Vergil in Over lord 作:Crimson Wizard
あれからンフィーレアからの謝罪を正式に受け入れた俺達と漆黒の剣は
カルネ村からほど近くにあるトブの大森林までの道を歩いていた
「この辺りですね。あ、ありましたよ!」
一応、目的のひとつではあるらしい薬草を見つけて馬車を停めると先走るンフィーレア
「ンフィーレアさん!だから行動する際は一言お願いしますと……ハァ。」
なんかンフィーくんテンションバグってるけど……
何かあったのか?
とりあえずペテルの苦労人臭が増してきてるからやめたげて。
「あ、すみません!なんかずっと嬉しくて、つい動いちゃって……」
「おいおい、全く、彼女が出来たのが嬉しいのは分かるが公私混同するなよな〜」
それをお前が言うのか。ルクルットよ。
……ん?今なんて言った!?……カノジョ?
全く、何がどうなってるんだ!訳がワカラナイヨ!
「す、すみません。でも長年の想いが伝わったと思うと嬉しくて……!」
ねえ、いつ伝えたの?ペテルと戻ってきてからすぐ採取しに行こうって村を出たじゃん。
まさか、こいつ俺に謝るより先に告白済ませてきてたの!?
……お前そんな積極的なキャラだったか?
「え?全く知らないんですけど。何かあったんですか?」
同じく状況を呑み込めていないモモンガさんが質問する。
「彼はですね、村を出る前に長年片想いしていた相手に勇気を振り絞って告白したんです。
そして二人は結ばれ、ンフィーレアさんはこの通りです……」
マジでいつの間に……
「それは……おめでとうございます、ンフィーレアさん。」
「あ、ありがとうございます!」
全然祝ってなさそうな声色でお祝いするモモンガさん。
そんなんだから嫉妬マスクだらけになるんだよ!
ちゃんと祝ってあげようよ!
……俺はそういう欲求が薄いなぁ。
なんでだろ?バージル鬼いちゃんだからかな?
俺、結婚して子供が出来たらネロって名付けるんだ。
相変わらずそんなバカな事を考えていると……
ヌッ!何奴!?
「おい!総員戦闘準備!そこの茂みから19、いや20!多分ゴブリンの足音だ!
それとその後ろからでけぇ足音も聞こえてる。数は……7体だ!」
俺がクールに閻魔刃の柄に手をかけると同時に声を張り上げるルクルット
「ふぅ、では皆さん。ここまで私たちの出番は無かったので……
少しだけ私たちにも働かせてください。まぁ、すぐに終わりますよ。」
と、強キャラ感を醸し出すモモンガさん
「……フン、この程度の相手に手間を掛けるのもな……」
と、いきなりそんな事を言われ、漆黒の剣がポカンとしている間に
急襲幻影剣を視界に映ったゴブリンやオーガなどに射出し続ける俺。
そして俺が目に見える敵を幻影剣で殺し尽くした瞬間には既に敵の目前で
そのグレートソードを振りかざし、瞬く間に残りのオーガ数体の首を落とし
更に、残ったゴブリンをそのグレートソードの質量でまとめて薙ぎ払うモモンガさん。
戦闘とも言えない、モンスターにとっては地獄でしかないであろう
その数秒の蹂躙劇は漆黒の剣が呆けていた一瞬の間に行われた。
「もう!私の出番が欠片も残ってないじゃないっすか!少しくらい残しといて欲しいっすよ!」
「……フン、貴様が遅かっただけだ。」
「いやぁ、オーガ数体じゃあ、まだ流石に余裕ありますね。」
まるで、先程の雑談と変わらないような雰囲気で、
何事も無かったかのように話すその3人に漆黒の剣のメンバー達は畏怖の感情を憶えた。
「あ、あなた方はなんという……!」
「はぁ、私にも彼ら程の力があれば……」
「なんか、もう訳わかんねぇよ!」
「……これが、英雄という存在なのであるな。」
一方、モモンガさんと俺は恥ずかしいったらありゃしない。
「この程度の事でここまで言われると、流石に恥ずかしいですよね……」
「……」
「まあ、当然の結果っすね。」
と、なんか子供達の遊びに大人の自分が混ざるような、
そんな居心地の悪い雰囲気を味わっていると……
「お、おい!なんかスゲェのが来るぞ……!」
「ま、まさか森の賢王では!?」
……絶対にデスナイトのせいだと思うんだ。
「皆さん!落ち着いてください。
漆黒の剣の皆さんは、ンフィーレアさんの護衛をしながら村まで戻ってください。
……今日中に我々が戻ってこなかった場合は、組合に報告をお願いします。」
もちろん反発するペテルたち。
「そんな!あなた達をおいて自分達だけ逃げるなんて!」
と、そう言うが。
「……大丈夫です。私たちだけなら例え森の賢王だろうと勝算はあります。」
半ば伝説でもある森の賢王を相手にそこまで言いきれるモモンガに
驚愕を隠しきれない漆黒の剣のメンバーたち。
「ですが、それは我々だけであった場合です。
ンフィーレアさんや、あなた達を守りながら戦うのはリスクが大き過ぎます。
……それに、我々だけではンフィーレアさんを守りきれません。
なので、ンフィーレアさん達と共に村で待っていてください。大丈夫ですよ、
我々も歯ごたえのある相手が居なくて、少し退屈していた所ですから。」
もはやペテル達の視線は尊敬どころか崇拝の域に達しようとしている。
やばいぞこれ、多分帰ったらナザリックのNPCみたいなの増えてるぞ……
「あ、あの……森の賢王が相手であるなら、
出来れば殺さないで欲しいんです。カルネ村が他のモンスターに襲われないのは、
カルネ村周辺が、森の賢王の縄張りなのが理由なので。」
そのある意味身勝手な、
冒険者達の安全を考慮しない言い分にペテル達が口を開こうとするが……
「ええ。絶対はありませんが、やれるだけやってみましょう。」
「モモンガさん……!ありがとうございます!」
「礼は帰ってからお願いします。さて、
では漆黒の剣の皆さん、ンフィーレアさんは任せましたよ!」
そういってグレートソードを構えるモモンガさん、
するとそこに何か飛び道具のような物が飛んでくる。
「ハァッ!」
モモンガさんがグレートソードを振るうと
その細長い飛び道具のようなものは弾かれ、その正体が顕になる。
「森の賢王と畏れられる
この某の一撃を受け止めるとは…!お主なかなかやるでござるな!」
「それがし?ござる?」
モモンガさんは困惑している。
だが自分の後ろにはまだ漆黒の剣のメンバーが居ることを思い出した。
「……行ってくださいッ!早くッ!」
モモンガさんの叫びに行動を開始する漆黒の剣の面々
「……追わないのだな。」
「某は弱いものをいたぶる趣味など持っていないでござるよ。」
するとモモンガさんは
「そのだな。んー、なんというか、
お前の種族はジャンガリアンハムスターとか言わないか?」
言ったァ!そりゃ気になるよな、俺も知識としては知ってたけども。
でっかい愛玩げっ歯類がござる口調で喋るインパクトは想像以上だったわ……
「お主は某の種族を知っているのでござるか!?
何処にいるのか知っているなら是非とも教えて欲しいでござるよ、
某も番が居ないと子孫を残せない故。」
すると何故かダメージが飛び火するモモンガさん。
……あんた今肉体あるだろ。
「すまない、私の知っているジャンガリアンハムスターは、
こう、手に乗るくらいの大きさなのだ。お前クラスになると見た事も聞いたことも無い。
なんというかその、すまないな。」
なんだか申し訳なさそうにそういうモモンガさん
「そうでござったか……残念でござる。
では、気を取り直して命の奪い合いをするでござるよ!」
んー、森の中ならともかく、ここなら戦うしか選択肢がないな。
誰かに見られてるかもだしなぁ。
「……モモンガ、俺は手を出さん。お前がやれ。」
「えぇ、俺もなんか弱いものいじめしてるみたいで嫌ですよ……
あ、ルプスレギナ!じゃなかった。今はレジーナだったな。
お前が制圧するのだ、手加減の練習くらいにはなるだろう。」
それっぽい理由をつけてルプスレギナに押し付けるモモンガさん。
いや、誰かに見られたら俺達自分たちは何もせずに
女にモンスター押し付けてる鬼畜野郎にしか見えないぞ……
「了解っす!さて、では私が相手をしてやるっす。
軽く揉んでやるっすからとっとと掛かってくるっすよ!」
「ぐぬぬ!あまり某を舐めると後悔するでござるよ!
では!いざ尋常に勝負でござる!」
まあ、本人達が楽しそうだしいいか。
バージルのヒロインは誰?(ナザリック勢は無理がある)
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ラキュース
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イビルアイ
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ティア、ティナ
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レイナース
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アルシェ
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番外ちゃん(作者の推し)
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クレマンティーヌ
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カルカ
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レメディオス
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ケラルト
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ネイア
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んなもんは要らねぇ!