Vergil in Over lord 作:Crimson Wizard
「ふぅ、本当に長かったですね……
早い内に並んでおいて良かったです。」
ようやく簡単な取り調べと共に外へと出られた俺たち
「あ!ンフィーレアさんの方もそろそろみたいですね。」
荷物はあちらが圧倒的に多いのに
待ち時間がそんなに変わらないのは納得いかない。
……いやまあ、長いとそれはそれでンフィーレアを
待つ事になるからいいんだけどね。
「…すみません、お待たせしました。」
馬車を引きながら歩いてくるンフィーレア
「さて、では暗くなる前に行ける所までは行きますか!」
初めての依頼だからかかなりテンションの高いモモンガさん
「ふぅ、今日はこの辺りで野営しますか。」
暗くなり始めた為、火を炊いたりテントを建てたりと野営の準備をし始める俺達。
特にペテル達は率先してやってくれている。
「それにしても、全くと言っていいほどモンスターと遭遇しませんでしたね?」
漆黒の剣に尋ねるように話すモモンガさん
「そうですね、先にここを通った人達が狩っていった可能性もありますが。」
恐らく察知系の魔法を張りながらそう考察するニニャ
「それにしても少な過ぎる気はするっすけどね!だって一回も戦ってないっすもん。」
そう、ルプスレギナの言う通り一度も戦闘行動を取っていない。
何故だろうか、嫌な予感が………いや別にしないわ。
「ふぅ、食事が出来ましたよ!きちんと頂いた食材も使用したので、
モモンガさん達も遠慮せずに食べてくださいね。」
そこへ調理が終わったらしいペテルが声を掛けに来る
「ええ、すぐに行きます!……行こう、二人とも。」
そう言われてついて行く俺たち。
食材をある程度提供しているので遠慮する必要はないのだ!
「では、頂きますか。」
そう言って魔法の鎧の兜部分を消し去るモモンガさん
「え……」
漆黒の剣は何故かポカンとしている。
……まさかアンデッドの姿のまま来たとか?
「か、かっこいいですね!南方の出身だったんですか?
それに鎧が消えたのは何かの魔法ですか!?」
再起動したペテルがそう質問する
あーね。慣れて来てたから忘れてたわ、
モモンガさんめっちゃイケメンなんだったわ。
あと魔法なのは隠した方がいいかもね。
何度も聞かれると流石に面倒だし……
「別に南方の出身という訳では……
鎧が魔法なのはその通りですけど。」
「ちぇっ……顔が良ければいいってもんでもないよなぁ?
レジーナちゃんもそう思うでしょ?」
あからさまに嫉妬するルクルット
「でも悪いよりはいいじゃないっすか!
……それともなんすか?ブス専ってヤツっすか?」
相変わらずなんのフォローもないどころか
煽り散らかすルプスレギナ
「そ、そうだな!そりゃ悪いよりはいいよな、
アハハ。……ん?ブス専!?」
知らぬところでブス専にされて慌てるルクルット
そこで
「まあまあ皆さんも、折角の食事が冷めてしまうので先に食べましょう!」
もはや自分の顔のことよりも食事の事で頭がいっぱいのモモンガさん。
なんか前より食い意地張ってね?
一口でかなりの量を持っていく。
「んーまあまあですね。」
正直にいうモモンガさん
「あはは、まあほとんど火を通しただけですからね。」
と特に気にしないペテル
「それにしてもまさかモモンガさんのお顔が、
その、なんというか凄かったですよね。」
驚愕のあまり語彙力を喪失しているニニャ
「か、顔ですか?そんな事はいいので……えーと、
あ!皆さんのチーム名の由来を教えて頂けませんか?」
流石にそこまで言及されると恥ずかしいのか
少し強引に話題を逸らすモモンガさん。
「あー、それはですね……」
そこで、漆黒の剣の説明を受けたがこの世界の童話なんかを
知らないモモンガさんはその物語について質問し、解説された後
再度説明を受けて納得していた。
「なるほど、その暗黒騎士という人物が持っていたとされる……と。」
「はい。一つは実在している事が確認されていますが、
もう所有者がいるので残念ながら手に入れる事は叶わないですけどね……」
「……それは、」
聞いちゃいけない事だったかと考えるモモンガさんにペテルは、
「でも、私たちにはこれがあるので!」
そういって、小さな黒い剣を互いに見せ合う四人
「チームの目標は変わっちゃいますが、
名前の由来は変えないつもりです。これが私たちの原点なので。」
何か、眩しいものを見るような目をするモモンガさん
「……いいチームです。貴方達なら、まだまだ先に行けますよ。」
「モモンガ殿ほどの御方に言われると、
お世辞でも本当にまだまだ行ける気がするのであるな。」
そういうダインだが、
「お世辞なんかではありませんよ。私も、かつてチームを組んでいました。
本当に私には勿体ないくらいの仲間達でした。
彼らのおかげでとても楽しい時間を過ごす事が出来たんです……
もう、彼らが私のもとに帰って来ることはないでしょうが。」
自身にも仲間が居たと語るモモンガだが、
もう帰ってくることはないという。
「あなた方は互いに背を、命を預けられる仲間。
それは本当にかけがえのないものです。
探して見つかるものなんかではありません。
……なので、あなた方4人なら大丈夫ですよ。」
それは、理由になってはいなかったが、
漆黒の剣の4人を勇気づける言葉だった。
「モモンガさんにも、
何時かまたその方々に匹敵する仲間が出来ますよ!」
そう、慰めの言葉を掛けるニニャだが……
「……彼らは、もう帰ってきません。
それに、仲間とは比べるものなんかではないでしょう?
大丈夫です、私には、もう新たな仲間が居ますから。」
そういって此方を向くモモンガさん
ま、眩しい!思わず目を逸らしてしまう俺。
「ふふ、仲がいいんですね!」
「そうですね、仲間、ですから。」
モモンガさんが、ギルメン達の事を割り切って考えられるようになって良かった。
さて、なんかめちゃくちゃ恥ずかしいから!見張りとでも言ってちょっと席を外そう!
「……少し見張りに出てくる。」
「お、照れてるんですか?」
ニヤニヤしているモモンガさん。
顔が良すぎてうざい。
「……フン。勝手に言ってろ。」
そういってクールに去る俺。
「あ!バー、ゴホン!ギルバさん!野菜残ってますよ!ちゃんと食べないと!」
お前は俺の母ちゃんかよ!
「お!野菜嫌いとは、ギルバっちの弱点発見っす!」
……ギルバっち?
「……なんだそのアホみたいな名前は」
「可愛くないっすか?」
「……俺には理解出来ない感性を持っているようだ。」
「えぇ!?酷いっす!じゃあ他に案が……」
なんだよギルバっちって……
たまごっちかよ。
の、喉がぁ!
バージルのヒロインは誰?(ナザリック勢は無理がある)
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ラキュース
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イビルアイ
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ティア、ティナ
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レイナース
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アルシェ
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番外ちゃん(作者の推し)
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クレマンティーヌ
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カルカ
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レメディオス
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ケラルト
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ネイア
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んなもんは要らねぇ!