Vergil in Over lord   作:Crimson Wizard

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すみません、かなり落ち込んでましたw
期間が空くことはあるかも知れませんが勝手にエタることは無いので、
そこは心配しないでもらって大丈夫です!作者も本来読み手なので、
投稿されるのを楽しみにしてて何時までも投稿されないの悲しいのは分かりますし……
それとまた繋ぎです、ごめんなさい。


第27話(別視点)

 

現在、人類の守護者を名乗るスレイン法国の特殊部隊、

六色聖典の最高戦力である、漆黒聖典は壊滅の危機に陥っていた。

 

 

「おい隊長ッ!これ以上は、ぐがっ!?」

 

また1人、両手に盾を構えた大男が巨大な魔樹の触手に貫かれた。

 

「クソっ!誰かセドランを頼む!おい……?」

 

隊長と呼ばれた青年は自身の後ろにいるであろうまだ無事である筈の隊員に援護を頼むも……

 

「ッ!なんだと!?」

 

返事がない事に疑問を抱き後ろを振り向けば、

そこには地面から突き出した魔樹の触手に貫かれ、既に事切れた隊員達の姿があった。

 

「はは……。英雄級の隊員達が反応すら出来ずに全滅、か。

この世界には神など存在しないのかも知れないな。」

 

隊長と呼ばれた青年はスレイン法国の人間とは思えない、

神への信仰を否定するような発言をしたがそれも仕方のない事だろう。

 

本来、この任務が失敗する可能性は限りなく低かった筈なのだ。何故なら、

ケイ・セケ・コゥク(傾城傾国)と呼ばれる法国の切り札のひとつである秘宝を持ち出して来たからだ。

 

その効果は、精神支配が無効の相手すら強制的に洗脳してしまうという、

場合によっては竜王(ドラゴンロード)すら支配下に置く事が可能な代物なのだ。

 

 

……だが、知性があるのか、それとも本能的に危険を感じたのかは知らないが

会敵した瞬間、真っ先にそのアイテムの所持者である、

カイレと呼ばれる老婆を、神人である隊長ですら反応出来ぬ速度で串刺しにしたのだ。

 

このアイテムは使用者を選ぶのだ。

カイレと呼ばれた老婆以外、このアイテムに適応した人物は現代には存在しない。

 

真っ先に切り札を封じられた漆黒聖典の面々は全員が英雄級とはいえ、

隊長以外は例の魔樹とレベル差にして、50以上もある。

当人達は知らぬとはいえ、反応すら出来ないのは仕方の無いことだろう。

 

元はと言えばアーグランド評議国との協定に違反しているスレイン法国が

白金の竜王(プラチナム・ドラゴンロード)を恐れるあまり、番外席次を表に出そうとしなかったのが原因なのだが。

 

 

 

 

隊長は思う。

 

もはや助かる見込みはない。そもそも、別の任務中にいきなり帰還命令が出され、

帰って指示を仰げば情報も殆どないままこの場に放り出されたのだ。

 

分かっていることはこの魔樹はかつて竜王(ドラゴンロード)達が協力して封印したとされ、

第七席次、占星千里の予言にあった破滅の竜王(カタストロフ・ドラゴンロード)かも知れないという事実のみ。

 

……その情報でどうやって戦えというのだ。

 

それに、このアイテムは使用者を選ぶ。

カイレ様を殺された時点で、こちらに対処する術はなくなった。

せめて、死んだ仲間たちの為にも、一矢報いて…

 

 

ひとり覚悟を固める隊長のもとに、魔樹の触手が好機とばかりに襲い掛かる。

 

……余裕は無いが、この程度なら対処出来る。

隊長は、愛用の見窄らしい槍を片手に、魔樹の攻撃を受け流そうとしたその瞬間、

 

ズドン!と、

 

隊長に襲い掛かるその触手のもとに、

150cmはあろうかという巨大なグレートソードが飛来し魔樹の触手へと突き刺さった。

 

そこへ悠々と歩いて来る、漆黒の全身鎧を身に纏う男。

 

「どうやら困っているようですね、この冒険者モモンガが助太刀しましょう!

そして、後ろに居るのは私の仲間たちです。

自己紹介は後です、まずはあのデカブツをどうにかしましょう。」

 

彼はグレートソードを引き抜き、この魔樹を相手に協力すると口にした。

あまりの衝撃にらしくもなく呆けていた隊長は、そういえば今は戦闘中だったと瞬時に意識を切り替えた。

 

とりあえず、今の所この男が敵である可能性は低いだろう。

自分はかなりの間呆けていた筈だ。攻撃を仕掛けようと思えば出来たはず。

 

「……訳あって名は名乗れないのですが、協力をお願いしても宜しいでしょうか。」

 

我ながらかなり失礼な事を言っている自覚はあったが法国に所属している以上、仕方のない事だ。

これが原因で断られたらどうするか、等と柄にもなく考える隊長だが……

 

「ええ、構いませんよ。それに、困っている人が居たら助けるのは当然、ですから。」

 

考える間もなく、まるで当たり前の事のように人を助けるのは当然などと宣うその男に、

隊長は柄にもなく幼い頃に読んだ本に居た、現実には存在する筈のない英雄の影を見た気がした。

 

 

……ちなみに会話をしている間は例の仲間たちとやらが

余裕の表情で魔樹の攻撃を防いでいた。

 




つまんなくてごめんよ!

バージルのヒロインは誰?(ナザリック勢は無理がある)

  • ラキュース
  • イビルアイ
  • ティア、ティナ
  • レイナース
  • アルシェ
  • 番外ちゃん(作者の推し)
  • クレマンティーヌ
  • カルカ
  • レメディオス
  • ケラルト
  • ネイア
  • んなもんは要らねぇ!
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