Vergil in Over lord   作:Crimson Wizard

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喉……治らないよ。
そろそろ拘束期間解けるので、17日くらいまで全く改善しないようなら
病院いきます。


第22話

 

あの後、俺たちは無事にカルネ村にて漆黒の剣と合流し、

エ・ランテルまでの帰路へとついていた。

 

「ふう、そろそろですね。」

 

モモンガさんはかなり疲れたようだ。

疲労無効の指輪着いてるはずだけど……

そういえばあれも課金アイテムで別の指輪はめ直したんだっけ?

 

「いやぁ、まさか森の賢王を従えるなんて、

本当にモモンガさん達は規格外ですね。」

 

もはや投げやりになったペテルが言う

 

「規格外にも程があんだろ!

森の賢王引き連れて帰ってきた時はチビるかと思ったぜ……」

 

チビったら面白かったのにな!

……いや、一緒に行動したくなくなるわ。

 

そんな他愛のない事を話していると……

 

「うわぁ……またですか。」

 

出発時とほとんど変わらない関門前のあまりの行列に

モモンガさんが露骨にため息をつく。

 

「まあ、冒険者ならこのくらいはよくある事ですよ……」

 

そう言いながらもペテルは面倒くさそうだ。

 

まあ、そりゃそうか。

俺も早く横になりたい……

 

 

 

 

 

さて、多分そろそろ門番さんに呼ばれるな……

 

「次!そこの3人……な、なんだ!?その魔獣は!?」

 

とめちゃくちゃビビる門番さん、

あ、森の賢王です。うちのかわいいペットです。

 

「あぁ、それはトブの大森林で森の賢王と呼ばれていた魔獣です。

私がテイムしたので誰かに攻撃するような事はありませんよ。」

 

なんでもない事のようにモモンガさんが言う。

それを聞いて段々と落ち着く門番さん。

 

「ほ、本当か!?これがあの森の賢王……。

……あ、連れ回すなら確かギルドで登録がいる筈だ。

衛兵を呼ばれる前に済ませるんだな。」

 

と、門番の男性が教えてくれる。

 

「ほう、そのような制度があったとは初耳です。

ご親切に教えて頂きありがとうございます。」

 

「いやいや、そんな強大な魔獣を従えてるんだ。

すぐに名前が売れるだろうし、そんときに自慢出来るだろ?」

 

と門番さん。ほぇー。強大な魔獣かぁ……誰だか知らんが凄いねぇ。(他人事)

 

「それじゃあ、後ろで他の馬が怯えてるからな。早く行ってやってくれ。」

 

あ、そりゃそうか。……ご迷惑をお掛けしました。

 

「そ、それは失礼。では私共はこれで……

あ、ペテルさん!ンフィーレアさんの店で合流しましょう!」

 

思い出したかのようにペテルに話しかけるモモンガさん。

まあ、正直合流は明日でもいいんだけどね。疲れたし……

 

「あ、はい。わかりました!」

 

とペテル。

 

「さて、ンフィーレアさんは前の方に並んでいたし、もう門の中だろう。

私達も行くとするか。」

 

「了解っす!」

 

相変わらず元気いっぱいのルプスレギナ

 

「……フン。」

 

さてさて……

 

ここまで、まるで辻褄合わせのように漆黒の剣に話しかけられたりしてるから

正直面倒臭いんだけど、ンフィーレアが襲われる可能性は非常に高い。

 

故に、面倒くさいけど。本っ当に面倒くさいけど!

護衛も兼ねてンフィーレアと店に戻ることになるかな……ハァ。

 

「あ!モモンガさん!」

 

ンフィーレア居たわ。門を入ったらすぐ横に居た。

 

ちなみにンフィーレアはエンリと結婚するらしいが、

エンリがエ・ランテルのンフィーレアの家まで引っ越して来るらしい。

 

まあ、エンリが嫁ぐ分はともかくンフィーレアがカルネ村に行っちゃうと

ポーションの研究が出来ないもんな……

 

まあ、せいぜいババアのいる家で

イチャイチャする事だな!

 

おっと、また馬鹿なことを考えてしまっていた。

 

「どうも、ンフィーレアさん。先に店に戻りましょう。

漆黒の剣の皆さんももう少ししたら来るでしょうし、報告はしておきましたから。」

 

わかりました。とンフィーレア

 

「では、荷物を運ぶのを手伝って貰っても大丈夫ですかね……?

正直、ひとりで全部は……」

 

と、心苦しそうなンフィーレアだが

 

「ええ。構いませんよ!ですが、私は森の賢王をギルドで従魔として

登録しないといけませんので、レジーナと、……ギルバさん。お願い出来ますか?」

 

えぇ、引き受けておいてモモンガさんは来ないのかよ。

まあいいけどね……

 

「……フン、手早く済ませろ。」

 

「ええ。そんなに時間が掛かることは無いでしょう。」

 

だからなんで一々発言がフラグっぽいんだよ!

いや、自覚無さそうだけどさ!

 

「了解っす!モモさんが帰って来る前に片付けてやるっすよー!」

 

お前はなんでそんなにずっとテンション高いのよ……

 

「ありがとうございます!」

 

ということでンフィーレアの店まで来たのだが……

 

「ええっと、これはここにお願いします。」

 

「……ああ。」

 

なんで!?居ないよ!?実はそんなに歳食ってなかったカジッチャンも

鯖折りと顔芸で有名なクレマンティーヌも居ないよ!?

 

と内心そこそこ慌てながら何気にめちゃくちゃ酷いことを考えてる俺。

 

 

「ええっと、それはこっちのはずです。」

 

「おっけーっす!」

 

そんな2人を横目に見ていると……

 

コンコン、と裏口のドアをノックする音がする。

するとドアを開こうとするンフィーレア

 

「……待て!」

 

突然大声を上げた俺に驚いたのかノブを回す手を止めるンフィーレアだが……

 

ドンッ!と、音を立ててンフィーレア諸共、扉が吹き飛んだ。

さ、最悪だ……

 

「おい!貴様が治療しろ。コイツは俺が相手をする。」

 

「えぇ……いきなり何なんすか?」

 

コイツも俺にだけ態度が露骨だな……

モモンガさんと一緒にいたいのは分かるけど異常事態なのは見てわかるだろうに!

 

お前には失望したぞ……この駄犬が!

 

「見て分かるだろうが!護衛対象が虫の息だ……

俺が侵入者の相手をするからお前が治療しろと言っている。」

 

「えー、面倒くさいんすけど……まあ、

しょうがないんでやってあげますよ!泣いて感謝することっすね!」

 

コイツ……!モモンガさんが居ないからって舐めやがって。

 

「チッ!」

 

するとそこへ悠々と歩いて来るタイミング最悪の鯖折り女

 

「行動が遅くなーい?私わざわざ待ってあげてたんだけど〜?」

 

それは駄犬に言ってくれ。

 

「……フン、2人か。何が目的だ?」

 

「へぇ〜、分かるんだ。」

 

いや、もともと知ってるから……

 

「……ハァ、目的は何かと聞いている。

貴様のような見るからに頭のおかしい女と会話をするほど俺は暇ではない。」

 

あ、久々に煽りモードでたわ。

 

「あぁん!?テメェ、誰の頭がおかしいって?」

 

沸点低すぎワロタ

 

「……ハァ、ひとつだけ言っておこう。貴様では俺に勝てない。

元漆黒聖典第九席次のクレマンティーヌ、だったか?」

 

情報とは有効活用する為にあるのだよ!HAHAHA!

せいぜい警戒してくれたまえ。

 

「ッ!なんだテメェ、本国の追っ手かよ!」

 

え?なんでそうなるの?

俺は鬼いちゃん(バージル)だ!誰があんなキチガイ国家の人間だよ!

 

「……この俺が?たかがプレイヤー風情を信仰する頭のおかしい集団だと?」

 

「プ、プレイヤー風情……?」

 

面白いくらい困惑してて草

 

「……先程の態度はどうした?俺はまだ何もしていないぞ?」

 

ちょっとビビってるじゃん。

 

「ッ!アンタは何者なの?」

 

おいおい、ヒステリック女よ、そんなに慌てると

自称英雄の領域に踏み込んだクレマンティーヌ様(笑)より俺が強いことを認めちゃってるみたいだぞ〜?

 

しかもせっかく強者感漂わせて登場したのに会話の主導権を相手に握らせるとは、

……全く、これだからクレマンティーヌ(笑)は。

 

まあ、俺はモモンガさんと違って力を隠す指輪なんかつけてないからな。

全く実力が伝わってないことはないだろうね!私のこの悪魔の力にひれ伏すのだ!

(モモンガさんの真似)

 

「ほう、俺が何者か?そうだな……悪魔、なんてどうだ?

神をも超える力を持った……な!」

 

いつまで経っても埒が明かないので

恐らく話を聴きながら油断をしていたであろうカジッチャンに幻影剣を飛ばす。

 

「……なっ!?ガァっ!」

 

扉の向こうで大袈裟に血を噴いて倒れた妖怪、カジッチャン。

 

「え……え!?」

 

ドア越しに幻影剣を飛ばした為にクレマンティーヌからすれば

何も分からぬまま倒れたように思えるだろう。

 

「さて、そこに居たハゲは始末した。

……正確には殺しては居ないが、放っておけば死ぬだろうな。」

 

何が何だか分からない様子のクレマンティーヌ。

大丈夫だよ、妖怪ぬらりひょんはまだ生きてる。

 

「……何を勘違いしてるのか知らないけど、

私はそこの男に大した情は抱いてないよ?もともと、互いに利用するだけの関係だし。」

 

確かに今の言い方では人質にしたようにも聞こえるな。

 

「……勘違いさせたようだな。

そこの男の様になりたくなければ大人しくしろ、さもなくば……」

 

そういってクレマンティーヌを取り囲むように幻影剣を顕現させる俺。

 

「……なっ!?」

 

フフン、これは避けれないだろう。

 

「さて、大人しくするのなら命は助けてやる。

貴様が人類では戦士として飛び抜けて強い事は分かっている。」

 

そういうと少し嬉しそうになるクレマンティーヌ。

 

「……まあ、俺とは比べ物にならんがな。」

 

上げて落とす!クレマンティーヌは顔芸をしている。

 

「……何なの?アンタはさっきから私を馬鹿にしてるわけ?」

 

「……別に、そのようなつもりはないが?

ただ、先程大人しくしろと言ったのだがな。なんのつもりだ?」

 

いつの間にかクレマンティーヌはスティレットを両手に構えている。

 

「私にも何がなんなのかサッパリだけど……

このクレマンティーヌ様をここまでコケにしといて無事に帰れると思ってんのか!?テメェ!」

 

やっべー、煽り過ぎた!

せっかく漆黒聖典の名前出して相手を警戒させてから

話をして穏便に済まそうと思ったのに……

 

「……そうか。では掛かって来い。俺はここから一歩も動かん。」

 

そう言って閻魔刃を腰に吊るす俺。

 

「ッ!っこの!何処までも舐めやがって……!」

 

そしてわざわざ待機させていた幻影剣を解除してやる俺。

完璧なまでの舐めプである。ええ、思いっきり馬鹿にしています。

 

「さあ、早くしろ。」

 

「……ッ後悔させてやる!」

 

もはやクレマンティーヌは頭の血管がキレそうだ。

いや俺のせいだけどね。

 

「……能力向上、能力超向上!疾風走破!!!」

 

恐らく一時的なバフを掛ける武技を使用するクレマンティーヌ、

彼女はクラウチングスタートのような体勢をとり、

 

「ハァッ!!!」

 

自身の全身全霊を乗せた渾身の突きを繰り出した!

本国にある装備なしの状態では恐らく今までで最高の一撃だろう。

 

 

…………だが。

 

「……フン。」

 

俺はクレマンティーヌが突きを繰り出そうと動いた

その瞬間に閻魔刃を手に取りその鞘でクレマンティーヌの渾身の一撃を受け止めた。

 

 

「なっ!?なっ…なんで!?そんな……」

 

自身の全てを込めた一撃を軽いジャブの様に受け止められた、

プライドを砕かれたクレマンティーヌはレイプ目になって涙を流しながらその場に倒れ込んだ。

 

えぇ……これは、ニグン=サンの二の舞では。

 

 

 

 

すると今度は表口のドアが、ガタンと開き……

 

 

「……幻滅しました、バージルさんがそんな人だったなんて。」

 

「……は?」

 

モ、モモンガさん?

 

 

さて、では今の俺の状態を第三者視点で思い出してみよう!

倒れてポーションをぶっかけられたまま放置されている依頼主。

てか大治癒(ヒール)使えば済んだだろうが!あの駄犬が……!

 

その横でしゃがみ込んだまま涙を流してブツブツ呟いている知らない女(クレマンティーヌ)

そして立ったままそれを眺める俺。あれ?かなりカオスだし、ンフィーレアの方はともかく

クレマンティーヌ側だけ切り取って見たらこれは性犯罪者そのものでは?

 

「……おい!待て!モモンガ!貴様何を勘違いしているッ!?」

 

性犯罪者と勘違いされるなんて、バージルとしても(バージル)としても絶対に避けねばならぬ事態だ!

 

「……おいモモンガッ!それと貴様ァ!」

 

ルプスレギナは倒れ伏したンフィーレアの横で腹を抱えて笑っている。

コイツ後で殴る……!

 




長い。それと、我ながら図々しいのですが出来れば高評価お願いします!
そっちのがモチベ上がるので……!

バージルのヒロインは誰?(ナザリック勢は無理がある)

  • ラキュース
  • イビルアイ
  • ティア、ティナ
  • レイナース
  • アルシェ
  • 番外ちゃん(作者の推し)
  • クレマンティーヌ
  • カルカ
  • レメディオス
  • ケラルト
  • ネイア
  • んなもんは要らねぇ!
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