モンハンのキリンがウマ娘世界に転生したら   作:キサラギ職員

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こうですか! わかりません!


脚質 中距離~長距離 大逃げ
スピードスタミナガン振りの賢さいらないなにも捨ててしまおうなキリンちゃん

誰と同室にしたら面白そうでしょうね


3、入学

 

 

 ちなみに。

 

「もう無理じゃぁ………勘弁してくれぇ……」

「だめだ」

「おおおおおお!」

「逃げるな」

「くそおおおぉぉぉぉぉぉ!! も、もう無理ぃぃぃぃ」

 

 入学前のこと。我らは熱心にことに及んでおった。

 この男のスタミナは無尽蔵で、普段の勤務もきっちりこなしつつ、隙を見かけてはわしの家にやってきては及んでいた。

 熱心過ぎてわしは悲鳴を上げた。なんだこのスタミナは。

 

 なにをしていたって?

 

 

 そう、勉強である。

 勉強は、はっきり言ってよくわからぬ。わからないわけではないのだが、何しろ今まで勉強などというものとは無縁の生活をしてきた。小学校はよかった。たしざんかけざんくらいならわかるぞ! 漢字は…………。自分の名前がいまだによくかけないので、何百回とかかされたりしていた。

 しかし、この男の集中力としたらない。休日になると家に押しかけて来ては勉強を丸一日かけてやるのだ。母親も止めようとするどころか男の分の食事まで作り始める始末で、手に負えん。

 逃げようとするとご自慢の腕力で捕まってしまう。ウマ娘に対抗できる体力の時点でなにかもうおかしいが、よく考えると、キリンであった頃のわしの体に匹敵しよう鉄の塊を背負ったまま走り回ったり崖から飛び降りたりしていたので、その力のままこっちの世界で生まれなおしたとすると納得がいくが。

 わしが目指しているのは中央という場所らしい。わしの家の近所にある学校で、正式名称トレーニングセンター学園というらしい。日本一を狙うならここにいくしかない、お前の体力なら合格ラインだろうが勉強もしないとだめだなどと言われて、分厚い参考書を読まされているのだ。

 こういってはなんだが、体力には自信がある。配達の仕事や引っ越しでバリキを活かして稼いだ金で日本全国自分の足で走り回っていたからだ。

 だが勉強はだめなのだ。集中しても頭に入ってこぬ!

 

「母上助けてくれぇぇぇ!」

「がんばって、キリンちゃん」

「お母さま。ご安心ください。入学できるようにサポートしますので」

 

 母親に助けを求めても、母親ははんたーの味方であるので無駄である。

 こうしてわしは必要最低限の勉学を無理矢理身に着けさせることになった。

 

 結果は合格。勉学はぎりぎりのラインで通過。体力測定はぶっちぎりの一位だった。

 

「こ、この女、できるッ!!」

 

 入学してそうそうとんでもない女を見た。緑のびじねすすーつ?に身を包んだ女が校門に立っているのだが、尋常ではないオーラを感じる。間違いない、強者の風格だ。見た目は優しそうな風体をしているが、我々の世界に連れて来ても通用するのではないかという完成された肉体をしているように見えた。

 

「たづなさん、おはようございます」

「おはようございます。その子と一緒なんですね」

 

 たづなという女らしい。にこやかに応対しているはんたーを見ると、なぜか胸騒ぎがする。わし以外の女といちゃつくのではない。お前の子をいただくのはわしなのだぞ。

 

「俺は、トレーナーだから一緒には行動できない。大騒ぎするんじゃないぞ」

「わかっておるわ! 一言もしゃべらずにおればいいのだろう」

 

 こうして我々は分かれた。入学式は退屈であった。座って、話を聞いているだけだが。わしの角を見て「こすぷれ?」などと失礼なことを聞いてくる輩がいたので威嚇してやったが。

 生徒会長?とかいう役職のウマ娘が出てきたが、あれもできる女に見えた。オーラが違う。わしの天敵とも言える竜種のような風格の癖に、見た目は乙女である。シンボリルドルフというらしい。

 

「ちなみに生徒会長室はいつでもメンバーを募集している。我こそはとリーダーシップ………シップ…………湿布を発揮したいものは、立候補するように」

 

 シンボリルドルフがなにやら腰に貼る仕草をし始め、隣に立っている切れ長な目が特徴の鋭い雰囲気の女が腕を組んでぶつぶつ何やら言い始める光景をみつつ、わしは思わず吹いた。

 

「ふふっ」

 

 おやじぎゃぐというやつか。悪くないぞ生徒会長。

 まあただ静まり返ったところで笑ってしまったので目立ちまくったがな。シンボリルドルフがウィンクしてきたのだが、そんなにうれしかったのだろうか。

 

 

 こうしてわしのトレセン学園生活ははじまったわけだが。

 なんでも寮で生活するらしく、同室になるものがいるらしい。

 どんな女か少しだけ楽しみだ。

 

 わしの荷物は少ない。ボストンバッグ一つで日本全国飛び回ってきたので、制服と着替えとすまーとふぉんと充電器と財布さえあれば、あとは何もいらない。私物はもちこめるらしいのであれやこれや母親から渡されたが、それでもバッグに入り切るくらいであった。

 わしが寮長のフジキセキという女から「ポニーちゃ……いやユニコーンちゃんかな?」などと言われたが、ゆにこーんとはなんのことなのだ?

 

 わしが荷物を開封していると、こんこんと扉を叩く音がした。のっくか。別にいきなり入って来てもよかったのだがな。

 

「どうぞ」

 

 言うとその人物が扉を開けて入ってきた。

誰が同室になるのだよ(アプリ時空)

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