言語系チート授かったのでvtuber始めました   作:gnovel

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閲覧ありがとうございます!

一先ずこれで第2章は終わりで次回から第3章に移行します!

それではどうぞ!


【カラオケ枠】マルチ、日本語縛るってよ 後半

【さよならアンドロメダ】

 

「いつだってそう僕は一人だった 太陽さえ目を逸らしていた」

 

 

 リスナー:おぉ!?

 リスナー:良い……

 リスナー:やっぱウタちゃん良い歌声してるねぇ!

 

 

 ウタの口から紡がれていくその歌声は俺やスイスイ、そしてリスナー達も魅了していく。

 それはひとえに彼女が人魚だからというのもあるが、それを抜きにしても凄いと言わざるを得ない。歌っている姿も本当に心の底から楽しそうで、笑顔も輝いていた。

 

「七色の星屑の波に乗って 僕らは宇宙を駆け抜けた 不器用な地図をふたり描いた 隣の銀河を夢見て」

 

「凄い……ウタちゃん」

「本当ですね」

「それにしても……どうやって先生はウタちゃんのような子と知り合ったの? この前もウタちゃんからマルチさんなんて言われて親しまれていたけど……」

「……知り合い()からの紹介ですね」

「……ふーん」

 

 マイクに拾われないような小さな声でスイスイが耳打ちしてきた。ウタの声が凄いことは同感だ。だが、ウタとの関連性を問い詰められて若干焦った。

 と、ここで曲が終盤を迎えたようだ。

 

「君のことを思い出すから 空見上げて微笑むから」

 

 曲が終わった瞬間、俺とスイスイはリスナーの分も含めた大きな拍手をした。

 

 

 リスナー:88888888

 銭擦り ¥20,000

 感動の極み

 リスナー:CD集とか出してほしいです!

 

 

「皆さん! ご清聴ありがとうございました!」

「凄かったよ……ウタちゃん! じゃあ、次は先生だね!」

「……やっぱりこれハードスケジュールでは?」

 

 その後俺は視聴者からのリクエストでアニメや特撮系、その他にも様々なジャンルの曲を歌わせられることになった。全部英語で

 

【W-B-X】

 

「あれ、これ相方どうします?」

「あっ、じゃあ僕がやる!」

 

 

【ウルトラ六兄弟】

 

(これ俺ちゃんと翻訳出来てんのか……!? 俺のチートを信じるしかねぇ……!)

 

 

【恋は渾沌の隷也】

 

「……なるほど」

 

 

 

 この他にも、無数の曲がリクエストされたが、中にはカラオケ機材に入っていない曲も多々見られた。……【旧支配者のキャロル】とかな!

 しかしそれらを歌いきってもあと5点とか、2点とかあってただひたすら悔しい思いをした。なにより知らず知らずのうちに老いていた自分の身体に驚愕させられた。あれ……? 俺こんなにスタミナ無かったっけ?

 

 それから歌い始めてから5時間が経過した。流石に休憩は入れてもらったが、やはりあと数点届かないと言うのはかなり精神に来るものだと実感させられるな。

 

「先生惜しい所まで行ってるんだけどね……何で英語でここまでの高得点だせるんだろう……?」

「本当ですよね……」

「……これが終わったら運動することにします。ここまでスタミナが無いとは……」

 

 

 リスナー:草

 リスナー:歌声とか以前にスタミナの心配してて草

 蒼の魔道具 ¥10,000

 ジム代の足しにしてくだせぇ

 

 

「さてさて……先生、次の曲の準備はいい?」

「待ってと言っても止まらないでしょう?」

「よくわかってるじゃないですか! それでは次のリクエストは……こちらッ!」

 

 

【残酷な天使のテーゼ】

 

 

 リスナー:お、王道来たぁああああ!

 リスナー:あれ? これ英語版無かったっけ?

 リスナー:あることにはあるけど……

 

 王道中の王道が来たことで俺も僅かばかりにテンションが上がる。コメント欄でも英語版があったのではないかと指摘されてるが、生憎このカラオケ機材には無い為、普通に歌っている最中に翻訳していくしかないのだ。出来ればこれで終わらせたいと考えているため、俺も本気を出すことにした。(n敗目)

 

「これで、なんとか100点を取れればいいのですがね……」

「先生なら行けるって! 僕も応援してるから!」

 

「ありがとうございます。それで本音は」

「困り果てるリアクションを楽しみにしてる!」

「課題出しますね」

「すみません許してください……」

 

 

 リスナー:即 落 ち 二 コ マ

 リスナー:しおれてて草

 リスナー:なんで毎回負けるのに立ち向かうんですか……?

 リスナー:↑スイスイだからさ

 

「さて……何とかこれで終わりにしますよ……! 前のようにくしゃみをしなければの話ですがね!」

 

 

 リスナー:むっちゃ気にしてて草

 リスナー:といつつ、さっきは咳を下手に我慢したらもっとヤバくなったじゃないですかーやだー

 竿場⑨カイザー ¥12,000

 お大事に

 

 

 リスナーからのコメントでくしゃみしたことや、咳を我慢したらそれはそれでむせたことを思い返しつつも、いよいよ曲が始まったのでマイクを手に取り、気持ちを切り替える。喉は……大丈夫。

 そして一息吸って……歌い出す。

 

 

「『残酷な天使のように 少年よ 神話になれ』」

 

 

 リスナー:ふぉおおおおおお!

 リスナー:かっけぇえええ!

 リスナー:英語だけど歌詞を知っているので補完できる……

 

 

「『残酷な天使のテーゼ 窓辺からやがて飛び立つ ほとばしる熱いパトスで 思い出を裏切るなら』」

 

 曲の一番が終えた所で俺は一息ついた。喉の調子は……ヨシ! 歌っている途中で見ていた限りでは失敗はなさそうで、安心した。

 そして間奏が終わろうとしたので、俺は再び気持ちを切り替えた。

 

「『ずっと眠っている 私の愛の揺りかご』」

 

 

 リスナー:がんばれー!

 リスナー:今のところは良い調子だぞ……?

 リスナー:いける! いけるぞ!

 リスナー:↑おいやめろ

 

 

「『残酷な天使のテーゼ 悲しみがそしてはじまる 抱きしめた命のかたち その夢に目覚めたとき』」

 

 ……このカラオケに流れてくる映像に少し気を取られそうになる。というか俺の死因がこれに近しかったのもあるんだが……。細かいことは気にしないことにしよう。いよいよラストだ。

 

「『この宇宙を抱いて輝く 少年よ 神話になれ』……ふぅ、終わった……」

「お疲れさま!」

「お疲れ様です!」

 

 

 リスナー:88888888

 リスナー:お疲れー!

 リスナー:さて、結果は……?

 

 

 特にミスはしなかった筈……頼むからこれで終わってくれ……と内心必死に思いつつカラオケの採点を待った。

 

 暫くしてカラオケ機に映しだされた点数は

 

 

【100点】

 

 

 リスナー:うぉおおおおおおおお!?

 リスナー:マジで、マジでやりやがった!

 リスナー:おめ!

 

 

「や……やっと終わりました……」

「す、すごぉおおおい!」

「やりましたねマルチさん!」

 

 

 5・C ¥15,000

 100点達成祝い

 リスナー:やりやがった……!

 リスナー:素晴らしいッ!

 0誕生 ¥30,000

 やるやん!

 

 

「ふぅ……一先ずこれで私の罰ゲームは終わりのようですね」

「そうだね先生! じゃああと一周したら終わりにしよう!」

「……あと一周……?」

 

 えっ、まさかもう一度100ださないとダメなのか!? という思惑を込めた返事をした。

 

「違うよ!? ほら……最後は三人が歌い切りたいじゃん? 皆もそれを待ち望んでいるしー?」

 

 あっぶね……! ビビった……。

 

「……てっきりもう一度100点出すまで終わりにしないと言うかと思いましたよ」

「そ れ と も? 先生がやりたいって言うんなr「いいえ、遠慮します」即答?!」

 

 

 リスナー:メッチャ食い気味で草ァ!

 リスナー:もう一度やらせるとかただの苦行なんだよなぁ……あのパズルのようにボソッ

 リスナー:ガチトーンやんけ

 リスナー:もうやめてマルチ先生の体力はもう0よ!

 

 

「まだ私はアラサー………………です……よ」

 

 

 リスナー:あっ、ふーん(察し)

 リスナー:さてはアラフォー寸前かぁ~?(アラフィフ並感)

 リスナー:……俺も久し振りに外に出ようかな

 ノーフェイス ¥444

 キャロル聞きたかったナー

 

 この後全員一周した後、次の配信の事や各々の感想を述べてお開きとなった。ちなみに俺の感想は「日本語の歌は日本語で歌うに限る」だ。

 

 そしてウタは俺が翻訳した後日、自身のチャンネルにその歌をアップロードして、一躍話題になったという。ウタがその歌の制作過程に俺が協力したことを告げるとコメント欄で「浮気かな?」というからかいも込められたコメントが案の定出てきたのでやんわりと違うことを告げた。その日の夜、髪を白くした本気の狐子に骨の髄まで絞り取られた。思わず三途の川が見えそうになったのは秘密だ。

 ……なぜか脳裏に褐色の女神が爆笑している光景が浮かんできたので中指を立てながら浴びせられるだけの罵倒を浴びせたのはなぜか覚えている。

 

 

 

 

 数週間後

 

「『ニュースです。昨日未明世界各国に無数の隕石群が落下しました。幸いにも怪我人はなく、また大陸や惑星に関しても特に悪影響は及んでないとのことです。専門家の方によりますと――』」

 

「こわいのう(天狐並感)」

「そうだね(自称一般人並感)」

 

 朝からとんでもないニュースが流れている中、俺と天狐は朝ご飯を食べていた。今日の朝ご飯はキャベツと秋刀魚の塩焼き、ベーコンエッグだ。何となくご機嫌になれそうなメニューだ。

 

 というか隕石が降り注ぐって割と地獄絵図じゃね? と思いつつ味噌汁を啜る。うん、良い味だ。

 

「それにしても……こんなに隕石が降るとか、何か良くないことの前兆か?」

「そうだとしても安心せい。儂が其方を守るから安心じゃ!」

「普通逆だと言いたいが……まぁ、俺は普通の人間だからな」

 

 そういうと狐子の手が止まる。

 

「……普通の……人間……?」

 

 心底信じられないという目をして、俺に話してくる狐子。その表情はまるでどこぞのうさぎ探偵のようだ。

 

「上代日本語を完璧に理解して、あまつさえ星の外の連中の言葉が分かる其方が……普通の人間……? これが俗に言う『俺何かしちゃいました系主人公』という奴なのかの……?」

「すみません私が間違ってました。俺は普通じゃないです……俺は異常者でした……。というかそれ知ってたんだ……」

「其方を飽きさせぬようにと色々と調べてみたのじゃ。そしたら其方との共通点が見つかってのう、例えば一夫多妻とか、恩恵だの……まぁ、お主は普通ではないの」

「俺は……一般人ではありません……逸般人でした……」

 

 俺は五体投地になり狐子に敗北した旨を告げる。

 

「まぁそんな其方でも儂は好きなんじゃがのう」

「突然の惚気やめて、恥ずかしくなる……」

 

 狐子の何気ない発言に顔を赤らめた俺。それを見た狐子はニヤリと嗜虐的な笑みを浮かべ、

 

「ヨシ! 今日は褒め殺しといくかの! どこまで其方の余裕が持つかの!」

「やめてください(精神的に)死んでしまいます」

「(肉体的に)死んだとしても儂の眷属にしてやるから安心せい」

「俺の死後の就職先が決まったんだが!? あと絶対認識の齟齬が起きてるって!?」

 

 

 隕石が庭に衝突するまであと3分の出来事だった。




主人公
フィジカルはクソ雑魚(※人外連中と比べて)
女性と仕事した時は大体狐子に残らず絞られる。

狐子
主人公を飽きさせない為にネットで色んなものを学んでいる。その所為で主人公の性癖が大分こじれるようになったが、どちらにせよ狐子でしか興奮できなくさせられているため、問題ない

ウタ
登録者も伸びて、配信後暫くして遂に50万人を突破した。

イムール星人
隕石に何か関係があるようだが……

Vtuber要素と異種族要素の比率はどちらが読みやすいですかね?

  • 1:9
  • 2:8
  • 5:5
  • 8:2
  • 9:1
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