Vergil in Over lord   作:Crimson Wizard

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毎回思う。
漆黒の剣ってダインだけ影薄いよね。


第19話

 

 

翌日、漆黒の剣のメンバー達と共に早朝から行動を開始し、

正午近くとなりカルネ村の手前にまで来てようやく思い至った。

 

……俺の名ばかりの変装も村人に見られたらすぐバレるよな。

まあもともと隠し通せるとは思ってないけどさ、

 

てか、カルネ村大丈夫だよな?

また襲われたりとかないよね、なんか心配になってきた。

 

「お、そろそろ見えてきましたね!」

 

「あ、あれ?前に来た時はこんな柵なかったんですけど……」

 

ようやく休めそうだと適度に気を抜くペテルに、

自分の知るカルネ村との景観の違いに戸惑うンフィーレア。

 

「……」

 

「さて、では村に入りますか!」

 

そういうと再び村の入口を目指して歩き出すモモンガさん

 

 

「あ、あの!冒険者の方でしょうか?」

 

恐る恐る、農具を片手に出て来る村長。

うむうむ!警戒心があるのはいい事だ。

 

「ええ、私たちは彼の護衛依頼でここを訪れた冒険者です。

彼は知り合いが居るようですし、私たちに

変な気はないのでそう警戒しないで貰って大丈夫ですよ。」

 

モモンガさんが宥める様に言うと少しだけ警戒を解く村長

 

「申し訳ないのですが、つい最近この村は騎士の様な格好をした集団に襲撃を受けまして……

村人の警戒心が強い事などはどうか気にしないでください。」

 

「……ええ、ありがとうございます、

少しの間滞在させて頂きます。」

 

モモンガさんがそういうと村長はこちらを向き

 

「そ、それと何故バージル殿は急にお訪ねになられたので?

言って頂ければ村人総出で饗をしたのですが……」

 

普通にバレてるし……てか、髪下ろしてるんだから察してくれよ!

 

「……冒険者となる際に目立たぬ様に名を変えただけだ。

法国、この村を襲撃した者達に顔も名前も覚えられているからな。」

 

「そういう事だったのですか、では聞かなかったことにしておきます。

わざわざ私たちの為にありがとうございます。」

 

「……フン。」

 

さて、ペテル達に何と言おうか。

 

「まあ、彼は訳ありなんだ。今のは聞かなかった事にしてほしい。」

 

先回りでモモンガさんがフォローしてくれる

 

「……分かりました。まあ冒険者なんてほとんど訳ありですし、

そう目立つ事はありませんよ。」

 

ペテルよりも早くニニャがそう言う。

そっか、彼女にも色々あったんだったな。

 

彼女が助けてというのなら

別に八本指くらい倒してもいいんだが……

 

まだ何も言われてないし、

その辺はやり方によってはラナーや蒼の薔薇とも繋がりが出来そうだからな。

悪いがすぐにどうこうすることは無い。

 

「ありがとうございます。さて、あれ?

ンフィーレアさんはどこに行きました?」

 

そういって周りを見渡すモモンガさん

 

「それなら、村が襲撃を受けたと聞いたあたりから

走って何処かに行っちゃったっすよ?」

 

とルプスレギナ。

報告しろぉ……

 

「あ、本当だ。いつの間に……」

 

音もなく居なくなったンフィーレアに驚くペテル達

 

「……これでは護衛の意味がないだろう、阿呆が。」

 

勝手な行動は良くないよね!プンプン!

 

「あはは、確かに勝手に護衛対象に居なくなられては困りますね。

まあ、村の中なら安全でしょう。私は彼を探してきますので、

皆さんは見つけ次第、採取に行けるように準備をしておいてください。」

 

そういってンフィーレアを探しに行くペテル

 

「んー、と言っても私たちに出来ることなんか無いんですけどね。」

 

「……まあ、護衛対象から目を離さなければ良いだけだろう。」

 

「それってもうこの時点で依頼失敗しちゃってますよね……」

 

と何気なく雑談をしていると、

 

「……はぁ、はぁ、バージルさん!」

 

来たか、てかお前にはギルバだって自己紹介しただろうがよ!

 

「……誰の事か分からんな。俺はギルバだ。」

 

するとハッとするンフィーレア

 

「すみませんギルバさん!……エンリを、

僕の大切な人を守ってくれてありがとうございます!」

 

唐突に土下座でもしそうな勢いで頭を下げるンフィーレアに俺は、

 

「フン……何度も言わせるな、俺はギルバだ。

バージルなどという男の行動は俺の知る所ではない。」

 

暗に気にするな、と

そういうと罪を独白するようにこの依頼の本当の理由を語り出すンフィーレア

 

「……という訳でして、そのポーションを見たいという邪な目的で近付いたんです。

本当に申し訳ありません!」

 

知ってた。

 

相変わらず真面目というかなんというか……

態々知られていない情報を相手に告白する必要はないのにな。

 

「……言っておくが、あれはモモンガの物だ。

俺はあれの出処については知らんぞ?」

 

そういうとポカンとするンフィーレア

 

「……怒らないんですか?」

 

「それで何か、俺に不都合があるのか?」

 

「……え?」

 

「お前の行動で俺が不利益を被る可能性があるのか聞いている。」

 

少し考える仕草をするも、

やはり相変わらずよく分かってなさそうな顔で喋り出すンフィーレア

 

「すみません、そこまで考えてなくて……

正直、ギルバさんにとって迷惑かどうかはよく分からないです。

でも、僕は邪な動機でギルバさん達に近付いたんですよ?」

 

そこに関しては、本当に謝る理由が分からない。

自身の益になると知ったら王国にいる商人たちも似たような行動を取るだろう。

 

相手の迷惑を考えている分、ンフィーレアは弁えている。

 

「それは商人も似たようなものだろう。

……俺が気にしないと言っているのだ。それと、

仮に俺がお前を許さなかった所でお前に何が出来る?」

 

わざと意地悪な言い方をすると口を噤むンフィーレア

 

「……お前の言いたいことは分かった。

だがそれは俺が気にしていない……話は終わりだ。」

 

そう言って去ろうとすると、

 

「ギルバさんが気にしなくとも、僕にとっては大きな事なんです。

しつこいかも知れませんが、本当に!ありがとうございます!」

 

もはや何に対してか分からないが、頭を下げ続けるンフィーレア。

……ちょっと怖いぞ。

 

「……まあいい。それと、護衛対象が断りもなく何処かへ行くな。

貴様が死ぬと、貴様を守る筈だった冒険者の実績にも影響する。」

 

ハッとなるンフィーくん。

 

「……あ、すみません!本当にすみません!」

 

何回謝るんだよ。

 

「……俺ではなく、今頃貴様を探している奴に言うんだな。」

 

そういうと、一言ことわってペテルを探しに行くンフィーレア

 

「……真っ直ぐな子ですねぇ。」

 

と、ここまで黙って聞いていたモモンガさんがいう。

 

「……そのうち誰かに騙されそうだな。」

 

「いや、彼も商人というかポーション販売という

商売をしているみたいですし、案外その辺は大丈夫なのでは?」

 

それは確かに……

 

「まあ、この後も採取依頼ですし、前もって危険なモンスターが居ないか確認しておきますね。」

 

そういってデスナイトを創り出すモモンガさん

……マジかぁ。(白目)

 

「ではデスナイトよ、ここから先にある森の周辺を調査して来るのだ。」

 

走り去っていくデスナイト。

これはなんかのフラグ立ったな、絶対。

 

「よし、これで心配いりませんね!」

 

……俺はたった今心配事が増えたんだが。

 

 

 




……だれか、喉にいい物を知りませんか。
喉が裂けそうですw

バージルのヒロインは誰?(ナザリック勢は無理がある)

  • ラキュース
  • イビルアイ
  • ティア、ティナ
  • レイナース
  • アルシェ
  • 番外ちゃん(作者の推し)
  • クレマンティーヌ
  • カルカ
  • レメディオス
  • ケラルト
  • ネイア
  • んなもんは要らねぇ!
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