「(幼馴染を恋愛的に見るのは)いやーきついでしょ」と言ったオリ主が幼馴染達に娶られるまで後…   作:ネマ

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お久しぶりです。
ようやくifの書き収めです。長かった……途中自分がif展開に飽きて書かなくなった時を思えば一つ区切りになるんじゃないでしょうか。
まあ通常ルートやこのif以外の「もしも」の展開も考えているのでまだまだ続きますが。
ビビバスは…うんはい。ニーゴは相変わらず旅行編です

いつも通り、設定崩壊・過去改変・キャラ崩壊・独自設定・脳大爆破要素注意です。

変わらないで欲しいものがあった。変わって欲しいものがあった。





if・後日談【下】

 

 

 

触れた眼差し

 

 

「……冬弥。」

 

「なんだ?彰人」

 

ある日の『WEEKEND GARAGE』での出来事。

いつものように“BAD DOGS”で練習しようと集まったが、願はアルバイトとして本日は杏と杏の父に連れられ、コーヒー豆の購入にほぼ半強制的に連れられる事となった。だからこそ、彰人と冬弥は思うように席に座り、店番をする事となった。

 

「ホントは気がついてんじゃねーのか?」

 

「……………………」

 

何が?だとか、何を?だという無粋な言葉は要らない。

今必要なのは言質でも、黙認でも無い。これは“唯の雑談”なのだから。

 

「そうだな……」

 

ダラけた格好でスマホを弄っている彰人と対称的に冬弥は今までキチンと椅子に座り、課題をこなしていた。……今となってはそれを続けていられるほど冬弥はこの問題に無関心で居れない。

 

「“気がついていない”と言えば嘘に、なる。」

 

願と冬弥はほぼほぼ正反対だといえる。

親に干渉されすぎる俺と、親に干渉され無さすぎる願。

◼️しているが故に離別を選んだ願。◼️しているが故に再会を望んだ俺。

だけど、その離別を選んだ理由も“あの惨状”だというならば正直理解できる。

……そして何より。俺と願は仲良くなり過ぎた。“親友”と“相棒”というには十分過ぎる時間が有ってしまったのだ。

 

だからこそ冬弥のこの選択もある意味当然。

 

「……だが。」

 

冬弥の脳裏に浮かぶのは多くの思い出。

色んなところに出かけた。一部は学校をサボって…まあ全員でサボって遊びに行った事だってあった。……悪い事をしたなって笑いながらも何処か清々しい気分で遊び倒した事を覚えている。

色んな事をした。歌に関係のあることから全く関係のない事まで、もし俺がこの道を進まなければ決して体験しない様な事までそれは色鮮やかな思い出として刻まれていると言える。

 

もはや冬弥の手は止まり、課題のために下を向いていたと言うのにその眼差しは遥か遠い所をぼんやりと眺めている。

 

「俺はどうやら。相棒に非常に甘かったらしい」

 

冬弥の口調には怒りも、嘆きも、果てには歓喜もない。

そこには一つの事実を受け入れた声。そしてそれでいて尚、未来を視る強く、熱い声色。

 

「………そうかよ」

 

何処か別の次元で語られたかもしれないが、彰人は勉強という側面だけではおバカ!と言いたくなるかもしれないが決して暗愚でも愚図でもない。どちらかといえば人間関係に関しては目敏い方である。

 

願を取り巻く語られない過去はなんとなく推測が付いている。

そしてその上で願がそう言う決断を下す明確な理由も理解できるし納得できる。

それで選ばれたのが、オレたちBAD DOGSである事は正直嬉しいのは冬弥も同じで、さらにはVivid BAD SQUADを選んだ事実は間違いなく嬉しい事だ。

 

「喜んでいいんだろうかな?」

 

「喜ばしい事だろう。」

 

勿論俺にとっても、彰人にとっても、願にとっても。

……それを冬弥が言う。その意味を察せないほど物分かりは悪くない。

 

「……だが、そうなるとどうするつもりだ?」

 

「…………………………そう、だな」

 

あの日の会合は二人しか知らない。こればかりは願に言えない。例えどれほど頭を下げられたとしてもこれを言ってしまったのなら…きっと願は俺たちから離れてしまう。きっともう誰も、何も頼る事なく生きてしまう。いやそれさえも諦めてしまうかもしれない。

 

 

 

ある日の事だった。願はいつものようにバイト(カフェで執事服)に勤しみ、用事があった彰人と冬弥は二人、ショッピングモールに来ていた。そこまで変わらない日常だった。日常で終わるはずだったのだ。とある…あの人と再開するまでは

 

『…………っ!天馬さん……』『…………青柳くん』

 

彰人に導かれるようにアウトレットの人並みを流れていると前から冬弥にとって馴染み深い金髪の子とすれ違ってしまった。冬弥にとっても、その金髪の少女にとってもすれ違う程度なら別に声もかけない。……そうその二人に圧倒的な確執が存在しなければ、の話だが。

 

『…………冬弥、知り合いか?』

 

『はじめまして。私の名前は天馬咲希です。』

 

冬弥の驚愕に彩られる表情とは裏腹に、ひと目見ただけで分かるほどの作られて乾いた満面の笑みを浮かべている金髪の少女という対比に訝しげに彰人は冬弥に問いかけた。その瞬間、被さる様に金髪の少女…咲希が今までにないほどかしこまった様子で彰人に頭を下げる。

 

『……願の、幼馴染………だ』

 

『ふふふ。いつも“わたしたちの”願と一緒にいてくれてありがとうね?』

 

『……………………………』

 

冬弥の非常に歯切れの悪いまるで言いたくない事を無理矢理絞り出したかの様な苦悶混じりの声に反するように咲希の顔には笑みが浮かんでいた。

だがその瞬間、彰人は…いや彰人だから気がついたのだろう。眼前の少女はオレ達に殺意とも言えるほど強い憎悪の感情がこもっている事を。言葉一つを取るにもそうだわざわざ、“わたしたちの願”とそこだけをやけに強く強調している辺り、願と天馬さんの間に大きな溝がある事など想像に難しくない。

 

『その………願とは』

 

『青柳くん』

 

願には幼馴染達がいた。そしてその幼馴染達は次第に願に依存する様になってしまった。それを自覚した願は幼馴染達と距離を置いた。……彰人が知っている事と言えばその辺りだ。だがその瞬間、彰人は理解した。願がハッキリと“依存”していると言っていたのなら、多少距離を取ったぐらいでそれが治るだろうか?という事。

普通に考えてみよう。………悪化するのではないか?その可能性を今まで脳裏にさえ浮かばなかった今がこの惨状だ。言葉を選んで願のことを話そうとする冬弥とそれを遮る様に天馬さんは冬弥をわざわざ苗字で強調して言う。

 

『アタシ達は、まだ諦めていないよ?』

 

『待ってくれ!………願は咲希さん達を………』

 

『救ってあげてるって?』

 

端的に言うならば、全てがすれ違っているのだ。

願と冬弥、そして咲希…引いてはレオニの少女達とは。

願はレオニ達に新しい可能性を信じ自ら籠の中から飛び去った。そして新しい羽休めにビビバスというストリートミュージックに飛び込んだ。

だが、レオニにとってそれは余計なお世話…どころかあまりに恐れていた可能性が現実になったのだ。願が、願だけが繋ぎ止めていた幼馴染は願という鎖を失った事でバラバラになってしまった。これが想いを生み出す将来ならここまで致命的に捻じ曲がらなかったかもしれないが。

 

咲希に限らない話だが、今やVivid BAD SQUADは怨敵だ。

その想いが最も強いのは咲希と志歩だろう。志歩は言うまでもなくクラスメイトに一人居るし、咲希に至っては過去に会っていたのだ。身直に居るからこそ憎悪は鳴り止まないし、止ませるつもりもない。

 

『そんな事、あるわけないのにね』

 

心底可笑しそうに咲希は忍び笑う。

咲希は病弱だった中学生であった数年前。咲希は病院から離れることは出来ないほど身体が弱かった。勿論、そんな調子で学校など行けるわけもなく友人といえば幼馴染だけだったのだ。その中でも“外夜 願”という存在が咲希にとってどれほど大きいのか。……病気で一人心寂しい中、毎日会いに来て他愛のない会話と今流行りの咲希が好みそうなお土産と共に現れる。その“光”がどれほど咲希の心を奮い立たせたのか想像に難しくない。

 

『別に、青柳くん達が願の相棒であるのなら良いよ』

 

『それは……どういう』

 

その瞬間咲希は能面の様な感情を殺したかの様な真顔になり、冬弥と彰人を睨みあげる。その負の感情は、二人を金縛りにさせる程だと言えばどれほど強烈なのか分かるだろう。……端的に言うならば冬弥も彰人も咲希の眼差しに恐怖しているのだ心の底から。

 

『奪い返してあげる。………どろぼうから』

 

まるで何かの魔法をかけるかの様に咲希の右手の人差し指は冬弥と彰人を照準に入れていた。さらに咲希の眼差しは一段と強いものとなり殺意が質量を持っているのでは無いかと冬弥と彰人の身体を縛り上げる。

 

その二人の姿に何を見出したのか。いや特に興味を失ったのか咲希は二人の横を素通りする。……今の咲希にとって、願を奪った存在というだけで簒奪者でその身を四度焼き尽くしても至らない罪人であるのだろう。これの一体どこが円満に自分たちの道を歩みはじめた。だ。

 

『…………あれが、願の幼馴染…か』

 

『ああ。……そうだ…』

 

数秒か数十秒か。はたまた数分か。少女の殺意とも取れる怒りの金縛りは冬弥達がふと我に返るまで縛り付けていたらしい。それほど咲希の想いというのは強すぎるのだ。

 

冬弥にも、彰人にもここまで一人を病的に愛する…世で言われるヤンデレに近い状態の存在は空想上の存在だと思っていた。だが蓋を開ければどうだ。冬弥が言うには願には四人の幼馴染がいるらしい。そして願は幼馴染の精神的成長を願って心苦しいが離れる事にしたのだ。……まさかその行動が裏目に出るとは考えなかったのだろうか?

 

『願ってさ……』

 

その瞬間。彰人は一つの可能性に辿り着く。今までのオレ達に対する言動そしてはじめましての時でも“vivid”を賞賛していたその姿から一つの願の内面を見出せた気がする。

 

『人を過大評価する癖、あるよな』

 

人を見下すのならまだ分かるだけどその反対は中々ないだろう。だと言うのに願はその癖があると言うのだ。…冬弥は一瞬その言葉の意味を考え、確かにとハッキリと頷いた。

 

『言われてみれば、そうだな』

 

そう考えれば辻褄があう。つまり“自分が出来るからこそここまで出来るのだろう”という天才の考え方と同じだ。願にとってレオニの少女達は自覚できる所まで促してやると羽ばたいていくと考えたのだろう。だがそんな事出来るわけが無い。今まで羽根の使い方を知らないモノに突然飛べと大空に放り投げられても飛べないのと同じように。

 

『基本的に願はなんでも出来る』

 

冬弥は言葉を重ねる。ここにおいての“なんでも”というのは万能…という意味では無い。たまに願だって失敗するし巫山戯る時はとことん巫山戯るからそれ以上に願を“万能”という一括りにするのを嫌ったとも言えるが。

話を戻そう。ここでの“なんでも”というのはつまり“凡庸性”というモノが一番近いのだろうと冬弥は想起する。勉強も秀才と言えるし、家の家事を一手に賄う能力も十分。そして俺たちにおいての歌唱力も人一倍あると言えるだろう。そして何よりそれら全てを支えている社交性。ある意味、現代社会を生き抜くならあって損は無い能力である事には間違いない。

 

『だからこそ、“自分がここまで出来るのだから他の人も出来る”と思うんだよな』

 

彰人がその意見に重ねる。つまり総評すればそういう事。

人を過大評価するというのは側から見れば猛毒だ。育てられる自己肯定感に、自尊心。他人から齎されるそれはとても居心地の良い所だろう。だけどその評価するものが居なくなれば飢えてしまう。無自覚に依存されられていたのだ。だからこそ願は去ったのだろうけど。

 

『……だからこそ、気をつけなくてはならないな』

 

痴情の絡れで大切な親友が刺されるとか話にならない。というよりそれが容易に想像できる事態があまりにおかしいがそのツッコミが出来るほど今の彼らに余裕はなかったのだ。

 

 

 

「……こはね。一緒にお昼ご飯、いい?」

 

ああ今日という日の昼休みが来てしまったのか。と小豆沢こはねは心の中で小さくため息を吐く。目の前に立っているのはクラスメイトで友人の“日野森志歩”。志歩ちゃんと呼んでいるが、実は私と志歩ちゃんの間に大きな溝があるのは当の本人達しか知らない。

 

「いいよ。今日も、だよね」

 

「うん……お願い」

 

志歩ちゃんが隣に座る。お昼ということもあってか思い思いに弁当や菓子パンを広げて食べていく。正直そこまでなら普通の学生の会話だ。今日のテストだとか何気ない雑談だったり今流行りの何かだという会話なのに食事が終わり、一旦一息ついた所で私たちの空気には大きな暗雲が立ち込みはじめた気がした。

 

「とりあえず、はい。これ」

 

「…………………うん。ありがとう」

 

スマホの写真共有の機能を使って共有される写真数枚。そのどれもこれもが願の写真だ許可も貰っている。ただ願であってもそれがこう流れているとは考えていなかったらしい。私も考えなかったが。

 

「じゃあ先月の…って志歩ちゃん……!」

 

志歩は写真を受け取った瞬間。ガン見する事にした。

だけど忘れていないだろうかそれはビビバス内で撮られた写真ということを。

勿論、その中には杏ちゃんと願(執事服)のツーショットもあるし満面の笑みで彰人と冬弥、願の3人が全力で歌っている所もあるのだ。

そんな楽しそうに無邪気な笑みを浮かべているのを見てしまったのならどうだ。

 

「…………………………うん」

 

尚、その写真を見たのが志歩ちゃんの物心ついた頃からの幼馴染で今まで一人になりがちだった時もずっと隣にいてくれて、自分の音楽も毎回毎回楽しんで聴いてくれて感想も言ってくれたほど熱心で有ったのに、高校生になってその幼馴染がストリートミュージックというのにハマったせいで関わりが突然断絶してしまったとするならば志歩ちゃんはどうなろうか。

 

それが現状だ。

完全に死んだ魚のような濁りに濁ったハイライトがバイバイした眼差しで志歩ちゃんは写真を眺め続ける。お労しい…と言いたいけど原因というよりモロ主犯であるのだからこはねは特に何か言えるはずがない。

 

「…………また、お願いしていい?」

 

「別にいいけど……」

 

数分後。ギリギリのところで立ち直ったのかハイライトは消え気味だが、志歩はこはねの目を見て頼み込む。

別にこはねにとって写真を撮ってくるのは、良い。趣味の範疇である事には違いないし“今”この時の友情を永遠に切り取って置いておくその美しさは代え難いモノである事はよく知っているからこそ。志歩の行動には些かこはねにとって不可解に映った。

 

「直接会いに行かないの?」

 

「あぅ………」

 

こはねにとって“すれ違っているだけ”なのだ。確かにあの日星乃さんに、“ただの幼馴染”と言い張り前を向かないとと言ってはいたがそこからまた友人関係でも関係を持たないとは言っていない。

 

志歩にとって“そんな簡単な話ではない”のだ。確かに言い分ならこはねの言いたいことの方が筋は通っている。出来ることならそうしたいししている。けどそれはあくまで夢物語で机上の空論でしか無かった。

 

「だって……仲直りとか、知らないし……」

 

そう。レオニが手を出せない明確な理由がそこなのだ。

今まで一度も喧嘩らしい喧嘩をぶつかり合いをしなかった彼らにとって“仲直り”の仕方は分からなかった。だからこそ、彼女達はその離別に意味と理解を考えようとする。……喧嘩にはただ自分のエゴを通すだけの喧嘩だってあると言うのに。

 

「はぁ…………」

 

こればかりはどうしようもない。とこはねはため息を漏らす。

どうであれ入り込める話ではない。そのなんとも言えない焦ったい関係は側から見るぐらいなら恋愛小説を、恋愛漫画を鑑賞している程度だが巻き込まれている現状は全く笑えない。

 

「…………いっそ私が奪っても良いんだよ?」

 

「そんな事したらぶっ殺してやる」

 

そんなガチの凄みの眼差しで瞬間返してくるほどならさっさとぶつかってしまえば良いのに。こはねの苦労は続くのだろう。それを自覚しているからかここはねはもう一回心の中で大きなため息をつくのだった

 

(いっそ外夜くんが全員抱いたら大円団なのでは……?)

 

そんなある意味で現状の膠着を無に返す発想を飲み込んで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眩んだ眼差し

 

 

『wish……wish?』

 

夜の訪れとともにニーゴ…25時ナイトコードでという音楽グループは動き出す。

今日もまた、同じように創作をぶつけ合い、鋭利化させさらなる発展を続けようとしたその最中、メンバーの一人。“wish”の通話からいつもなら聞きなれない物音が度重なって聞こえるのだ。

 

『はい?どうしました?』

 

『アンタ…何してるの?』

 

そんなwishを見かねたえななんは聞く事にした。物を何かに詰めているかのような音。いつものwish…願とは裏腹の騒々しい音。事実、えななんの様に尋ねてさえいないが願が何をしようとしているのか非常に興味があった。

 

『?旅行の準備ですが』

 

『へぇ旅行………旅行!?』

 

えななん…絵名は綺麗な二度返しを決め、驚愕を露わにする。

ほぼ毎日というより学校がある時間や会っている時間以外は基本的にナイトコードで通話を繋ぎ続けている自分達だからこそ特に前振りもなく旅行に行こうとしている願に驚きを隠せない。

 

『…………どこに行くの?』

 

『まあ少し遠いですよ?』

 

──と言う所ですけど。そう片手間に呟く願に、ニーゴのメンバーはその場所を調べる。ちなみにその場所を聞いて一人真っ先に遠いなと反応したのがいた。

 

『………泊まるの?』

 

『一応計画としては一泊二日ですね』

 

まあ一人旅なんで適当にカプセルホテルにでも泊まって大幅に前後するかもしれませんが。なんて願はいつもの様な口調は形を潜め随分とアバウトな計画を口に出す。そんなニーゴでさえも見た事ない様な軽薄な様子に何処か事線が触れたのか、真っ先に泊まりかどうか聞いた雪…まふゆがこう口にする。

 

『絵名……明日からそっちの家に泊まって良い?』

 

『……お父さん居ないし、良いわよ。服とかは準備してよ』

 

なんと、まふゆは絵名の家に泊まって良いかと聞いたのだ。

それに絵名は一瞬考えたがそれをすぐに了承したのだ。

勿論、言葉はそのままの意味ではない事は全員が知っていた。

 

『…………付いてくるんですか?』

 

『ダメ?』

 

『付いていかせてくれないと後ろを付けて行くけど』

 

その意味とは“友達(異性)と旅行なんて許してくれなさそうだから、前も不本意ながら泊まることになった絵名の家を利用して願の旅行に付いて行こう”という物だ。

その為に絵名に許可も貰っているし、口裏を合わせてもらうつもりだ。ダミーとして持っていく勉強道具?セカイに放り投げるが。

 

そんな絵名とまふゆの結託に気がついたのか。非常に不思議そうに願は付いてくるのかどうか尋ねる。勿論、それを待っていたのか今まで黙っていたK…奏が画面の前で首を傾げ、まふゆが静かに恐ろしい事を呟いた。

 

『雪とか学校は?』

 

『明日は無い』

 

どうやら宮女も臨時休校の様だ。ちなみにこの休校の影響で休日を合わせて3連休になっている。どこかに行くならば問題ない日付である事には違いない様だ。

……付いてくるな。というのは簡単だ。そうしたら後ろから尾行されるだけで。

勿論、付いてきてほしくない理由を述べたのなら納得はしてくれそうだがこの旅行が自分以外に明かせる様な目的でないからこそ何も言えなくなってしまった。

 

『あれ?でもホテルとかどうするの〜?』

 

『Amia…もしかしてもう準備……』

 

進めてるよ〜?電話口に先程願が鳴らしていた様な騒々しい物音が聞こえる。

もう準備進めているのかとその行動力の早さに呆れながらも、Amia…瑞希が言った不安は既に考えている。

 

『自分一人ならその日のチェックインしましたけど……』

 

追加で四人となるとそんな事出来ないだろう。

周辺のホテル予約サイトを開き、空き部屋の予約が取れるかどうか考え物である。

なので前日ではあるが先に予約しておく事にした. ちなみに行くところは基本的に今は季節ではないから以外とホテルが空いていたりするのだ。

 

『とりあえず、2と3人部屋で良いですか?』

 

『まとめて5人部屋じゃダメなの?』

 

えななんが横から口に出す。…確かにまとめて5人部屋というのはあるにはあるが明らかに性別が違うだろう。そのあたりをえななんが考えていないとは思えないが。

 

『一応、全員泊まりの、経験はあるでしょ?』

 

『まあ、あるね』『うん。』『あるねー』

 

……確かにある。K…奏とはよく一緒に寝たりするし、雪…まふゆとはいつかの時限界になったまふゆが家に押し掛けてきたせいで手も足も、身体も絡めて寝ることになった。Amia…瑞希とは雨の中遠方まで遊びに行って帰りの電車が動かなくなり急遽同じ部屋のホテルで泊まった。

 

『だから今更良いんじゃないかしら?』

 

このニーゴにもはやそういう垣根は存在しない物と同じだ。

そういう絵名の主張を前に全員が確かに…と納得をしている辺り仲の良さでは形容しきれない何かがあることには違いない。

 

『…………………………はあ』

 

5人部屋で問題ないんですね。願が折れるように声に出す。

そんな諦めた願の声に、ニーゴ全員が忍び笑いを漏らすのだった。

 

 

 

「おっはよー!」

 

旅行当日。駅前集合という事で小さな手提げとキャリーケースを片手に仏頂面で願は立っていた。そしてそこに近づく影が一つ。瑞希だ。

 

「おはよう……早かったね」

 

「まあねー?」

 

いつもの瑞希の格好に似たようなキャリーケースを引っ張ってきている。色さえ違えど大きさなどはほぼほぼ一緒だ。色違い、という事だろう。

 

「遅れた。」「……あんた…少し、早いのよ……!」「みんな、おはよう」

 

その少し後に団子状態になって、まふゆ・絵名・奏が現れる。

みんな似たようないつもの格好でキャリーケースで来ている。どうやら考えている事は同じという事なのだろうか。

 

「……よく起きれましたね。」

 

「…………まふゆに叩き起こされたのよ」

 

正直この中で一番生活リズムが狂っているのは、絵名と奏の二強だ。

絵名は言うまでもなく昼夜逆転生活であるし、こんな朝早くに起きなければならないのは久々だと言っていた。奏は重症だ。自分が疲れて限界になったら寝るという生活をしているせいで生活リズムは壊滅しているといえるだろう。最近では願が家に泊まる事もあると言う事で何とか生活リズムは常人辺りに戻ってきているが。

 

まふゆは前日に絵名との鑑賞会兼勉強会という名目で泊りまで許されるように許可を回している。最近はそういう褒められない事も所謂…“悪い子”な事もまふゆは学んでしまった。……まあそれでもニーゴに関係する事だけだけど。

 

「ついでに奏の家まで行って引っ張り出してきた」

 

ブイと無表情Vサインでまふゆは反応する。

本当は結構感情戻ってきているんじゃないの、まふゆ?という一言は瑞希と願の間で呑み込むこととしたのだった。

 

「……ここから何時間よ?」

 

「ざっと四時間ほど」

 

颯爽と新幹線に乗り込んだ5人。願だけが通路を挟んだ向こう側に座って、窓側に奏と絵名が座り、通路側にまふゆと瑞希が座る構図となった。

電車で遠方まで出るという事は初めてでは無いが、新幹線で数時間という距離は初体験であるがゆえに、なんとなく気分が高揚している四人だった。

 

「……そういえばさ〜?」

 

「…………何でしょう?」

 

次第にその気分も落ち着いてきたのか絵名と瑞希はネットサーフィンに入り、奏はお休みし、まふゆと願は音楽を聞いていた時だった。突然、瑞希が願に問いかける。

 

「何でここに行こうと思ったの?」

 

純粋な疑問。正直に言うなら特に観光地としては有名な所では無い。

それだと言うのにわざわざ願は行きたいとして一人だけでも行く予定だったらしい。なら……一体何故?何用だと言うのか、その時の瑞希は本当に興味本位だったのだ。事実、目を伏せていたはずのまふゆも興味深そうに願の顔をチラチラと見る。

 

「…………さぁ」

 

その問いに願は至って静かに視線を空に浮かせる。

 

「………ただ強いて言うなら」

 

その何処か取り憑かれたかのような願の空虚に聞こえる声の中に私たちでは想像もつかないほどの激情が込められていることを知ってしまう。

 

エンディングを迎えにいこうかと

 

呟かれたその言葉。私たちではそれを推し量る事さえも不遜だと。

ただ、一つわかることはこの旅行で願の閉ざされた向こう側が明かされてしまう。その事だけが理解できたのだった。

 

 

 

「長閑な所ね……」

 

「まあそんなに人が多い訳じゃ無いですし」

 

新幹線を降りローカル鉄道に案内され、着いた先は都会ではもう見る事も出来ないような長閑な所。道の真ん中に小川が流れ、周囲の家は木製や土でできているはずの白塗りの蔵。現代とは遠くかけ離れたその世界は普段現代社会から離れないニーゴにとって新しいインスピレーションを起こすだろう。

 

小川の水は綺麗で透き通っておりその中で鯉を見つけたり植えられている柳の下の川の上に竹で出来ている船など多くの“風流”な物の前に目を輝かせる。

特に絵名は今までに見たことのないような風景を絵にしたいと思い、想いに写真を撮り続ける。新しい刺激を受けてかまふゆの瞳も心なしか楽しそうに無邪気な側面を覗かせる。奏は疲労に翻弄されながらも新しいインスピレーションを得られたのか楽しそうだ。

 

「土産…は後でいいとして。ここの蜂蜜ソフトは美味しいですよ」

 

皆さん蜂蜜は大丈夫ですよね?

願の案内で散策し続けるのも乙な物ではあるがやはり時間も時間。歩き疲れると言うものがあるが昼にはまだ早いと言うことで、願の案内で着いたのは一つの店。

白い店でどうやら奥に行くほど広くなっている感じだろうか?店自体が蜂蜜を取り扱っているということで全員、願おすすめの蜂蜜ソフトには巣蜜がまで付いており中々他では食べられない逸品だ。

 

「……甘い〜!!」

 

「………おいしい」

 

「うん。蜂蜜も濃いね」

 

奥の席に座り全員の手に行き渡り、とりあえず一枚は写真を撮って一口。

自分達が考えていた以上の蜂蜜の濃さとそれを邪魔しないソフトクリームの甘さに全員が舌鼓を打つ。

 

「一息付いたところで………」

 

どうやらこの周辺には色々とあるらしいともう一度再確認する。

カフェだけでも近くに数軒以上あり食べ歩きの数も含めたら今日1日では終わらないのだろう。

 

「少し観光してから、お昼にしましょうか」

 

何処が良いですか?との願の問いに少女たちはならここの美味しいローカルフードとか何があると言うことで幾つか挙げる中、最終的にぶっかけうどんに決まるのだった。

 

「─────オーダーお願いしまーす」

 

願は何処か懐かしそうにメニューを見てこれは美味しい。こっちも。などあれこれまるでよく味を知っているかのように詳しく言う。一度来た事が有るのかと思っている瑞希と絵名だがその反面、まふゆと奏の内心は荒れている。……何故なら、願がここに旅行に来た事が有るなんて聞いた事なかったから。

 

 

その後。ニーゴは願の案内により様々な名所を観光した。

美術館では瑞希が新しいインスピレーションを受けたのか、今までも見た事がないレベルではしゃぎ始めた姿は珍しいと言える。

山の中にある神社では町の風景を一瞥できる。本堂のお参りを終えた後、さらにその上、険しいけど一番綺麗な風景のところという事で約二名瀕死になりながらも見えたその風景は一生の記憶になるのだろう。心なしかまふゆの瞳も輝いて見えたのだった。

そして町に戻った後カフェに入り一服の後にアトラクションのような博物館に入ることにしたのだった。そこでは子供騙しと言えど身構えてなくては素で驚愕するような仕掛けも満載だった。…尚、その仕掛けで涙目になっていた奏が居るとか居ないとか。

 

 

「いや〜遊び尽くしたね〜」

 

「そうね〜……いっぱいお土産も買っちゃったし」

 

「全部セカイに置いてきちゃったけどね」

 

日暮れが近づいた街。小川の光の反射もオレンジ色に成った中で、遊び尽くしたニーゴ達は悠々と歩く。瑞希と絵名の合いの手に、まふゆが小さく呟く。そうなのだ。彼女たちが個人の手荷物以外を持っていない理由はお土産をセカイに置いてきたと言う事だ。

 

「あの空間普通に時間の概念あるので一時保管にはもってこいなんよね」

 

宜なるかな。セカイは二次元保管庫宜しく一日、二日の保管なら問題ない。

セカイの中にある物はセカイから出せないが、外からの持ち込みはセカイから出る時に持っていれば現実に持ってこれる。この法則を利用して少女たちは人目の付かない所でセカイに入り荷物を置き、出てを繰り返した。

 

「………正直。盲点だった」

 

セカイと言えど知っていることは少ない。

まふゆも何時ぞやかのシンセがお母さんに取られそうになった時、セカイに突っ込んどけばよかったかななんて今思えばそう感じてしまう。

 

「まあ。そのおかげで色々と買えたから……」

 

久々に奏もみんな一丸となって買い物を楽しまなかったかと言われれば嘘になる。

手拭いやマスキングテープ。等、色々とそこだけの品物を見てニーゴ全員で合わせて買ったりもした。

 

「まあ楽しかったからヨシにしようよ!」

 

お金を使いすぎた気もするけどそれはそれ。

楽しい思い出になったのだからヨシとしよう。そういう考えて今日一日楽しんだのだから別にいいだろうと思っていたのだった。

 

 

 

「寝るまで話にしない?」

 

ホテルにチェックインし部屋ではベットの取り合いが特に起こる事もなく夜。

全員が寝衣に着替えあとは寝るだけとなった中、瑞希が提案をする。

いつもこの時間ぐらいからニーゴの活動を始める少女達にとって今からの時間の方がホームグラウンドであることは間違いないが……

 

「それはそうね────────zzzz」

 

だがしかし疲れというのは意外にも馬鹿にならないみたいで。

最初に奏が寝落ち、まふゆと瑞希と絵名が同じぐらいに寝落ち、そして最後まで起きてしまった願は一人つきっぱなしのライトを消して、上着を羽織りカードキー片手に部屋を静かに出て行ったのだった。

 

 

 

 

 

全てを知ってしまった今。俺はきっとここでは寝れないのだろう。

そう願は一人思考を凝らす。今一瞬でも意識を離してしまったのなら、きっと俺は夢に囚われてさよならだ。と気がついているから。

自分だけがいない街の凍り付くような現実より、幸せな夢の中の方がきっと俺は笑えるのだろう。……けどきっとその中には奏は、まふゆは、絵名は、瑞希は居ない事を分かっている。別にそれでも大した問題じゃないと切り捨てるには遅かった。

あの日、まふゆに雁字搦めにされた事。きっとあの日から俺は向き合う絶望から目を逸らし続けた。

 

「結局、自分が一番終わりたくないんじゃないか」

 

何と皮肉だろう。知ってしまったから夢から覚め落ちてしまって、想いを歌えなくなるなんて愚行の最たる物だと自嘲する。とっくにあの日に捨てたはずの幻想は未だ後戸を開けるようにまだ俺の心を離さない。

 

ただ、一度だけ。ただ、少しだけ自分という存在が◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️いたという証拠が欲しかっただけなのに。

 

 

 

「願……探したよ」

 

そんな中だった。今にも気が狂いそうなほど絶望の嵐が胸の内で暴れはじめようとする願の背に、たった一人の救いになろうとした少女朝比奈まふゆがあの日のように声を掛けるのはきっと運命の二文字では表しきれない何かなのだろう。

 

「………起きちゃったんだ。まふゆ」

 

電気が消えた感覚は分かっていた。きっと最後まで起きていた願が消したのだろうとわかってまふゆも完全に意識を飛ばそうとしたその瞬間。部屋から出る一つの物音を聞いたのだ。

 

「………うん。」

 

「隣。座る?」

 

その後ろ姿を追いかけて着いたのは広いエントランスの端の方の椅子。外の風景が見られるように設置されているカウンター式の椅子に願が座っているのが見えたのだった。

 

まふゆにとって今の願はあの時の“消えたい時”の私に似ていると気がついていた。

何処か虚ろに、哀しげに揺れるそのスカイブルーの瞳の中に宿る感情は唇を重ねて、身体の熱を共有した今でもまふゆは推し量る事が出来ない。

ただ、ただもし私が“失う前”なら共感できたのか。理解できたのか。少しでも願の想いを推し量れたのならと思うと、まふゆはただ隣に座ることしかできなかった。

 

「………何がしたかったのか」

 

少しした後、願はまふゆを見るわけでもなく窓の外を焦点の合わぬ眼差しで呟く。

苦笑い気味に呟かれたそれは、まふゆであっても込められているのが苦笑いでない事ぐらい想像付く。

 

「…………私は、今日楽しかったよ?」

 

そう。それは間違いなく言える。初めて出来た“親友達”と旅行に出たのだ。

きっとこの胸の中に満ちる温かい何かが“楽しい”だとか“嬉しい”だとかなのだと信じている。

 

「ならよかった。……………………ここはさ」

 

その時、初めてまふゆと願は視線を交わす。鬱蒼とした沈黙の後に願は言葉を選んで話すかのようにおぼつかない声色でまふゆにも聞こえるほどの呟きを漏らす。

 

「昔からずっと忘れられなかった場所なんだよね」

 

いつの日か今やわからないけどこの街並みが好きだった。

 

「きっと、ここなら。きっと、ここなら」

 

今や魂を蝕むだけのこびりついた呪いのようだけど。

 

「一歩、一歩歩むたびに洗い流されて」

 

僕だけが、俺だけがいない街に。いなかった街に。

 

「……………ごめん。変なこと言った。忘れて」

 

泣き叫ぶ自分を固く、キツく、心の底に閉じ込める。閉じ込めて鍵を掛けて鎖で縛り上げてようやく自分は俺で居られる。……今回鎖が緩んでしまったからきっと弱音を吐いてしまったのだ。朝を迎えて仕舞えばきっと収まってるはず。

 

「別に、それで良いと思う」

 

「………………は?」

 

そんな願の吐き捨てる言葉を聞き、まふゆは小さく声を溢す。

 

「願は抱え込みすぎてる。……頼ってまでは言えないけど話ぐらいは聞く。」

 

願の側だけが私が私たりえる。だからこそ奪った。だからこそ私のものにした。

その事を反省しているかと言われれば反省をしていてほしいのならしてあげよう。

でも、きっと願の心を癒せるのは、願を理解できるのは私だけだ。他の誰でもない私だけだ。

 

「願は疲れたんだよ。……一回休もう?」

 

「……そう、かな」

 

「そう。……だから一旦その背中から降ろそう?」

 

願はまだその背中に背負ったままなんだ幼馴染泥棒猫を。ここだ。今この時だ。願の弱っている所を突くのは苦しいけどここで願からその過去と共に昔の女への情を捨ててしまえばいい。

 

「やっぱり、まふゆは優しいね」

 

「よくわからない」

 

願の心の一欠片に至るまで、私のものであって欲しい。

これからはずっと、ずっと一緒であって欲しい。

だから……もし私の邪魔をするなら………

 

 

 








ビビバス√編

まあギスギスしてるけど原作も本編始まるまで、始まってもこれぐらいがデフォな所があるしヨシ!
何故か咲希が咲希さんと化してたりしてますが大体誤差の範囲です。宮女の1ーAの空気も荒れてないヨシ!
多分そんな事も知らず願にコスプレさせて全力で楽しんでいる杏ちゃんがいたり、そんな姿を見て脳が致命的なファンブルを迎えた穂波ちゃんが居たような気がしたけど幻覚だしヨシ!

3重チェックでヨシ!という事でこのルートは平穏ですね。少年少女達が全力で青春を謳歌している姿が見られたと思います。



ニーゴ√編

コメディだと思った?残念これifでも一番ヤバかったニーゴのお話のなんすよね。
ニーゴと過ごしているうちに感情を取り戻しつつあるまふゆや理解ある親友のおかげで吹っ切れてきた瑞希やら居ますが大体いい方向に転がってます。やっぱりここの主人公は最初からニーゴに入れとくべきやったんやなって……

ここのルートの場合願は架空イベントをこなしてないわけでしてそのツケがここで来る様にしてます。願にはキチンと過去を見せるためには過去と近い場所に行かせて現実を見せるべきなんですね。勿論、ここで好感度調整とイベントに大成功したら願からの好感度を一気に稼げます。普段中々稼ぎにくいキャラなのでここで稼いでおきましょう。

をマジでした結果が最後のまふゆです。純愛だなヨシ!!

次回何書きましょう(最終的に全部書きます)

  • 異聞:魔法少女パロ
  • 異聞:夜の娘続き
  • もしも冬弥と兄弟だったら…
  • もしも奏と双子だったら…
  • もしもまふゆと双子だったら…
  • TS願
  • 配信者願
  • 幕間1 続きリメイク
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