転生人後~めだかボックスの箱庭で好き放題に生きる~   作:碧桜琥珀

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安心院と半纏と俺との同棲

二度目の帰宅。

安心院はまだ寝ていた。

「今日はもう、このままでいいかなー」

どうせ十四組は自由登校。勉強なんかしなくてもいいんだ。

恋乃宮が少し気になるが、どうせもう脅威ではない。

これからどうしようが、俺には関係のない話だ。

問題は他の刺客だ。

神の力はこの世界(めだかボックス)だけにあるわけじゃない。

他の世界も巡らなくてはいけないのに、ここで足止めを食らうわけにはいかない。

鈴のもとへ瞬間移動出来なかったように、恐らく他の刺客の下へも瞬間移動できないだろう。

まぁ、そこら辺は後々何とかするか。

「んー、じゃ、家の探索でもするかな」

まずは一階、ここからだな。

 

まずはリビング。テレビは壁に埋め込んであり、本棚も壁一面になっている。

テレビと向かい合う形で白いソファがあり、その前にはガラスのテーブルが置かれている。

そしてリビングと繋がる形でキッチン。

様々な最新の調理器具があり、たいていの料理は作れる設備になっている。

リビングには扉が三つあり、全て一つの廊下につながっている。

廊下はトイレ、脱衣所と風呂場、和室、階段へと通じている。

まぁ、一階はこんなところかな。

二階はベッドルームが一つ、衣服置き場が一つ、空き部屋が三つ、屋上への階段が一つある。

ベッドルームには白いふかふかのベッドとデスクトップ型PC、小型のテレビがある。

屋上にはプールがある。まぁ、普通に豪邸だな。

更に、地下には防音防振防衝撃施設があり、核シェルターよりも安全になっている。

まぁ、ここは安心院とのじゃれ合いの場になるかな。

家の探索、もとい自宅紹介は終了。

 

「だれか絵にしてくれてもいいんだよ」

「メタ発言は止めときなよ」

一階でコーヒーを飲んでると、安心院が二階から降りて来た。

まだぼーっとしている。

意識がハッキリしていないようだ。

「目が覚めたのか」

「まさか気絶させられるとは思わなかったよ……」

まぁ、あの安心院だ。誰かに気絶させられるなんてほとんど経験ないんだろうな。

「で、きみはこれからどうするんだい?」

「ん?」

その質問はどういう意味だろうか。

そう聞き返そうすると、先に安心院が答えた。

「僕を倒したんだ。僕に乱暴をするんだろう?エロ同人みたいに、エロ同人みたいに!」

いきいきとしているなぁ。

そんな18禁展開できねぇよ。ここは全年齢版だっての。

「いや、そんなことはしないが、同棲しよう」

「はぁ!?」

いきなりの提案に、ひどく驚いている。

少し、頬も赤いようだった。

「え、えっと……あのだね、いきなり同棲って言っても……」

「安心しろよ安心院(あんしんいん)、ちゃんとあいつも迎えに行くから」

「え?あいつ?」

俺は安心院の手を取り、瞬間移動した。

 

イメージしたところは勿論『不知火半纏(しらぬいはんてん)のところ』。

いきなり不知火半纏の目の前に現れることに成功した。

ああでも、背中を向けて仁王立ちしているので、真後ろへと現れたことになるのか。

「おっす半纏、おら天笠!さぁ、同棲すっぞ!!」

俺は有無を言わさず半纏の襟をつかみ、瞬間移動した。

 

家に戻り、ソファー安心院だけが座って、半纏はソファーの後ろに背中を向けた立っている。

「さ、半纏も連れて来たし、これで同棲できるだろ?」

「…………きみは何でも分かっているんだねぇ、まぁ、女心は理解できていないようだが」

少しふて腐れたように、安心院が頬を膨らませる。

なぜ不機嫌なんだ?

「家のものは何でも好きに使っていいからさ。安心院も半纏も一つづつ部屋を用意する。家具はスキルで何とかなるな?じゃあ俺は地下に行くから、いろいろ用意しとけよー」

一気にそうまくし立て、俺は地下へと向かった。

「あ、ちょっと待てよ!まだ僕は同棲するとは……」

そんな声が聞こえたはずだが、取りあえず無視しておくことにした。

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