総合型転生者掲示板   作:時空 雄護

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大変遅くなりましたorz
全く筆が乗らない上に、とある企画に関わったり、ゲーム三昧であったりで全く手を付けていませんでした!
いままで通り不定期更新ではありますが、何とか更新していきますので、どうかよろしくお願いします!


vsM.V.U ③

 

 

 

「確かこの区域に……いたいた。こちらRNo,4002シン・アスカ、着艦許可を。」

戦闘の光が比較的に少ない区域に、オーバードデスティニーは辿り着いた。

その区域には、AOH側の戦艦であるアーク級次元跳特務戦艦「アーク・シグマ」が巡行していた。

通信妨害が起きている今、敵味方問わず情報収集に躍起になっているのならば、彼女の情報は一番欲しい情報であるはず。

「こちらアーク・シグマ艦長、オータムです。着艦は勿論許可いたしますが、そちらのランチは…?」

有線通信によって、デスティニーのコックピット内のモニターの一つに写った機械然とした女性、オータムの顔が写る。同じ名を持つワンではなく、フォーに似ている彼女はデスティニーが持つランチに目を向ける。

「M.V.U側から離反した転生者一名が乗っているランチだ。現在起きている通信妨害に対しての情報を持っているとのこと。」

「!今欲しかった情報です!しかし、既に離反しているとはいえその転生者はM.V.U側…念のためではありますが、アスカ准佐に監視していただけると…。」

「それぐらいお安い御用です。」

そう言い締め、デスティニーがアーク・シグマのMS格納庫へと入っていく。

 

 

 

 

「……ということです。」

アーク・シグマブリッジにて。

ランチに乗っていたイングリット・トラドールの転生者から話された情報は、AOH側からすれば喉から手が出るほどのものであった。

「要約すると、妨害フィールドを発生させている装置は全部で10個。戦闘区域になっている海中に2つ、地上に二つ、空域に二つ、宇宙に4つ。それぞれで一つはその区域にある基地、又は要塞の研究区域に存在していると。」

「それで、妨害フィールドを止めるためには正しい順序で破壊するか、同時に破壊することでフィールドが消えるんだよね?」

トラドールからもたらされた情報を整理する、アーク・シグマのオペレーターとして立ち会っている「アキラ」と「リン」。

この二人は「ゼンレスゾーンゼロ」の世界の主人公と同じ見た目ではあるが、プロキシとしてではなく最初からアーク・シグマのオペレーターとしている転生者である。

「それで合っています。同時に破壊する場合は、ズレを0.5秒以内に抑えなければいけませんが。」

「結構シビアだな…バラバラに破壊した場合はどうなるんだ?」

もっともな質問をするシン。

「その場合は、妨害フィールドが徐々になくなっていくという形になります。段階的に通信が使えるようになるので、あまり推奨しません。」

「でも、近距離での有線通信でしか使えない現状だと、タイミングがバラバラになってでも破壊するべきかも。」

リンの出した結論に、それもそうだと言うようにブリッジ全員が頷く。

そんな中、シンは一つの懸念があった。

それは……

『emergency!!emergency!!』

突如として耳をつんざくような警報が鳴り響く。

突然の大きな音にその場にいた全員耳を塞ぐ。

その直後、ブリッジをとてつもない衝撃が襲った。

現宙域には、M.V.U・AOH両方の戦艦がいないにも関わらず、アーク・シグマが突如爆発したのだ。

突然の爆発にイングリッドが動揺する中、

「リンさん、館内に緊急通信!」

「ちょっと待って今やってるとこ!」

リンは館内通信を行い、館内に緊急事態が起きていることを通達し始める。

それを尻目に、アキラがアーク・シグマに搭載されている戦略AI【シィ】と連携し敵の動きを分析する。

「攻撃位置を特定中……シィ!弾道解析を!」

【現在解析中……注意、注意。敵勢反応を多数検知】

「はぁ!?なんでここが……」

シンは敵勢反応が現れたタイミングに疑問を抱くが

「……まさか、ランチにGPSが…?でも確かに外したはず…!」

イングリットがブリッジから飛び出していく。おそらく自身が乗っていたランチに行こうと格納庫へ向かうのだろう。

「アスカ巡佐、彼女を!敵勢反応はアーク・シグマの部隊でなんとかします!」

「了解!」

シンはブリッジから飛び出し、イングリットが向かう格納庫へと駆けていく。

「アキラさん!敵勢反応の数は!」

「今も増えてる!これだけの数を、どうやってここまで…」

「……まさか、妨害フィールドの範囲に入ったから……?」

「そんなはずない!だって妨害フィールドは通信を遮断するだけでしょ!?」

突然の襲撃に動揺が広がる中、

【警告。敵勢勢力からミサイルと思わしき熱源反応の発射を多数検知】

「!まずい、攻撃が来る!」

アキラが警告した瞬間、ミサイルの雨あられがアーク・シグマに降り注いだ。

「くっ……艦内に第一種戦闘態勢への移行を通達!ダメージコントロール開始及びアンチビーム爆雷発射!全砲門展開!機動部隊に出撃準備完了次第即出撃を連絡!敵を寄せ付けないように!」

『了解!』

アーク・シグマ側が反撃の動きをし始める中、アーク・シグマを襲撃した勢力…M.V.U側のファウンデーション軍が次なる一手を打ち始める。

「全艦隊、三日月の陣(クレセントムーン・フォーメーション)そのまま。後方部隊はミラージュコロイドステルスを解除しMS部隊を展開せよ。」

「後方の起動部隊は追尾兵装による弾幕を形成を基本に。ブラックナイツとナイトオブラウンズは敵機動兵器を抑えよ!」

三日月の陣を組み、アーク・シグマに迫る敵艦隊の中央に並ぶ大型戦艦「グルウェイヴ」の艦長席、副艦長席に座る「オルフェ・マハ・ハイバル」と「アウラ・マハ・ハイバル」の転生者の指揮により、敵の次の動きが始まる。

三日月の陣を組んでいた艦隊の後方から、新たな戦艦が突如として現れ、次々とMSを中心とした起動兵器郡が出撃していく。その数、見えるだけでも100機以上。

「M.V.Uの機動部隊も動き出してるようだね……」

「艦砲だけで絶対抑えきれないんだけど!?うちの部隊はまだ!?」

「ブリッジより格納庫!機動部隊はまだですか!」

『こちら格納庫!敵の攻撃でこっちにも被害が出てる!カタパルトも片方イかれて出せる部隊も出せない!もう片方のカタパルトからなんとか出させるがそれまでは艦砲でしのいでくれ!』

「了解…っ!」

M.V.U側のファウンデーション軍の動きに呼応するように、AOH側であるアーク・シグマのカタパルトから起動兵器が発進する。

 

 

 

 

最初に出撃した機体はRXー86ー03B「G-ブラスタ」。千発千中の銃手 ID:SHGu6900こと「烏野 装輔」が搭乗しているガンダムタイプの機体である。

「なぜここがバレたんだ…?いやそれより目の前の敵だ。ブリッジ、これより戦闘に入るぞ!」

『こちらブリッジ、敵の戦力はかなりの規模だ!囲まれないよう注意してくれ!それと望遠だけど映像を送る!』

「了解、映像だけでも十分だ。……とはいえ、一人でできることは限られるけどな。」

そう軽口をしながら、アキラから送られた情報を見る装輔。その数に一瞬驚くが…

「逆境こそ真骨頂……反撃開始と行かせてもらう!」

そう言うと装輔はG-ブラスタの武装の一角である「全距離無線誘導兵器搭載兵装(オールレンジウェポンユニット)」を起動し、アーク・シグマに迫ってきている敵機の排除にかかる。

背部ユニットに搭載されていた漏斗型ファンネル・円筒型ファンネル・フィンファンネルが同時に起動し、G-ブラスタの周囲を円で囲むように展開する。

「ビームの熱線で焼かれるといい…!」

機体の周囲を囲っていたファンネル達が回転し始め、エネルギーを収束しはじめる。それと一緒に、携行武器であるメガ・ビームライフルも収束が開始される。

それを見たM.V.U側の先鋒部隊が攻撃を始めるが、

「遅い…!ビヨンド・ザ・フューチャー!」

それより先に、収束が完了したオールレンジ兵器、メガ・ビームライフルによる照射攻撃、「ビヨンド・ザ・フューチャー」が先鋒部隊の一部を完全に消滅させる。

「まだまだぁ!」

更に、照射ビームを放ちつつ機体を旋回させるように動き、薙ぎ払うかのように照射ビームを動かす。

装輔のビームが敵部隊を薙ぎ払い、先鋒部隊は壊滅したといっていいだろう。

しかし戦況は良くならず、逆に厳しさが増していた。

先鋒部隊を壊滅させ、装備を一時的に高機動装備に変更し終えたG-ブラスタの目に、敵陣形の三日月の陣の外縁から新たら敵機が接近してきていた。

漆黒と深紅を纏った重装型MS。ガンダムSEEDシリーズに登場する量産型MSであるジンに近いそのMSは、その風貌を騎士を模しているが、その頭部は禍々しい形となった角、両肩には大型のブースターを有し、背部に大型キャノンを備えていた。およそ騎士とは思えない装備で、そのMSはG-ブラスタに接近してくる。

「ジンの専用機?いや……あのカラーリングはまさか、ブラックナイツの機体か!?」

G-ブラスタのUIに表示された敵機の機体名に、装輔の表情が曇る。

 

《M.V.U軍機:ジン・ヘルバイン・ヴォルテクス》

 

「その機体のデータがあった!……ブラックナイツ所属、ダリア・アルバエストの専用機体!見た目はジンだけど相当の改良が施されてるはずだ、注意を!」

アキラの通信が入り、それと同時にそのダリアが動いた。

 

「……あのガンダムタイプが最初の得物か。楽しませろよ?このヘルバインを!」

 

ジン・ヘルバイン・ヴォルテクスの両腕から放たれる高出力のビームブレードが、G-ブラスタに迫る。装輔はすぐに後退しながら携行武器のビームライフルと、腰部武装のレールガンで牽制するも、予想以上の機動力とブレードのリーチに対応しきれてない。

 

「くそっ、こいつ、重装備の割に速い……!」

 

その時――

 

「そいつは俺に任せろ装輔!!」

 

後方からを現れたMSが、ジンのビームブレードと自身の日本刀とビームサーベルで抑える。西洋の騎士の風貌となっているジン・ヘルバイン・ヴォルテクスと対照的に、日本の侍にその見た目が類似しているMS。その名は、RX-86ー02S「G-ブレイド」。装輔の友人の一人、剣ヶ幸 一夏が乗るモビルトレースシステムを搭載したMF(モビルファイター)である。

「遅いぞ一夏!」

「向こうの攻撃でハッチが開けなかった方の格納庫にいたんだから仕方ないだろ!兎も角、こいつは俺に任せてお前はMAPWで敵戦力を削りまくれ!」

G-ブラスタを守るように飛び出していたG-ブレイドは、ジンのビームブレードと自身の武器を鍔迫り合いさせながらその場から離れていき、G-ブラスタとある程度のがついたのを確認してから、ジンにブーストタックルし無理やり距離を離させる。

 

「よう黒騎士さま!てめぇの相手はこの俺だ!」

 

「ほう……いいだろう!ならば存分に楽しませてもらうぞ侍!」

 

G-ブラスタとジン・ジン・ヘルバイン・ヴォルテクスの剣戟が、宇宙空間で火花を散らす。

一方その頃、格納庫では――

 

「イングリット!ランチに何が……」

 

シンが辿り着いた格納庫では、イングリットがランチの座席に取り付けられた“黒い楔”のような装置を握りしめていた。

 

「これは……追跡用のビーコン……!GPSじゃなかった、波動共振型の……!」

 

「チッ、よりによってそのタイプか……!」

シンがすぐに通信機で報告を入れようとするも、そこに突然、損傷し開くことのなかったハッチを破って侵入してきた機影があった。

 

「んな……!?ミラージュコロイドで近づいてたのか!」

 

現れたのは、M.V.U側が用意したのだろう強襲用MS「ブリッツガンダム」。それも改修をされ、コードギアスのナイトメアに装備されているものを追加装備しているその機体に搭乗しているのは――

 

「ふっふっふ、ようやく見つけたぞイングリット・トラドール……お前を殺せば『あれ』の情報もなくなる……!」

 

「この声…ブリタニアの吸血鬼、ルキアーノ・ブラッドリー!流石にナイトメアじゃなくてモビルスーツに乗ってきたか…!」

 

白と紫色という、本来の乗騎である「パーシヴァル」と同じ色の機体を駆り、ブラッドリーがイングリットを狙おうとする中、シンは即座にデスティニーへと乗り移り、デスティニーを起動する

 

 

 

――戦いはまだ、序章に過ぎない。

 

 

 

「こちらブラスタ3!敵の数が多すぎて対処が追い付かない!このままじゃ突破されるぞ!」

「こちらシン・アスカ、突破してきてる敵機は何とか撃破してるが時間の問題だ!ハッチはどうなってんだ!」

前線にて戦闘を繰り広げている二機からの通信がアーク・シグマに届く。

M.V.U側のエースパイロットの一人であるダリアはG-ブレイドと一夏が対処しているが、戦場に出ているもう一人、ルキアーノ・ブラッドリーはタイミングを見計らっているのか、デスティニーには手を出さずに指揮を行っていた。

『こちら整備班!ハッチは何となってきたが機体の方でトラブルが多発!もう少し持ちこたえてくれ!』

「副砲スペイダー01、02共に大破!ミサイルハッチも複数やられてるよ艦長!」

あまりにもな情報ばかり入り続け、アーク・シグマの艦長であるオータムは顔を顰める。

(このままの戦況が続くなら、アーク・シグマは絶対に沈む……せめてアスカ准佐だけでも……!)

そのような考えをオータムが考えている中、シン・アスカもまた、似たようなことを考えていた。

(このままじゃ俺も流石に死ぬかな……いくらなんでも物量差がある。最悪、オータム艦長にイングリットさんだけでも逃がすように…!けれど数が・・・!)

「せめて一機……あと一機いれば………!」

そうシンが呟いた時

 

 

 

「俺を呼んだか!シン・アスカ!」

 

 

 

「「「「「「「!!??」」」」」」」

 

 

 

突如その宙域に響く、勇ましき声。

その声が聞こえた先をほとんどの者が目を向ければ、そこには次元の裂け目が開かれつつあった。

彼らが聞いた声は、そこから聞こえたように感じた。

「誰じゃ今の声は……!?オルフェ!」

「分かっております母上。イータチーム!裂け目に攻撃せよ!」

機動部隊の1部隊に指示を出し、先ほど聞こえた声に何もさせぬよう指示するオルフェ。

指示されたイータチームが攻撃をしようとした瞬間、彼らの機体が爆散する。

「何!?」

「そんなことさせると思うか!」

大体の敵機動部隊が動いていない隙を狙い、烏野装輔が動かす、いつの間にか背部武装を変えていたG-ブラスタのフルバースト攻撃でイータチームが撃破される。

「おのれ……!」

「オルフェ宰相閣下!裂け目から高エネルギー反応!エネルギー周波から推定して、特機と思われます!」

「特機だと……それと今の声……まさか!?」

 

 

 

「そのまさかだ!」

 

 

(BGM ~剣・魂・一・擲~)

 

 

次元の裂け目から、戦艦一つの大きさの大剣を右手に持つ鉄の巨人が現れた。

鎧武者のような出で立ち、人の如きフェイスパーツ、正に特機そのものである巨人は――――

 

 

「聞けい!悪しき野望抱く転生者らよ!」

 

「我が名はゼンガー、ゼンガー・ゾンボルト!悪を断つ剣なり!」

 

「貴様らは我が斬艦刀と、この武神装攻ダイゼンガーによって、今日ここで潰えるのだ!!」

 

 

裂け目から現れた武人、ゼンガー・ゾンボルトにほとんどの者が驚いているなか、彼のことを良く知っているオルフェは人一倍驚いていた。

「ゼンガー・ゾンボルトだと…このタイミングで現れたということは、フラスコの世界から直接来たのか!?」

そんな自分の息子の驚きぶりを横に、アウラは機動部隊に指示を出す。

「何が悪を断つ剣じゃ!機動部隊、やつに集中攻撃せよ!」

「!?お待ちください母上!あの男に下手な攻撃h「そちらが問答無用ならば、こちらもそうさせてもらおう!」…!全機動部隊及び艦隊に通達!、回避行動せよ!」

オルフェの再指示が全体に届く前に、ゼンガーが…ダイゼンガーが動き出す。

 

 

「伸びよ!我が魂たる参式斬艦刀よ!」

ダイゼンガーが右手にもつ斬艦刀を上段に構えると、大剣というべき長さであった刀身が更に伸びて行く。

それを見たM.V.Uの機動部隊の前線チームのほとんどが、唖然とする。

当り前だろう、元々巨大であった刀身が更に伸び、惑星一つを断ち切れるであろう長さにまでなっていたのだから。

 

 

「これぞ我が太刀筋なり!」

 

「斬艦刀!横一文字!!!!!」

 

 

宇宙空間では聞こえるはずのない、ぶぉんっ、という音がほとんどの者に聞こえた。

横に一閃するように振るわれた斬艦刀は、振りぬき終えM.V.Uの機動部隊に背を向ける姿勢になった際には、最初の身の丈ほどの長さへと既に戻っていた。

そして……前線、及び中継にいたM.V.U側の機動部隊、戦艦らが爆発を起こす。

もはや連鎖して爆発しているかのように爆発が続き……爆発が収まったころには、

 

 

スペースデブリになってしまった、機動兵器と戦艦の残骸が大量にあった。

 

 

「我が斬艦刀に 断てぬもの なし!」

 

 

あまりの光景に、ほとんどの者が唖然としていた。

「バカな……あれだけいた妾達の軍が……!?」

「これが、ダイゼンガー……ゼンガー・ゾンボルト……!」

M.V.U側の転生者らが動かない中、A.O.Hの転生者たちが動き出す。

『ブリッジ聞こえるか!トラブルがようやくなくなった!機動部隊をじゃんじゃん出させるぞ!』

「了解です整備長!アキラさん、先ほど現れたゼンガー・ゾンボルト氏との通信は!?」

「既に繋がってます!こちらの味方をするとのことです!」

『有象無象は出来る限り断ち続けよう、そちらの機動部隊を出せ。』

「ありがとうございます、ゼンガー少佐!」

『……今の俺は少佐ではないがな』

 

 

 

スペースデブリと化した機動兵器の残骸が宙を漂う中、なおも圧倒的な存在感を放つ巨体――武神装攻ダイゼンガー。その機体の上に静かに立つゼンガー・ゾンボルトに、敵味方問わず、戦場の時が止まったかのような沈黙が訪れていた。

 

「……ひと振りで、あれだけの戦力を……たった一撃で……!」

 

M.V.U側の総指揮艦《グルヴェイグ》艦橋では、信じがたい戦況に未だにざわめきが止まらなかった。

 

だが、フロアに重力を思わせるような威圧感が走ると、その空気は一変する。現れた男に、兵士たちは自然と背筋を伸ばした。

 

その男は、M.V.Uの幹部の一人にして、組織内では尊敬と畏敬を込めて《歪曲の騎士(ディストーションナイト)》と呼ばれる転生者――

 

重力使いの黒騎士 ID:DisNi492505 ことグレン・ハルパーであった。

 

「ほう……“悪を断つ剣”の二つ名で知られる者が、この戦場に現れるとはな……面白い!見せてもらおう、《斬艦刀》の真価を! 残存勢力、密集陣形を徹底せよ!……ハイバルよ、俺は出るぞ」

 

「勝手にしろ。……我々の仕事を奪うな、我らの同胞の名を勝手に持つ武人擬きが」

 

彼の号令に呼応し、M.V.Uの残存機動部隊が再び突撃態勢を取り始める――――

 

 

だが、M.V.Uがようやく動き始めたところに、A.O.H側のアーク・シグマでは、既に陣形等を整えつつあった。

 

『こちらブリッジから格納庫!機動部隊は出撃次第フォーメーションX=24に展開!ゼンガー少佐の働きを無駄にしないように!』

 

「ネオゲッターチーム了解! 少佐さんが切り拓いた道……なら、俺たちがそれに続かねぇでどうする!」

 

誰よりも早く戦場に飛び出したのは、A.O.H ゲッター連合所属、ネオゲッターチームが一人、

新たなる進化の蒼鷹 ID:NeoGe012000こと、一文字 號である。その瞳に宿るのは、野生の如き本能――つまりは反撃の意志であった。

「翔!凱!ゲッター1でいくぞ、文句はねぇな!?」

「戦況はこれでは2と3ではやりにくいのが見えている。頼むぞ號!」

「サポートは任せろ!」

 

「こちらG-ブラスタ、全火力を開放する!ゼンガー少佐、彼の代わりとまでは行きませんが、援護に入ります!」

 

通信越しに聞こえてきている勇ましき声々に、ダイゼンガーの内でゼンガーがゆっくりと応じる。

 

「ならば、俺もただ斬るのみ……道を断つ、悪しき因果を!」

 

再び戦場に鳴り響く爆音――それは、ゼンガー・ゾンボルトとA.O.Hの反攻の号砲。

 

斬艦刀が切り開いた宇宙(そら)に、新たなる戦局の幕が上がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

374:千発千中の銃手 ID:SHGu6900

……あれ、なんか掲示板使えるようになってないかこれ?

 

375:シグマな箱舟のオペ子 ID:ArcCop2402

ホントだ!……もしかして、ゼンガーさんが機動部隊切ったときに、妨害フィールド発生装置も一緒に斬れたってこと?

 

376:シグマな箱舟のオペ男 ID:ArcCop2401

そんな偶然あるかい?

 

377:シグマな箱舟の艦長 ID:ArcCcap2691

……先ほどイングリットさんから聞きましたが、この宙域に一つあったみたいです。

 

378:閃斬の侍 ID:SmliS9627

ありがたい!今のうちにどうやって他の場所にどうやって情報渡すか考え……っと!悪い俺こいつの相手してるから暫くROMってる!

 

379:シグマな箱舟のオペ子 ID:ArcCop2402

応援いる!?

 

380:閃斬の侍 ID:SmliS9627

いい!俺はいいから少佐のほうに人送って!

 

381:新たなる進化の赤豹 ID:NeoGe022000

ゼンガー少佐?についてなのだが…本当にフラスコの世界とやらから来たのか?

 

382:新たなる進化の黒熊 ID:NeoGe032000

おいおい翔、んなこと考えてる場合か!さっきの攻撃見て味方じゃないって言えるか?

 

383:虚空間をも断つ剣なり ID:ZZZDzg2765

そもそも、貴様らの敵だというならあのようなことはせん。それよりも、掲示板が使えないというのはどういうことだ?

 

384:シグマな箱舟の艦長 ID:ArcCcap2691

少佐!簡単に言えば、現在の敵勢力である「マルチバース・ヴィラン・ユニオン」ことM.V.Uが起動した妨害フィールドによって、転生者掲示板及び通常の通信の使用不可、転生特典の弱体化が起きていたのです。

 

385:虚空間をも断つ剣なり ID:ZZZDzg2765

なるほど、斬艦刀にて奴らを断った際に妙なものを断った感触があったが、その妨害フィールドの発生源とやらであったか。ならば今のうちにやるべきことをせよ、俺は奴らを断ち続けるつもりだ。

…それと、俺はもう少佐ではない。

 

386:新たなる進化の蒼鷹 ID:NeoGe012000

ありがてぇ!……それと、内臓武器ってあったりするか?

 

387:虚空間をも断つ剣なり ID:ZZZDzg2765

問題なく使用可能だ

 

388:新たなる進化の蒼鷹 ID:NeoGe012000

ビンゴ!だったらこっちのゲッタービームと合わせてくれ!

 

389:虚空間をも断つ剣なり ID:ZZZDzg2765

承知!

 

390:舞い上がる運命の飛鳥 ID:SDesSin2004

オータム艦長、俺の方で勝手に決めて悪いが情報を持たせた奴をこれから出させる!いいか!?

 

391:シグマな箱舟の艦長 ID:ArcCcap2691

了解、本艦は現在11時方向に機首があるため、8時方向に向かうように指示を!

 

392:舞い上がる運命の飛鳥 ID:SDesSin2004

了解!前線は俺たちで何とかする!

 

 

 

 

 

 

 





シグマな箱舟の艦長 ID:ArcCcap2691
シグマな箱舟のオペ子 ID:ArcCop2402
シグマな箱舟のオペ男 ID:ArcCop2401
…アナザーセンチュリーエピソード:Rに出てきたアーク級戦艦「アーク・アルファ」の同型艦「アーク・シグマ」の艦長andオペになった転生者ら。普段はロボ関係の世界に赴き、その世界の転生者と協力したりしなかったりしている。艦長はオータム・フォーそのまま、オペ二人はゼンゼロのパエトーン兄妹の見た目。


新たなる進化の蒼鷹 ID:NeoGe012000
新たなる進化の赤豹 ID:NeoGe022000
新たなる進化の黒熊 ID:NeoGe032000
…前世は男女関係なく仲がよかった三人組で、ネオゲ世界に転生した転生者達。この世界では號・翔・凱の三人は原作前から知り合っていたため、合流してすぐにチームワークは完璧だったり。登場機体は神化状態のまま、ゲッター2・3への変形合体およびオープンゲットが可能になった「神ゲッターロボ」。


舞い上がる運命の飛鳥 ID:SDesSin2004
…投稿主お気に入りキャラであるシン・アスカの転生者。原作を知ったまま転生したためデュランダル議長に嫌悪感を出しつつも軍人として戦っていたが、途中でアコードらが関わり始めたため離反。家族を殺したなどの考えがないため恨むことなんてないオーブに最新鋭機であるデスティニーを手土産に帰国。アスランにお互い心配し、されたが議長とアコードの件、及びデスティニーの追加装備であるゼウスシルエットのことを話したことでアスランは吹っ切れ、キラはアコードにキレ、ラクスは母親の形見を捨てることに。「議長とアコードは〆る、ザフトはどうでもいい」となり原作崩壊。技術的ブレイクスルーが起きて飛行形態への変形機構の追加、武装のブラッシュアップに新武装の追加などを施された「オーバードデスティニーガンダム」でメサイア攻防戦を無傷で生き残る。その後はコンパスに出向しつつ、勝手に離反したためずっと不機嫌であったルナマリアにスパダリムーブをしながらブルコス残党を〆続けている。


虚空間をも断つ剣なり ID:ZZZDzg2765
最近投稿主が気に入ったばかりのキャラ「ゼンガー・ゾンボルト」の転生者。スパロボOGシリーズ最新作の戦役が終わったのち、転移現象によってゼンレスゾーンゼロの世界へ飛ばされる。転移先がホロウではあったが虚狩りの星見雅に会うことで諸々の問題を解決し、H.A.N.Dの特別調査員となり原作に少しずつ関わることに。
途中で自分と同じく転移現象で来ていたウォーダン・ユミルと死闘を繰り広げ、その戦いの最中にパワードスーツサイズになったダイゼンガーが転移現象によって出現、以降はダイゼンガーに搭乗し戦いを繰り広げる。
なお、ゼンガー本人はゼンゼロを知らなかったりする。
今回のM.V.U戦役には、共生ホロウ内に生まれた時空の裂け目から参加した。


千発千中の銃手 ID:SHGu6900
閃斬の侍 ID:SmliS9627
…アーク・シグマに着艦していたシャーレ四先生の二人。それぞれの機体はガンダムタイプな見た目のPTだと思っていただければOK。一人は地上の施設に潜入中、もう一人は魔法関連の転生者らと共に魔術戦の真っ最中。


重力使いの黒騎士 ID:DisNi49250589(グレン・ハルパー)
地獄卒の黒騎士 ID:HelNi472946(ダリア・アルバエスト)
ギアス世界の吸血鬼 ID:NORVa6320(ルキアーノ・ブラッドリー)
定められた運命の皇子 ID:SDFrePr2023(オルフェ・マハ・ハイバル)
定めし運命の女王 ID:SDfreQu2023(アウラ・マハ・ハイバル)
…M.V.U側の転生者。細かい設定はないが、オルフェは可哀そうな立ち位置であったり。兄弟の苗字を名乗る奇妙な奴らがいたり、某焼野原みたいな思考のやべーやつがいたり、それを自分の近くにいさせる母親の異常さにドン引きしてたりと、散々なものである。表向きはイングリットを殺させるように仕向けているが、内面は「こんな奴ら捨ててイングリットと添い遂げたい」だったりする。
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