
転生者というアドバンテージ+高校生という立場を最大限利用してワンダショの為になるために色々と手を尽くしている。
勿論、歴戦の経営家達にはバレており実はフェニランの中核に至る経理まで担当していることは願だけが知らない。
鳳グループに優秀な将来の部下と外堀を埋められかけている願の未来はどっちだ
このルートは願が疲労で倒れた時、近くにいたのが一歌では無く、司だった場合に分岐する。


与えられる咎の形は「虚飾」




天馬 司

最初はただの妹の幼馴染という印象だったが倒れてからは放っておけない幼馴染となった。
その後、幼馴染がどれだけ妹と他の三人に尽くしてきたかを知って卒倒。
これはヤバい。放って置けないと兄心を発揮し、ショーキャストのバイトに突っ込んだ。
色々と有ったが、ワンダショの座長としてなにかと言いながら色々と頑張る願も含めてリーダーの責務を全う中。
ただ1つ心残りを見せるのならば、妹達の仲が直れば‥願がなんとも思っていない以上厳しいなと薄々勘付いている。




ワンダーランズ×ショウタイムの皆さん

大幅な流れは原作と変わらないが、願という外付け強化パッチのお陰で知名度や技能は原作を超えている。
クソデカ感情をぶつけ合っているワンダショだからか、もしレオニと直接対決することになれば……うんヤバい。




天馬 咲希

脳破壊。何故願が私たちを捨てたのか分からない。(本編では司が願が倒れたと言ったがそれが無かったからそもそも倒れたこともレオニ再開時に知った)お兄ちゃんの事は好意と憎悪が入り混じって原作より少し素っ気無い。ブラコン卒業
原作の明るさを備え付けで、ある特定の条件を満たせば目からハイライトがバイバイする。もはやその変わりようは恐怖を超えてホラー。
特定の条件は察していると思うがまあそういうことである。

というかそれにしても兄はショーに夢中で、惹かれていた異性の幼馴染はその兄に目を焼かれショーで自分が見たことない満面の笑みを浮かべてるとか咲希ちゃんおいたわしや…
大丈夫。本編ではシッカリとイチャイチャしてるからセーフ…ではないな。




Leo/needの皆さん

信じて送り出した幼馴染がショーにハマってダブルピースでショーキャストになってしまった。
を、目の前で見せられた話。
これは咽び泣きますわ。原作と道筋は変わらないが、内情は‥まあ修羅場に修羅場を重ねた上で成り立ってる。ひどい話である。
この世界線のレオニだったら多少暗い曲でも歌い上げるというか歌う。



レオニと同じように脳破壊された方も、いいねこれと心の愉悦部がワイン飲んでいる方もどうぞコメントください。




次回何書きましょう(最終的に全部書きます)

  • 異聞:魔法少女パロ
  • 異聞:夜の娘続き
  • もしも冬弥と兄弟だったら…
  • もしも奏と双子だったら…
  • もしもまふゆと双子だったら…
  • TS願
  • 配信者願
  • 幕間1 続きリメイク
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