言語系チート授かったのでvtuber始めました 作:gnovel
諸事情で遅れてしまい申し訳ありません!
相も変わらずVtuber要素が少ないですがよろしくお願いします!
それではどうぞ!
未来最高と言え、言いなさい(変貌)
「ふふふ……漸く、漸くあの狐の呪いが解呪出来たよ……結構化身持ってかれちゃったけど……またそれも良き!」
背後に打ち捨てられた元々動いていた何かを見ながら女神は言った。
「さーて、今度は何を選ぼうかな~? 前回は古代だから……」チラッ
女神の目線の先にはでかでかと“未来”と書かれた看板の下にあるボタンがこれ見よがしに鎮座していた。心なしかそのボタンからは形容のし難いオーラのような物が漂っている。しかし女神は前に握りつぶされた部分を手で押さえながら何かを悩んでいるようだった。
「んー、でも流石にこれは
手が滑ったと言いつつもかなり勢いよくボタンを押した女神だった。その表情は晴れ晴れとしていた。
「ふふふ……楽しみだな……アッ、呪いが再発してきた早く他の化身に身代わりをしなきゃ……」
「――さて、皆さんこんにちは」
「今日は妾と「俺もいるぜぇ!」ちょ、被せてくるでない!」
「あっ、ボクもいるよー!」
そう言ってアリュカードとレオンハートことレオ・ブロードが挨拶をする。そう俺は今、二人の吸血鬼(ガチ)とスイスイと配信しているのだ。
リスナー:こんちはー!
リスナー:主従コンビええぞええぞ!
リスナー:スイスイちゃんカワイイヤッター
アリュカードがレオンハートのVtuberに関する手伝いをしたことや同じキャラ(吸血鬼系)というのもあって割と頻繫にコラボしていたこと、元々の主従関係による言動も相まって主従として認知されているらしい。
「今日は少し人数が少ないかもですが……絵で行う伝言ゲームをやっていきたいと思います」
リスナー:wktk
リスナー:既に不穏因子が一人いるんだよなぁ……
リスナー:あれは……特級呪物か何かだったね……
「俺の絵ってそんな酷かったっけ!?」
「お主の絵どこぞの教育番組に出てくるあのキャラとタメ張れるくらいには酷かったぞ」
「正直……見てて、精神的な何かを削られる気がしたよ……」
「……ノーコメントで」
「マジかよ!?」
ス○ーモドキはまだ良かったが、何をどうしたら東京タワーが影も形も無いただの棒になるのかがわからない位にレオンハートは絵が壊滅的に下手ということが判明したのだ。全員からの指摘を受けて驚愕するレオンハートを置いておいて今回の企画の趣旨をスイスイが説明し始めた。
簡単に言えば、出されたお題が次の人に伝わるようにして絵を描くという物だがその際に起こる齟齬がまた面白いのだ。……今回に関しては嫌な予感しかしないが
リスナー:申し訳ないがSAN値が削れるレベルの絵はNG
リスナー:意見合致してて草
「ま、まぁ、そんなことはどうでもいい! さっさとやりましょうぜ!」
レオンハートの言葉の後、俺たちはそれぞれPCに向き合い、それぞれのお題を考え、打ち込み始めた。全員が打ち込み終わったところでちょっとのロード時間と共にやがてそれは現れた。
「えっと最初のお題は……【半分溶けて半分凍ったスライム】……なるほど?」(お題:【狐とフクロウの融合体】)
リスナー:どこぞの魔物かな?
リスナー:割と……簡単……?
リスナー:最初にしては割と……
『ファアアアアアアア!? 面倒くさすぎるぅうううううう!? 絶対あの馬鹿の仕業ァアアアアアアアア!』(書いたお題:【吸血鬼化したマルチ】)
『うーん……これ、どう描けばいいんだ……?』(お題:【赤い満月とブラン城(※ルーマニアにある城)】)
『えー……どうやって書こうかなぁ……』(お題:【半分溶けて半分凍っているスライム】)
リスナー:阿鼻叫喚で草
リスナー:あの馬鹿……あっ
リスナー:何を出されたんだ……?
困惑の声が聞こえつつも、頭の中でどうやって描こうかのイメージを膨らませる。
「えぇ……まぁ、何とか描いてみますけど……」
制限時間は最初だから割とあるし、物騒なお題ではあるが割とシンプル()であるため手早く描き切ることが出来るだろう。多分スイスイちゃんだろう。
そうしてしばらくした後、
「ふぅ、まぁ、これなら分かるんじゃないんですかね?」
【十人中十人が分かるような絵】
リスナー:おぉ……分かりやすい……
リスナー:普通に上手い
『よ……良し、何とか間に合わせられたぞ……これなら分かるんじゃないか……?』
『うーん、まっ、いっか!』
『フー……書けたかな……!』
「我ながら割と上手に描けましたね。さて、次は絵を見て判断する番ですが……」
さて次は…………………………ん?
【ある種の芸術のように見えるレベルの混沌に満ちた絵(要するに酷い)】
「????????」
リスナー:あ
リスナー:これは……間違いないですね……
リスナー:思考停止してて草
リスナー:特定容易なんだよなぁ……
『ほぉ~う……成程、成程……』
『あー……どうやって表現すればいいんだっけ?』
『いや難しッ!?』
「えっとぉ……これ、どうやって……というか何を……」
リスナー:反応に困ってて草
リスナー:子供でももうちょいマシなの書くぞ
リスナー:ワイの子供にこれ見せたら泣いちゃった……
リスナー:あかん先生が宇宙を背負ってしまった
ここまでTHE混沌とした絵を見たのはヒカリちゃんが描いた絵が解読したらヤバい言語と合致してしまった時以来で、正直困惑している。傍目から見たらただの地獄絵図か、おおよそこの世の物体ではない物を模写したと言っても過言ではない。
……というかチートが発動して、今、頭を抱えている。どうして……皆、こうも、禁忌の文字に近づいてしまうんだ……。頭の中に入り込んでくる恐らく人間では理解できないような言語に冷や汗を流しながらも、俺はどうにかこの絵のような形容しがたい何かを文字で表すようにした。頭の中で絵が言語の文字に変換されるため、元になった絵が分かりにくいという状況で俺が出した答えは……
「……これ……です、かね……?」
【祭り】
リスナー:えぇ……
リスナー:狂気すぎん?
リスナー:ここかぁ……(狂気の)祭りの場所は……
「これに関しては……理解したら駄目な類です……次、行きましょうか」
初っぱなから俺のSAN値が削られた所で、次のお題が来た。
【赤い月とお城】
「これは、まぁ、割と簡単に描けますね…………………………よし、描けました。……あっ、もうちょい書き足した方が良かったかな……?」
リスナー:あらやだ幻想的
リスナー:お題がおしゃれやな
リスナー:……アリュカードちゃんが嘆いていたのってこれかな?
「幸い……幸い? にも簡単な物が来て助かりますね」
リスナー:簡……単?
リスナー:さっきのこと記憶から消したんかいワレェ!
リスナー:記憶から排除してて草
「なんのことでしょう(すっとぼけ)。さて次は……」
【どうみても吸血鬼の格好をしたマルチ】
「……これ、私、ですよね?」
リスナー:眼鏡とフクロウいるからマルチ
リスナー:判断基準がガバくない?
リスナー:?「お前も吸血鬼にならないか?」
リスナー:誰だろうナー、これ最初に提示したの
『えぇ……コレ、何を描けば……いいんじゃ?』
『うわははははは! わかんねー! 判ればいいや!』
『わ、わからないよぉおおおおおおおお!』
十中八九アリュカードちゃんだろうな。なんの意図があるのかはわからないが、胸元の御守りがちょっと震え出していることから恐らくそういう誘いの類だろうなと思いつつ、ペンを走らせる。改めて書いてみたけど俺ってシンプルなデザインのようで割と面倒な部分があることに気づかされてイラストレーターさんの凄さを身に染みて理解した。
「服書いて……あっ、不味い! 時間が!?」
残り時間がターンを経過するごとに少し短くなるため、細かな所までは書いていられず、取り敢えず俺という要素がわかるようにすることにした。
『ア゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛! 間違えて全部消しちゃったぁあああああああああ!』
『うー---ん……我ながら、何が描いてあるのかわからん!』
『じ、時間が無い……!』
リスナー:大分悲惨なことになってて草
リスナー:何やってんだアリュカードちゃん!
リスナー:一名嫌な予感がしますね……
リスナー:その開き直りはヤバい
『あっ今度は全部塗りつぶしちゃったぁあああああああ! どこかで……どこかでしっかり線が繋がってない筈……アッ時間が』
リスナー:あるある過ぎて何とも言えん
リスナー:マジで可哀そう
リスナー:終わったな……
アリュカードちゃんの混沌とした状況に耳を傾けながら、俺は兎に角自分だとわかる要素だけ描いて終了ボタンを押した。ちょうどそのタイミングで終了の時間になり、アリュカードちゃんの悲鳴が響き渡る。どうやら色々と終わったらしい。
「それじゃあ結果発表ー!」
レオンハートの合図とともに全員の画面に結果が順番に映し出された。ちなみに俺のお題は【狐の要素を持ったフクロウ】だ。お題には何も他意はない。……他意は、無い。
画面が展開されると共に最初に映し出されたのは俺だ。
「最初はマルチ先生の……え? そのお題だったんですか!?」
「あれ……妾の所にそんなお題は流れて……アッ」
「あぁ、あれやっぱりマルチさんのだったのか」
「……まさか」
リスナー:ゑ
リスナー:ま、まさか……
リスナー:あっ(察し)ふーん……
リスナーさんの反応の通り、俺のお題の後に映し出されたのは――あの混沌とした絵だった。おい、マジか……。
「コレで分かるわけないじゃろ!? フクロウ要素も狐要素もどこ行った!?」
「え? ほら……ここの部分……羽と尻尾だろう?」
「これじゃあただのどろどろの何か!」
「うわぁ……やっぱりレオさんだったんだぁ……」
リスナー:一つ目から可笑しくなってて草
リスナー:これは戦犯確定
リスナー:これマジ?
「か、影も形もない……」
「?」
その後、大体のお題がレオを通すと全く異なるナニカに変貌してしまったため、お題が伝わることは無かった。この後も何回かしたが大体同じになった。
草木も眠る丑三つ時。
人気のない道路にそれは唐突に表れた。
バキ、バキバキバキ!
空間に穴が開き、中から車のような何かが飛び出した。それと同時に中から青年の物らしき声が聞こえてくる。
「アイタタ……まさか本当に成功するなんて……成功率0.1%だったけど……兎に角やったぁ! 教授! 俺、やりましたぁあああああ!」
乗り物の中から表れた人型は腕につけた端末に書かれた数値を見て歓喜したような声色を見せ、両手を上げて喜んだ。
「それで……この時代はっと…………2020年!? あれぇ!? 弥生時代に合わせてた筈なんだけどぉ!? 空白の150年を調査しようとしたのにィイイ! ま、まぁ……これも調査報告書に提出すれば良いか……よっ……と」
フクロウのような意匠があるアーマーに身を包んだ人物は頭部を覆っているマスクを手で操作して外した。僅かな煙と共に取外されたそのマスクの下には、どこか源吾に面影を感じる様な顔つきと僅かに金色が混じった黒髪が露になった。
「そういえばこの時代のお爺ちゃんはまだ人間として元気だったっけ……せっかくだし、一目で良いから会ってみたいな……あっ、でも下手に干渉してお爺ちゃんに会ってもアレだしなぁ……それに、教授からも『科学者として言うのも何だが、君はとにかく運が悪い。もし仮にこの実験が成功しても君にとって不測の事態が起こりかねないから注意を』って言われたし……」
「ま、流石にこんな夜中に、家から遠い場所に若い頃のお爺ちゃんが歩いているわけないよねーw」
フラグを立ててから数秒後、それはやってきた。
「えっ、俺? え? ちょっとイシノヴァと怪異に巻きこまれて解決した途端にこれ?」
「えっ? お爺ちゃ……あっ」
「え、今、なんて……というかまさかのドッペルゲンガー?」
「アッ、えっとねぇ……」
最も危惧していたことが、今、コンビニ袋を引っ提げながら歩いてきた。ひたすらに冷や汗をかく青年と、何が何だが分からないが兎に角また面倒ごとに巻き込まれたと確信した源吾だった。
「取り敢えず……家、来る……?」
「……厚意に甘えさせていただきます」
主人公
コンビニ帰りにイシノヴァと遭遇→誘拐型の怪異に巻き込まれる→狐子の加護で実体化した怪異をイシノヴァが瞬殺して終了、この間五分
怪異を解決したと思ったら、自分に似た青年がいたので家に案内することに。怪異だったら狐子に瞬殺してもらうかそれ以外でも狐子及び星奈に頼む。
レオンハート
ルックス良し! 声良し! 絵のセンス…………絶望的
???
主人公の事をお爺ちゃんと呼んでいるがなんでだろうね?
そしてつけている装備がどこかで見覚えのある物だが……?
女神
私は滅びん……何度もでも蘇るさ!(残機がある限り)
Vtuber要素と異種族要素の比率はどちらが読みやすいですかね?
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