マリンフォード海軍本部、午後4時。
海軍本部唯一の食堂は2階に存在している。食材の運搬がやりやすいように、と比較的低層階に配置されたそこは、本部のワンフロアをほとんど占有するほど広い面積がとられていた。仮にも一大軍事拠点のくせに食事スペース取りすぎだろ、と言われそうな気もするが、腹が減っては戦ができぬのは世の常であり、それでなくともマリンフォードに勤める海兵どもはその肉体労働の大変さゆえに大食らいも数えきれないほどいる。加えて正式勤務前の訓練兵や、食堂のメニューの安さから島に居住する海兵の家族なども訪れるので、むしろこれくらいのスペースを取って置かないと人で溢れてしまうのだ。
昼のピークを過ぎた食堂は、つい先程までの地獄のような混雑ぶりはどこへやら、暇なのかサボってるのか分からない海兵たちが2、3人いるばかりと言う、大変うら寂しい有様だった。白い漆喰塗りの壁に、ぎゅうぎゅう詰めに並べられた安っぽい木の机とベンチ。シンプルで飾り気もなく、口さがない言い方をすれば内装にまるで気を使っていないことが丸分かりの食堂は、吹き込む濃くぬるい潮風に晒されて、あちこちの金具や窓枠が赤く錆びている。人種も混合な海兵を慮ってか、高い天井からは白い電灯が濁りのない光を、閑散としたテーブルに投げかけていた。
「……あらら、今日はいないのね。こりゃ珍しい」
恐ろしいほど縦に長い人影が、食堂の入り口からにゅっと中を覗いてそんなことを呟いた。中年の大男である。海軍上級将校の証である白いコートを肩に掛けていて、モジャモジャとした髪の毛と、何故か額に付けられているチェック柄のアイマスクがひどく目立っていた。鍛え上げた体を覆っているのは頑強な筋肉のはずなのだが、男が長い手足を余らせるようにしているせいか、何ともひょろんとしていて、たるんでいる。そんな印象が付き纏う男であった。
「おばちゃん、今日宮サマ来てた?」
「あらっ青キジの大将!あの天竜人のお嬢さんなら…ここ3日くらいは見てないねえ」
「あ、そう…ありがとよ」
入り口から中に入り、上官に気づいて立ち上がった海兵を軽く手で制して食堂のおばちゃんに尋ねてみると、返ってきたのはそんな答えだった。海軍大将クザン––通称『青キジ』の探し人、マリンフォードに居座る迷惑天竜人ことヨルムンガンド宮はどうやら長の不在のようである。いつも居座っている奥のボックス席には誰もおらず、ぬるい潮風と白い光のみが虚しく宙を漂っていた。
これはちょっとばかり珍しいことだった。彼女がマリンフォードに居座る日は、朝の9時くらいには海軍本部の食堂に居て、夕方の5時か6時くらいになるまで指定のボックス席で謎の飲み物を啜りながら、誰かと電伝虫で話したり書き物をしたりジェンガを積んだり、暇になったら海兵を無理やり巻き込んでカードゲームで虐めてみたり、屋上で花火をしたり脱走して海で泳いでいたりするのが日常だ。本来大将が応待すべき貴人なのだが、こんな奴に貴重な人員と時間を割くのはいかんでしょと満場一致で決まったので、見張り役は下っ端が務めてはしょっちゅう逃げられている。
海軍本部一同としては『マリージョアに一生引きこもってろ!』というのが偽らざる本心ではあったものの、ヨルムンガンド宮は聞きやしなかった為、海軍の目の届くとこで大人しくしていてくれるなら何も言うまい、と諦めて彼女の奇行を黙認している、のだが。困ったことにこの迷惑天竜人は、それではすまない時があった。
今日のようにマリンフォードに何日もいないとき、ヨルムンガンドは大抵、世界政府の庁舎があるテーチス自治区か、偉大なる航路のどこかに滞在している。後者の場合、行き先は彼女と関わりの深い魚人島やアラバスタなどの加盟国から非加盟国の治安の悪いスラムだったり、かと思えば無人島で釣りをしていたりと千差万別だ。ちなみに海軍がビビり散らかしたヨルムンガンドの行き先としては万国が不動の1位にあった。その頻度はまちまちで、月に一度のこともあれば3ヶ月ほど大人しくしていることもあって完全に気分次第らしいのだが、ともかく彼女の不在は大小の揉め事なしには済まないので、プリン頭の迷惑天竜人は例えマリンフォードにいようがいまいがセンゴク元帥の胃痛の種であることに違いはなかった。
閑話休題。
(……しかし、どうしたもんかね。久しぶりに宮サマ誘って飯でも行こうかと思ったんだが)
本日の行き先はどこであれ、エンジョイしているであろう天竜人のことを考えて、クザンはふむと思案顔になった。頭の中では煙草の煙を輪っかにして吐き出しているヨルムンガンドが真顔でピースをしていた。何とはなしに、彼女が普段使っているボックス席の近くまで行ってから、彼はまた入り口へと引き返した。猫背気味のその頭に擦られて、電球の光が遮られ、また元に戻る。
ヨルムンガンドとクザンは、比較的仲のよい関係にある。流石に彼女が年齢1桁の時代から付き合いのあるガープやセンゴクには劣るが、飯に誘えばたまに応じてくれる時もあるし、普通にそこに酒が入ることもあった。『宮サマ』なんぞという雑さの極みにある敬称で呼んでいるのもまあ、親密さの現れではあるのだろう。
–––極めて、気安く見える天竜人だと思う。下界に毎日降りてきてはシャボン玉もつけずにうろうろと歩き回り、海兵とゲームしたり食事を共にしたり。政府での活動はもちろんのこと、個人単位でも政府非加盟国に何やら援助をしたり、奴隷市場への規制をかけたりと天竜人にしては極めて社会貢献もしているために、市井からの評判も良い。彼女を知る多くの人間が、親しみやすく下界の常識を弁えた心優しい人格者だと考えるほどに。
ただそれでいて、彼女は決して天竜人の地位から手を離そうとする素振りもないというのが面白いところだと、クザンは考えていた。ビヴロスト・ヨルムンガンドは理解しているのだ。己の価値を形成するのが天竜人という地位に依存していることも、評判が良いのは『天竜人にしては』という冠詞が付けられていることも。
『私、跪かれるのが好きじゃないの。仰々しくて、なんだか白けるのよね。だからクザン、私の今の好き嫌いに合わせて行動して。私の好む挨拶をしてちょうだい。もし貴方に跪いてほしくなった時には、そう言うわ』
クザンが1番初めにヨルムンガンドと言葉を交わしたとき、彼女は微笑みもせずにそう言い放った。跪いた姿勢から、少しの驚きを持って天竜人の少女を見たことをよく覚えている。やや小柄な彼女は座ってなお、跪いたクザンとそう変わらない目線だった。
–––弱冠16歳にして、天上金のシステムを根底から変革した異端児。
–––史上初の、国ではなく大企業に少額の天上金を納めさせることを提案し、天竜人の過半数を丸め込んで票をもぎ取った改革者。
年若い少女の姿をした嵐は、表情が削げたような顔で静かにクザンを見下ろしていた。金黒入り混じる髪に縁取られた、白目との境界が辛うじて分かるような、淡く、鈍く、薄い灰色のまなこ。その中で黒々とした瞳孔がひらいている。金属じみたあの目はいつか世界を変えるのだろう、と思ってあの日のクザンは見つめていた。今もそれは変わっていない。
つらつらと考えながら食堂を出て少し歩いたところで、見知った顔に遭遇した。クザンと同じくコートを肩に掛けた、左目付近の縫合跡が目立つ老齢の偉丈夫。海軍の英雄こと、ガープ中将である。
「おう」
「どうもガープさん…っと。今取り込み中か?」
手のひらに乗せられた電伝虫を指差して尋ねると、老将はにぱ、と破顔した。こう言う楽しそうな顔をすると、ガープは驚くほど若く見える。重ねてきた戦歴が険しさや威圧感に繋がらないところも、この英雄の賞賛に繋がる点であると、時々思う。
「ちょいとな。おいヨル、今わしが誰といるか分かるか?」
『クザンでしょう。今声聞こえてたわよ』
「なんじゃ。つまらんのう」
電伝虫の向こう側から聞こえた声にクザンはおや、と耳を傾けた。受話器の向こうを反映してか、すん、と真顔の電伝虫から流れ出した声色は、ついさっきまで探していたヨルムンガンドのものだ。聞き慣れたややハスキーでひんやりしたそれには、いつもよりどこか楽しそうな響きを含んでいる。
『それにガープ、センゴクなり赤犬なりが同席してるときには私のこと“ヨル……ムンガンド宮”みたいな分かりやすい誤魔化し方をするもの。それがないから多分クザンか、それ以外ならおつるさん辺りじゃないかと踏んだだけ』
「海軍の英雄をすっかり手玉にとっちゃって。よお宮サマ、今日の行き先は?」
『マリンフォード』
清々しいほどの虚言が受話器から飛んできたもので、側で聞いていたガープが吹き出し、クザンが長々と溜息を吐き出した。
「変な嘘つくんじゃねェよ……」
『冗談。今は魚人島よ、クザン』
2回目の回答はどうやら真実のようで、わずかに笑みの混ざった声に続いて、焦った様子の『ちょっ、しらほし姫やめて、海葡萄頭に落ちてるから』という言葉とともにどさどさという鈍い音が電伝虫からは伝わってきた。しばらくして海葡萄からは無事に逃げ切ったのか、安堵の溜息らしきものが聞こえた。
ヨルムンガンド宮はその脱走癖とともに、リュウグウ王国と非常に縁深いことでも知られる天竜人である。海底10000メートルに位置し、四皇「白ひげ」の領海でもある王国は有事の際に海軍や大将を派遣しづらいことから天竜人が行くことを推奨されておらず、これに関しては五老星からも彼女に警告が出されているらしいがヨルムンガンドはまるで気に留めることなく2ヶ月に1度は足を運んでいた。ちなみに行き方はどうしているのかと問うと『泳いでる』と返ってくるが、絶対嘘なので海軍上層部では『多分海賊船かなんかに密航しているのであろう』と結論づけられている。天竜人が一体何をしているのだろうか。
「宮サマも好きだねえ、そこ……」
『ええ。証明チップを破棄する日が来たら魚人島に住もうと思ってるくらいにはね』
「………」
絶対天竜人が言ってはいけない類のギャグだったので、ちょっと困ったクザンは黙った。ホーミング聖の事件を知らぬ身でもないのに、よくもまあ言えるものだ。魚人島の美しさはクザンとてよく理解しているが、平穏の奥には未だ差別の過去が燻る地である。積極的に行きたい土地とは言えそうもなかった。
「……ま、早めに帰ってきなさいよ。センゴクさんの胃もそろそろやばそうだからさ」
『ご忠告ありがとう。頭の片隅にあと5分くらいは置いといてあげる。気が向いたら帰るわ。それとガープ、貴方次に私の食事時間を邪魔したら減俸するから覚えておくのね』
じゃあね。
がちゃん、と向こうの電伝虫が一方的に切られて、通話が途切れた。殻に引きこもって寝始めた電伝虫を掌に乗せたまま、中将と大将は黙って顔を見合わせた。一拍遅れて、ガープのどでかい笑い声が廊下に響く。
「……ぶわっはっはっは、いやあいつは本当に毎日可愛げが減りよるな!いっそ清々しいくらいじゃ!」
「それだと昔は可愛げがあったように聞こえるけどな……実際どうなんです、ガキの頃の宮サマって」
「あん?まあまあしおらしくてお行儀のいいお嬢様じゃったが……」
「マジ?」
マジ、とガープは顎に手をやって遠い目をした。ガープとヨルムンガンドの付き合いは、彼女が7歳だった19年前まで遡ることが可能だ。その頃まで行けば確かに、大人しく品行方正だった少女の姿もないではないが––––あまり、良い思い出でもなかった。むしろガープにとって幼い天竜人との最初の邂逅は、どろりと血生臭い事件から始まっている。
とは言え、それをわざわざ口にするのは憚られた。どのみち、古く記録にも残らない話でもあるのだし。
「が、そんな時期は短かった!すーぐ今の小生意気なガキンチョになりよったわ」
「だろうなあ…」
想像に難くない発言にクザンは同情の意を込めて頷いた。ちらりと横目で伺った恩人の口元には、孫を見る祖父のような、長い時間と親愛の篭った情が滲んでいる。なんやかんやと言っても、天竜人の直属にならない為にも大将昇進を断っていたガープがここまで気に入っているのは、唯一ヨルムンガンドくらいである。特別なのだろう。ガープにとっても、ヨルムンガンドにとっても。
男2人はその後もセンゴク元帥に怒られるまでだらだらと不遜な会話を続け、それに反応したのかリュウグウ王国の王宮ではヨルムンガンドがくしゅん、と1度くしゃみをした。
◇◆◇◆
冬の風が、吼えている。
ごうごうと、びゅうびゅうと。海から吹き込み、半壊した街を通り過ぎて次第に強くなる雪を、鈍色の空に巻き上げていた。気圧の高いところから低いところへ流れる現象だと頭では誰もが理解してはいても、人の脆弱な感覚が何か巨大な生き物の鳴く声なのではないか?と錯覚してしまうことがある。あの朝方は特に、そうだった。つい先程、大波がこの古ぼけた港町を攫っていったということも、人々の恐怖や疑心暗鬼を増幅させる一因となっていた。避難する住民の顔はどれも、怯えの色一色に染められていた。冬の風に、波に、寒さに、暗い海に、先行きの見えない未来に。––恐れを、抱いている。
街はそんな人々の生み出す、暗い怒号や喧騒で満ちていたが、ガープたち一部の海兵が集まる場所には、冬の夜半のような重苦しい沈黙が降りていた。普段は口の軽い英雄も、20人ほど居た部下たちの誰一人として口を開くことをあの瞬間躊躇った。否、許されなかった。その場に置いて物音を立てることは何か、絶対的な禁忌であるかのように感じて喋ることができなかったのだ。
後にして思えば、別にそのようなことはなかった。例えあの場所でガープが喋り出そうが咎めるものはいなかっただろう。けれども確かにあの瞬間、誰もが動きを止めた。そうせざるを得ないだけの力が、葉に下りる霜のように存在していた。
「–––あのね、」
ひんやりとした、甘い幼子の声がひどく虚しく響いた。夜更け頃から勢いを増す一方の雪風に紛れて、声はほとんど掻き消されるほど静かで細い。それでも何故か、よく通った。ざり、と軽い足音が続く。
声を発したのは、今しがた海兵たちの列を割って現れた、ちいさな少女だった。フリルの付いた可愛らしくも仕立ての良い喪服に身を包み、服と揃えたように黒々とした髪が緩く波打ちながら背中まで伸ばされている。その幼い面差しには一片の歪みもなく、職人に手を掛けて作られた人形のような、美しい7歳ほどの童女だ。行き交うだれもが見惚れてやまない、凄絶の美貌。
ただ。その全身は奇妙なことにぐっしょりと濡れて、濃い潮の香りに包まれていた。
「……そのひとのこと、離してあげてほしいの」
青ざめた指が示す先は、2人の海兵たちが腕を掴んでいる人物だった。ある貧相な一軒家の、玄関先。その声に初めて、動くことを許された海兵は戸惑ったようだが、声の主は幼くとも天竜人。創造主の子孫の願いは、逆らうことを許されぬ命令である。
「離してあげて。そのひと、なにも悪いことなんかしてないの。……そうでしょ?」
少女はもう一度、そう言った。その言葉に焦れたような響きはない。ただ静かに、淋しそうな、柔らかな悲しみが宿っている。雪混じりの風にも似た大きな瞳が、小刻みに揺れていた。静かで明るい、落下する絶望が並々と湛えられてなお、その眼差しは透き通っている。
海兵たちはおろおろとした後、2人で掴んでいた人物の両腕をそっと下ろした。掴まれていた腕が力なく、ぱさりと地面に降り積もる雪に触れる。
「………ヨルムンガンド宮、しかし」
誰かがそう呼びかけた。ガープではなかった。多分、ボガートでもなかったと記憶している。低くて特徴の薄い、誰かの声。
少女が首を横に振る。ぎしぎしと、本格的に固まり始めた黒髪から音がする。雪なのか、霜なのか、塩なのか。定かには分からない、冬の結晶。
「いいえ。わたし、なにもされてないの。なにも起きてないから、罰する必要もないのよ」
幼子らしい嘘だった。けれども彼女は、嘘を現実にできるだけの権力を持つ身分だった。白く霜の降りたまつ毛が、物憂げに伏せられる。
少女はふらふらとした幽鬼のような足取りで、玄関を塞ぐ兵士と先ほどまで拘束されていた人物をすり抜けて家の中に入って行った。
ガープはその時に止めねば、と思ったことをよく覚えている。それでも何故か、止められなかったのだ。辺りの海兵たちは皆、厚く着込んだその肩や頭に雪を降り積もらせていた。ガープ自身もそう感じるほど長く時間が過ぎて、少女は玄関から出てきた。
出てきた少女の手には、先端が血で濡れたシャベルが一本握られていた。ひどくぼろぼろなシャベルの表面は、血で半乾きだった。それもすぐ、極寒の外気に冷やされて固まっていく。
・・・・・・・・・・・・
「–––わたし、刺されなかったわ」
「刺されなかったの」
もう一度、繰り返す。正しく、それが真実となるように。少女はちろり、と色の褪せた唇を舐めた。厳密にはこびりついていた、血痕を。
「だからこの話は、もうおしまい」
ホテルに戻るわ。
少女はそれだけ言って、ガープの横を通り過ぎた。ゆっくり、ふらふら、頼りのない足取りで。ガープの半分もない小柄な少女は、纏う喪服のせいかひどく一面の雪景色の中で浮いていた。
追いかけろ、とその時初めてガープは声を出して部下に命じた。けれど多分、断られるだろうというはっきりとした予感が頭をよぎった。おそらく、歩くだろう。あの幼い天竜人は。船までの永遠にも思える白い世界を、1人で歩くことを望むのだろう、とぼんやり思った。
軒先のつららが、ぽとりと落ちた。
ヨルムンガンド:大将勢で1番仲良いのは青キジ。他の2人は強いて言うならまだ赤犬の方が無難に接している。黄猿はあんまり…。リュウグウ王国にこっそり家を買おうとして怒られたことがある。ちなみに船は政府に没収されたので持ってない。
ガープ:ガキンチョの頃からの付き合いなので、ほぼジジ孫だが流石にそんな呼び方ができる身分ではお互いないため、節度を守って仲良くしてる。
青キジお兄さん:割と仲良し。時間があればご飯行くし、自転車に2人乗りしたこともある。式典とかでどうしても大将つける必要があるときはヨルムンガンドは彼を指名する。